11月4日 空沼岳(そらぬまだけ)−後編−(1251M)
展望台を後にした私たちは、いったんゆる〜く下ります。
この先、稜線に上がるまではちょいと急登。足元には岩も出てくる。
ぞくそくと上から人が降りてくる。
みなさん、足場が悪いので難儀してるようです。それというもの・・・
お〜あんびりばぼぉ〜〜!!凍ってるよ!こりゃ滑るぞ〜。
ストックもないので慎重に行く。
危険地帯を通り抜け、ジグを切るように稜線に上がる。
稜線から振り返ると、札幌岳が見える。左側の山がそうだよ。
あとは、山頂まで危険な場所はない。
おっと、、以前は崩れかけてた場所があったが、笹刈りをして別にルートが出来てました。お〜〜歩きやすい。
山頂直下のハイマツのトンネル風だったところも、これまた綺麗になってました。
ん〜〜登り易いけど、ちょっとつまんないかも。
ハイ。13時40分 到着よ。(^_^)v だ〜れも居ない山頂。独り占めだ!
あ。品丸が居たんだった・・・
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ハイマツの向こうには、縦走路がチラッと見える。
左手にある端正な形の山は狭薄山(さうすやま)。
夏道はない。残雪期によく登られるね。
山頂直下の斜度といったら堪らんよ。
来年、また行ってみようか。
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ウオーリーを探せじゃないけど、万計荘を探せ!
赤い屋根が目印だよ。見つけたかな?
奥には、登山口のある採石場が見える。
バスだと、そこから歩くことになる。長〜いよ。
他に誰も居ないのをいいことに、、ハンディ標識で遊ぶ。
後の恵庭岳がきれいですねぇ〜〜。
こちらはクリックしても大きくなりません。
アシカラズ・・・<(_ _)>
標識は、元の場所に戻しておきましたよ。
さて、さて、時間がなくなってしまうので、遅い昼食でもするか。
普通だったらシマリスがおこぼれをもらいに来るのですが、時間も時間だし、
今日の登山者の人数を考えると、もう腹いっぱいだろうね。
時間があれば、空沼(からぬま)でも見に行くのだけど・・・ちょっと無理。
そうこうしてるうちに、カップルさんも登頂した。
食事を終えて、14時10分下山。おっと展望写真忘れてた!
左手前に見えるのは、イチャンコッペ山。 その奥には紋別岳。
右手に分かり難いが支笏湖が見えてる。
目の前には漁岳。 生憎、羊蹄山は霞んでカメラでは捉えきれませんでした。
縦走路の分岐から、札幌岳を再び見る。
遠いよな〜〜。
いつか、縦走しようと思ってるけど、藪ってるらしいし・・
また、笹刈りしてくれないかなぁ〜〜、、(~_~;)
滑りやすい氷の道も慎重にくだり、展望台からまた山頂を振り返り、
「バイバイ。また来るよ」と山に誓う。
ザレた道を下ると、再び真簾沼だ。ここでまた違うカップルと遭遇。
今度は、インターナショナルだ。外人の女性と日本男児。
この日本男児、よほど嬉しいのか跳ねるように、下山していく。
一度、泥に足を取られてすっころびそうになってたけどね。(*_*;
なにやら、北大の学生らしく、空沼小屋前には、たくさんの外人さんが居た。
おっと、、忘れてた。本日 一番のお気に入り・・・一番なんだけど2枚あるよ。
もちろん、クリックで拡大してね!
左は、真簾沼。水面に映った雲が、とってもきれいだった。
右は、万計沼。光線が変わったので、映る景色がまた違ってた。
気になる時刻は15時20分。日没に間に合うのか??5分休憩。
空沼小屋の若者たちに、手を振って見送られ、、先を急ぐことにする。
外人さんはフレンドリーだなぁ〜。 品丸!行くよ!はぁ〜〜い。
危うい渡渉橋も、滑りやすい木材の道も、なんとかクリア。
笹原が広がる場所まで来て、少し安心。あとは、さほど危険なところもない。
途中、大きなザックを背負った若者3人とすれ違う。
お。食料班かな?みんな待ってたよ。と、心の中で教えてあげた。
だんだん薄暗くなってきてるので、気が焦るばかりだ。
ふっと、見上げると空には月が輝き始めていたのだ。
思わず「うわ〜きれい」と声が出たものの、ゆっくりピント合わせてる時間もない。
左手に沢の音を聞き、もう少し! やった~下山!!
16時50分 下山終了。今日もまた日没直前でした。
登山口の沢で、靴の泥を落としていると、カップルさんも到着。お疲れさん。
きっと、ノンストップで下山してきたんだろうなぁ〜〜。
彼女のズボン、ドロドロだったよ・・・。
こうして、大慌ての晩秋 空沼岳登山は終わったのでした。。。
空沼岳・・・いつ来ても、心温まる山なのだ。