さくさく山日記

ランニング、時々山行記と自然の中で見たこと感じたことを綴ります。その他、日々戯言的なことも・・・

道北の山1

利尻山に咲く花

礼文島とはひとあじ違った花が咲いてるよ。

イワギキョウ

イワギキョウ 

礼文島はチシマギキョウしか咲かない

クルマユリ

クルマユリ   だいぶ標高の高いところに咲いていた。

シコタンハコベ

シコタンハコベ

シュムシュノコギリソウ

シュムシュノコギリソウ

これも見たかった花だ。
葉っぱが違うだけで、このノコギリソウの仲間は、キタノコギリソウやらエゾノコギリソウやらと
種類がたくさんある。

タカネトウチソウ

タカネトウチソウ

山頂で休憩していたすぐ脇に咲いていた。

チシマリンドウ

チシマリンドウ    白花のつぼみ?

礼文島のはいっぱい花をつけて、なんとなく可憐さがない。

ミヤマアズマギク

ミヤマアズマギク

ちょっと終わりかけかな?

ミヤマオグルマ

ミヤマオグルマ

手前の葉っぱはミヤマハンノキかな?

リシリヒナゲシ

リシリヒナゲシ   本物か?

見たかったんだよね〜(^○^)

リシリブシ

リシリブシ   礼文島のより大きいように感じたのは気のせいか

リシリリンドウ

リシリリンドウ

この花も最初に見たのは、大雪山の高根ヶ原だ。

レブントウヒレン

レブントウヒレン

これくらい小さいとレブントウヒレンでもいいと思うな。
礼文島のはちょっとでかいのよね。( ˘ω˘ )
ちなみにでかいのはナガバキタアザミという見解。

こう見ると、やっぱり利尻山の花は高山植物って感じ。
なんというか・・・楚々とした感じがいいのよね〜。

花は苦労して歩いてこそ・・・だよね。                          

利尻山 鴛泊コース

8月初旬 おとなりの島 利尻島へ行く。 もちろん先輩同行。(-_-;)

目的はひとつ! 日本百名山のひとつである利尻山に登ること。
ワタシ的には、日本百名山というネームバリューは全く関係ない。
この機会を逃したら、一生登る機会がないような気がしただけ。

4号目まではいい感じの雨の中を登ることになった。
ちなみに、二人の先輩は「俺(私)らは特に登らなくてもいいんだよ・・・」というオーラが出っ放し。
そしてこの雨だ。(;一_一)

わたしにその決定権を預けた。 「どうする?どうしてもっていうなら行くけど・・・」と。

「行きますよ!! 晴れますから!(←まったく根拠なし)」という私の一言で続行。

森林帯を抜けると、次はダケカンバ帯。
とは言え、雨は降りやまぬ・・・・テンション上がんね〜〜〜(>_<)

しとしと

雲の中を黙々と登る。

尾根に上がると、強風が吹き荒れていた。

尾根を渡るガス

とってもわかりにくいですが、尾根を挟んで左から右に雲が流れる。

突然の青空

突如、青空が見えた!

強風地帯へ

青空が見えてるものの、凄まじい風。

振り返る

振り返ると、やっぱり尾根の上を雲が流れていく。

雲海だ

いつの間にか、すっかり雲の上に出たようだ。   素晴らしい雲海。

虹と雲海

雲海の先に虹が見える!

急登

ザレザレの急登 ふぅ〜〜〜〜。

ちなみに、細かい石粒が飛んでくるくらい風が強い。
時折突風が吹き、耐風姿勢をしないといけないくらい。

お花畑

きれいなお花畑だったけど、谷から吹き上げる風があまりにも強くて
写真を撮るにもその方向に顔を向けることができない。

沓形コース

沓形コースの方

さすがにこっち側から登ってくる人おらず。

ローソク岩と山頂

ローソク岩(右)と山頂が見えた。


サマニヨモギ


サマニヨモギ越しに・・・


山頂

山頂にある社   やったね! ヽ(^。^)ノ \(^o^)/ \(^o^)/

1721メートルと、言いたいところだが、これは南峰の標高。
南峰は、行けないので北峰が事実上の山頂だ。 1719メートル。

山頂に着くや否や、す〜〜〜っと雲が広がってしまった。

山頂部のお花畑

時折薄くなる雲間から    エゾイブキトラノオのお花畑

ほんとに山頂来ないとこの花見れないんだ〜〜。
ちなみに礼文島では桃岩歩道で十分見れる。

30分ほど休憩。 地形のせいなのか、山頂の方が風がやさしかった。
シマリス君がチョロチョロっと出てきてみんなにあいさつ。
あっという間に急斜面を下りて行ってしまった。

登りで危険だったところは下りはそれ以上に危険地帯だ。
時折吹く突風。 ガスですぐ前の人の姿が見えなくなる。
つまづいてもんどりうったら、アウトの世界。 
いざ下山!

いや〜〜緊張したね〜〜
他の登山者がスリップして転んでいたようだけど、慎重に慎重に・・・

リシリブシに見送られ

だいぶ足場が緩くなった場所。

リシリブシに見送られて利尻山登山を終えたのでした。

キャンプ場では、こいつが待っていてくれた。

番犬ならぬ番猫

どうやら市街地から通ってる猫らしい。

登山者を見守る猫ちゃんなのであった。

参考までにコースタイム
5:20 北麓キャンプ場出発   6:06 4合目    6:39 5合目
7:03 6合目 10分休憩    7:34 7合目    8:07 第二見晴
8:29 8合目(長官山)     8:45 避難小屋   9:23 9合目 20分休憩(トイレ)
10:31 山頂

11:00 山頂出発  11:52 避難小屋(トイレ)〜12:05   12:23 第二見晴
14:12 キャンプ場着

時間と体力に余裕を持って利尻山に臨みましょう!
                                                 

礼文岳

7月のとある休日 礼文島の最高峰 礼文岳に登ってみた。

同行してくれる先輩から、「朝7時の時点で利尻山が見えてなかったら中止だよ」と。
先輩曰く、展望のない礼文岳は魅力がないのだとか。
わかるぅ〜〜〜( ˘ω˘ )

そして、礼文岳は昼過ぎに山頂に着くのがいいらしい。
へいへい。了解しました。

ちなみに私は、平成16年に一度登ったことがある。
なんだか無駄に長かったような気がしたが、その時一緒に行ったメンバーのHPを覗いたら、
花の写真を撮るのにチンタラしていたようだった。(笑)

今日は先輩と一緒だから、、、そうも言ってられないか?

とりあえず、内路(ないろ)という集落に登山口がある。
少し整備されたようだった。

エゾアカバナ

まずは、エゾアカバナ (アカバナ科)  花の色は白いのにアカバナだ。
ちなみに、エゾアカバナとアカバナの違いは、花の真ん中にある柱頭。
プラスねじのようになってるのが、エゾの方。

ウメガサソウ

林床にはウメガサソウ   (ツツジ科) 古い図鑑ではイチヤクソウ科

このウメガサソウ(梅笠草)と書くけど、草じゃない。(草本類じゃない)
木本(もくほん)類なんだな。 小低木。 一人前に「木」の仲間。

ウメガサソウ ヘッド

別個体だけど、ヘッドの後ろを摂ってみました。
とても木本類には見えない繊細さ。(>_<)

アリドオシラン

地面いっぱいに群落を作っていた アリドオシラン (ラン科)

それほど珍しいものでもなかったけど、その数にはびっくり! さすが礼文?

マイヅルソウ 実

マイヅルソウの実   熟す途中だね。

ちなみに、マイヅルソウは葉っぱが一枚しか出てない時は花を咲かせない。

コイチヤクソウ

コイチヤクソウ(ツツジ科) 古い図鑑ではイチヤクソウ科

コイチヨウラン

コイチヨウラン (ラン科)

この花も林床にたくさん咲いていた。

キツリフネ

キツリフネ (ツリフネソウ科)

よ〜く膨らんだ実にちょっと力を加えると、びよよ〜〜〜ん!!と面白い現象が起こるよ。

山頂

2時間ちょっとで山頂へ。

あれれ?? 山頂ってこんなに狭かったっけ?
私の記憶の中ではもっと広くて、座れるところがいっぱいあったような気がするのだけど・・。
それだけ植生が回復してるってことなのかな?

噴火か!

利尻山が噴火してるように見える ヾ(≧▽≦)ノ

利尻山

ほんとになだらかな丘続きだな〜

金田の岬

右手の先端は金田ノ岬    その稜線の一番高いところにあるのが自衛隊礼文駐屯地

この日はモネロン島まで見えたんだな。

ゴロタ岬方向

いちばん突端が、ゴロタ岬  写真ではわかりずらいが、スコトン岬方向。
陸地と少しだけ離れて見えるのが、トド島。
「8時間コース」と呼ばれているコースがうっすら見えるかな?

チシマワレモコウ

チシマワレモコウ

桃岩展望台コースにあるのはとても背が高いが、ここでは小さい。

ハマツメクサ

ハマツメクサ?     エゾハマツメクサ?

蕚に毛の有り無しの違いなんだけど・・・イマイチわからん。

エゾオオバコ

エゾオオバコ

葉っぱに見える5本の線と毛深くてちょっと白っぽく見えるのが特徴。

ムカゴトラノオ

ムカゴトラノオ (タデ科)

13年前の記憶・・・
その時も、花の少ない山だなぁ〜と感じていた。
今回もやっぱり少なかった。

ただ、アリドオシランは、近年ではマックスに咲いていたようです。

島のほぼ中央にある礼文岳。
登山するなら晴天の日をおすすめします! そして、昼に山頂に着くように!

                                                

夏から秋へ

高山植物の季節も終わり、野山には山野草が増えて来る。
そして・・・急速に風が秋風に変わった。

ヤマハハコ越しに利尻山

白いヤマハハコ越しに利尻山が大きく見える

コイチヨウラン

林床で見つけた小さな花   コイチヨウラン

ちょっとした群落が出来上がっている

レブンサイコ

礼文島でレブンサイコを見る

実はこのレブンサイコを見たのは、大雪山の忠別岳が初めてだった。

オニシモツケ群落

オニシモツケも花が半分 実が半分

満月

島で見る満月もこれが最期

ツリガネニンジン

礼文島の秋を彩る ツリガネニンジン

ジャガイモを蒸かしたようないい匂いがするよ。

空が高い

秋空だ〜ヽ(^o^)丿

ウスユキソウ群生地から

レブンウスユキ群生地から 島の北側中央を見る。

ずっと奥に見える一番高い山が礼文岳  標高490メートル 礼文島の最高峰だよ

オオヤマサギソウ

オオヤマサギソウ   

ありがたくないほどたくさん咲いてる

桃の種

礼文島の三大奇岩   桃岩 高さ249.5メートル

元地側からは岩の上部の板状節理と中央右部分に柱状節理が見える

その柱状節理は「桃の種」と言われてる部分

桃岩トンネル

桃岩トンネルの通り納め。

シルエットだけで誰だかわかっちゃう(笑)

新しい桃岩トンネルができたので、古いトンネルは埋めてしまうので、通り納め会が行われた。

リシリブシ

妖艶なリシリブシ   トリカブトの仲間だよ。
根だけじゃなく、葉にも花にも茎にも花粉にも毒が含まれる。

何度盛ってやろうと思ったことか・・・・

エゾイブキトラノオ

遅咲きのエゾイブキトラノオ  右後ろに写ってる茶枯れたのはエゾニュウ

クサレダマ

クサレダマ 

桃岩歩道

桃岩歩道

何度ここを歩いたことだろう・・・ 
雨の日も、霧の日も、強風吹きまくる日も、だ。

桃岩

桃岩展望台より桃岩を見る

日本離れ

日本の風景じゃないみたい。

漁師

ここは漁師の島   

早朝、若い漁師さんが一人磯船に乗って漁へ出かける。 かっこいいよ♡

朝焼け

サヨナラ 礼文島

いろいろあったけど・・・
すべていい経験になったと思う。

20代の若い同期に救われた。ありがとう。
若いっていいね。あらためてそう思った。
自分が20代の時は、こんなに大人だったろうか?と思うくらいみんなしっかりしてたな〜。

こうして4か月とちょっとの礼文島生活は終わりました。

                                               

てふてふ

この島にはいろいろな蝶が飛んでくる。

渡りの蝶と言われるアサギマダラも来るらしい。
あいにく、私は見れなかったけどね。

それでも、蝶の愛好家や研究者が大きな網を持って林道や道路脇をウロウロしてるのを
良く見かけた。
特別保護地区ではない場所では採取もOKなんだそうだ。

と、見かけた蝶を撮ってみました。
名前はいちおう図鑑で調べてみましたが、違っていたら教えてくださいませ。

アカタテハ

アカタテハ   もしかしてヒメアカタテハ?

ヒメアカタテハ

こっちがヒメアカタテハか?

アカタテハ2

春 撮影  セイヨウタンポポで吸蜜

アカタテハ 裏

夏 撮影  ヨツバヒヨドリで吸蜜  アカタテハ

キアゲハ

キアゲハ   春撮影  セイヨウタンポポで吸蜜

アゲハ

夏 撮影  キアゲハではなくアゲハ?  オニユリで吸蜜

カラスアゲハ

カラスアゲハ

ミヤマカラスアゲハ

ミヤマカラスアゲハ かな。

飛ぶ

ひらひら優雅に飛んでる様子

何シジミ?

さて 何シジミでしょう?  ゴマシジミ  チシマワレモコウで吸蜜 

ルリシジミ

ルリシジミ だと思う  ゴマシジミです (←イノさんからの教えてもらいました)

シジミの仲間

シジミの仲間  クルマバナで吸蜜

キマダラセセリ

キマダラセセリ  夏 撮影  ツリガネニンジンの葉にON

クジャクチョウ

クジャクチョウ  ヨツバヒヨドリで吸蜜

クジャクチョウ2


おお〜〜〜〜鮮やかな模様  日光浴かな?

クジャクチョウ 裏

裏はこんなに地味なのよ

クロヒカゲ

クロヒカゲ 笹の葉で羽休め?

クロヒカゲ2

オオバコで日光浴

シータテハ?

シータテハかい?

ヒメキマダラヒカゲ

ヒメキマダラヒカゲ  ウドの花だったかな? 

ヤマキマダラヒカゲ

ヤマキマダラヒカゲ かな    近づきすぎました・・・

ベニヒカゲ

ベニヒカゲ 夏撮影

モンキチョウ

モンキチョウ  夏撮影  


ミドリヒョウモン

ミドリヒョウモン  かな? 

短い夏を有効に使うために大忙しで動き回ってました。

※9月21日 蝶好きのイノさんからメールで教えてもらった名前を入れてます。
        イノさん ありがとうございます(^_-)-☆
                                                 
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☆☆ motoriko(旧さくら) ☆☆

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