さくさく山日記

ランニング、時々山行記と自然の中で見たこと感じたことを綴ります。その他、日々戯言的なことも・・・

東・北大雪の山1

白雲山と岩石山

5月3日 道の駅しかおいから目指す登山口へ。
道々沿道の桜が満開でした。 等間隔に植樹された桜が見事に咲いてました。
春爛漫気分を味わいながら山へ向かいます。

5年前に途中撤退した然別湖畔にある白雲山。
今年は、登山道が南側を向いている「ヌプカの里」から登ることにする。

ナビに導かれながらヌプカの里の銅像広場駐車場へ。
道路には行き止まりのバーがあり、その手前に停めている人もいましたが、
駐車場の方が安心ということでそちらへ。

駐車場にはトイレがあり(テントウムシの家だった!!) 炊事場もあるので、
ここで車中泊も良かったかな?
でも・・・暗闇のテントウムシの家には入りたくないよねぇ〜〜。
ヘッデンの光に一斉に集まってきそうだもの。^_^;

などと言いながら準備する。
駐車場には数十人の学生らしき人がウロウロ。
これから登るのだろうか? それにしても恰好がマチマチなんですけど。
ザック背負ってる人もいれば、サンダルや雪駄に短パン、ジャージ、、ジーンズ等々・・・・。
中にはスエットの上下みたいな人もいる。

とりあえず、先に出発するか。 9時15分出発 (早起きしてる割にはのんびりなのだ)
気温が高すぎるせいか、昨日以上に遠目が利かない。

クジャクチョウ

おっと。登山口脇にクジャクチョウを発見!!
フキノトウで朝ご飯かな? 

昨日以上に夏仕様で出発です。

登山口

久しぶりに登山口の写真撮ってみました。
標識も真新しい感じですね。 

入り口は平坦な感じがずっと続く感じですが、わりとすぐに登りにかかります。
暑さのせいか、昨日の疲れが取れてないのかなかなかペースが上がらない品丸。

左手には東ヌプカウシヌプリ。

東ヌプカウシヌプリ

あ〜〜登ったね〜。 今年はほんとに全然雪がないね〜。
昔をつい思い出してしまうのは、おばちゃんになった証拠だろうか。

それにしてもこの気温。
早くも虫が顔の周りを鬱陶しく飛ぶ。 虫よけスプレーの出番だ!

樺林

笹とシラカバに囲まれた斜面を登って行く。
ちなみに、荒地に最初に根付くのはシラカバが多いのよ。
生長が早いし。寒さにも強いよね。
ん〜〜〜盛夏は笹が暑苦しい感じだね。 足元は非常に歩きやすく、ヌプカの里と昔の車道コースの合流点の
手前が少し横滑りしやすい感じです。

二人でひーこら登っている間、後ろからなにやらにぎやかな声が聞こえてきます。
振り返ると、おお〜〜〜さっき駐車場に居た若者たちじゃないか?
合流点の少し先で休憩してると、第一陣がやってきた。

「こんにちは〜」とお互い挨拶して私たちを追い越して行く。
途中のリーダーらしき青年に「かなりの大人数なんですけどここで休憩してもいいですか?」と。
私たち「ハイハイいいよ〜。どうぞ。どうぞ。ところで何百人居るの?」
青年 「え〜〜と、、80人くらいかな」 
私たちは笑顔で「80人!それはそれは・・・」なんて言いながら心の中では「マジかよ(ーー゛)」と叫んでいた。

先頭に「おーーーい休憩だぁ〜〜」と声をかけるながら前に走る青年。
次々、若者たちが登ってくる。 中には女子もいる。
女子が「すいません、、大人数で・・・」と。 私たち 「80人もいるんだって?」と聞くと彼女は
「え〜と、、いや、そんなには居ません。60人くらいかな」と。
おいおい、、20人どこ行っちゃったのよ。^_^;

まあ、どっちもでいいけどエライことになりそうだわな・・・。
静かな山を選んだのに、とんだ誤算だった。(-_-;)

ある若者が「こんなに居たら山頂に登りきれませんよね」と。
私「重くて山頂凹んで標高低くなるんじゃない?」 若者ウケてました。心遣いありがとう。<(_ _)>

ほどなく雪道が出てきて、スニーカーの若者はまだしもサンダルの強者も居るぞ。
数グループ(全員若者グループ)過ぎたところで、一人の青年に聞いてみた。
「どこの大学生?」 と。 青年 「北大です。」
ワタシ「あ〜やっぱりねぇ〜〜〜〜^_^;」 青年 「恵迪寮のメンバーなんです!」と誇らしげに言う。
ほうほう、、あの恵迪寮か。。 
「遭難とかしないでよ〜。北大の名前汚しちゃいかんよ」などと説教めいたことを言うのであった。

樹林帯へ

だって〜〜いよいよ樹林帯の急斜面を登ることになり、滑ったり転んだりと楽しそうなのはいいのだけど
何だか道なき道を登って行ってる。はて?
良く見ると右手に夏道がしっかりあるじゃないか!

私と品丸はもちろん夏道を歩いたのです。
それを見ていた最後尾+その前の若者が「こっちだこっちだ!」と言いながら正規の夏道へ。

「Hoo〜楽勝♪」と連呼しながら登ってきました。
道なき道に取りついていた数名の若者は、そのまま滑る斜面をガッツで登り切っていた。
いいねえ〜〜その無謀さ。(^_^;)

次から次から後ろから学生たちが追い越して行く。

何だかまぶしいなぁ〜〜。 品丸と「若いってだけでいいよね〜」としんみり。

樹林帯を出る

雪とドロと氷のミックスの急斜面を登り、いよいよ大きな岩が出てきて樹林帯を抜けることを教えてくれる。

学生たちはそのまま白雲山へと行くようだ。
私たちは当然? 岩石山に行ってみよう。

はて・・・どこでも登れそうな気がするが、、、良く見ると踏み跡が付いている。
右手の小さな樹林帯にシロテープがヒラヒラ。 その上の方からご夫婦らしき人が降りて来てる。

白雲山

導かれるままそっちの方向へ。
岩石ゴロゴロの急斜面の途中から白雲山。
学生の雄叫びがこだましてた・・・・(^_^;)

先行して降りてきたオジサマとルートの話。
後続の奥様(たぶん)は、「こっちは怖いからこっちから行くわ・・・」と。
ダンナさん(たぶん)「どっちだっていいよ」とツレナイ。 ←夫婦ってこんなもんか?

良く見ると、テープや小さなケルンがあるので大丈夫だと。
自分たちはよくわからなくて、ほぼ直登してったんだとか・・・。(>_<)

これから白雲山へ行くとのこと。 奥様「なんだか賑やかねぇ〜〜」
お互いに「気を付けて」と声をかけ別れた。

下を見ると分岐に学生が数名たむろってる。

眼下に大学生

トムラウシのロックガーデンを思わせるような岩がゴロゴロしている。
ユニ石狩岳の大崩とかそんな雰囲気もあるかな。

樹林から少し離れてからがガレガレで緊張。

それでもなんとか山頂へ。 10時55分 岩石山到着 1070メートル

岩石山

一面岩岩。
とりあえず、なんか食べることにする。
それにしても暑いなぁ〜〜〜(>_<) マッタク無風状態。 ふぅ〜〜〜(・。・;

十勝平野

どーんと十勝平野! と言いたいところだが、もやぁ〜〜〜っと白いベールがかかっている。

東ヌプカウシヌプリ

東ヌプカウシヌプリの姿がドーン。

あの雪庇のあたり歩いたよね〜。 2007年5月の連休のことである。

二人写真を撮ってはみたものの、、な〜んでか手前の木の芽にピントが合っていて
私たちは背景の一部となってしまった・・・(-_-)
それにしても、、あれだけ騒がしかった白雲山方向がピタっと静かになった。

あのご夫婦に怒られたとか?

11時20分ころ岩石山を離れることに。

ガレガレ

このあたりが一番嫌らしい部分。 ガレガレ。

すきま

岩場のすきまにはイワウメの葉かな?
夏には花を咲かせるんだろうなぁ〜。

岩稜帯

下る途中で3名様とすれ違う。
ご婦人「白雲山にはもう行ったの? なんだかすごいにぎやかだけど・・・」
私「北大の学生のようで60人だか80人居るみたいです。」
ご婦人「あら。私は70人って聞いたわよ!」 一体全体何人なんだ??

分岐まで降りたところで花が・・・

ヒメイチゲ

これぞヒメイチゲ。 ちっちゃいね。

分岐より目の前の尾根に取りつく。
早くも学生たちが降りてきた。 途中、岩石山ですれ違ったご夫婦(たぶん)に会う。
ご婦人「もっと騒がしいかと思ったら、みんな静かだったわ」と。
疲れ切って声を発することもできなかったのでしょうか。(そうではなくて、わきまえたんだろうね)

トドマツの森

見事なトドマツ林。明るい林だ。

ほぼ乾いた登山道は樹林帯をすすみ、どんどん高度を稼ぐ。

眼下に岩石山

岩石山の山頂が下に見える場所まできました。

次々、学生たちが降りてくる。登りやりもスニーカーやサンダルだと歩きにくそう。
とは言え、みんな転ばない。 中には雪駄で「去年もこれで登ってるから大丈夫と」 すげ〜。

途中、湖畔コースとの分岐があった。 なんだか学生一人、間違って少しそっち行っちゃったみたいだった。
やっぱりなぁ〜〜。。。遭難だけは勘弁してくれよ。

もう山頂と思ってからが長かった。 どこに標識あるん??
大きな岩を渡り歩いてようやく見つけた。

山頂だよ

白雲山 1186メートル 到着です。 12時25分。

ヌプカウシヌプリ東西

東ヌプカウシヌプリ(左)   西ヌプカウシヌプリ(右)

南ペトウトルのはずが

西ヌプカウシヌプリ(左) 南ペトウトル山と思ったがどうやら違った。画像の右側らしい。
山との間の奥に白い山がうっすら・・・。(このままではまったく見えない^_^;)

すぐ手前の尾根が湖畔コースの尾根と思われる。 まだまだ斜面に雪たっぷり。
やっぱりこっちのコースにして良かった。。。

糠平湖とウペペサンケ山

立派な湖だけど、人造湖である然別湖。氷なし。 正面奥にウペペサンケ山が鎮座する。

それにしても暑い・・・。暑すぎる。 手元の腕時計を外して置いたが、31℃を示していた。
ちょい遅い昼ご飯とコーヒー。 山で飲むコーヒーってなんて美味しいんだろう♪
ブルックスなんで平地でも美味しいんですけどね。

学生もすべて降りて、山頂には私たち以外に人間は居ません。

ノゴマ?

十勝平野の展望のど真ん中にある樹に留っている。

何を見てるの

ころころとした体形に反してくちばしが鋭い? ノゴマとかかな?

ここで品丸が「ここにはナキウサギは居ないの?」と。 いい質問だね〜。

私「居ると思うけど、さっきまでの騒がしさとこう暑いと出てきたくないんじゃない?」

と、、話をしているとあの独特な声が?

品丸「ぴーちゃん?」 ワタシ 「ナッキーでしょ。」 品丸「どこに?」 ワタシ「あのあたりかな・・・居た!」

ナキウサギ

ん??こっち向いてる? あまりに遠くてこれが限界っす。
もう一枚と思っていたら居なくなってました。 (*^_^*)

13時20分 そろそろ私たちも下山しよう。

下りはより慎重にね。

樹林帯の中では野鳥がパタパタと飛んでいるが、なかなか写せない。

ミヤマカケス

ミヤマカケス  

白雲山を下り、再び岩石山の分岐へ。

見上げる

あらためて見上げると、見事に岩石山だね。

さ、再び樹林帯へ突入。

下る

あちこち学生が滑ったり転んだりしたあとを楽しみながら下山しました。

樹林帯から再び谷間に下りたところへ、小さな男の子を連れたママさん2組とすれ違う。
行けるところまで行ってみます。と言っていたが、、おいおい、、無理だって。
こういう時「気を付けて」としか言えないんだよねぇ〜。

登りでは撮り損ねた花の写真を撮ってみた。

コキンバイ

コキンバイ

コキンバイ2

小さな群落ができそうな感じでした。

エゾムラサキツツジ

笹原にエゾヤマツツジの紫が色を添えてました。

15時15分 下山終了

想像以上に「夏山」で少々拍子抜けでしたが、リベンジを果たせましたので良しとします。
学生の団体以外は山頂もとっても静かだったので良かったでした。

さ、さ、さ、、風呂だぁ〜〜〜ヽ(^o^)丿

チトカニウシ山 5月

今からちょうど5年前の5月5日。
この日も、このチトカウニウシ山に挑戦したのだった。
あの時は、朝札幌を出て登山口に着いたのは10時半近く。
山に登るには、時間が遅すぎた。 そのため、途中で天気が悪くなり撤退を余儀なくされたのでした。

あれから5年。
確実に年を重ね、体力はなくなり、、増えたのは体脂肪だけの状態になった。
それでもリベンジしようという気持ちだけは、一人前。
よりおばさんになって、厚かましさに拍車をかけ、心臓の毛が増えたのかもしれない。

そんなわけで、層雲峡の駐車場を朝出て今回は早めの行動だ。
昨日はまったり突哨山を散策という程度で終わらせて、おとといまでの仕事の疲れも
すっかり取れて体調ばっちり。
しかも、昨日少しだけ偵察済み。

天気はどうなるかわからないけど、今のところよさそうだ。
いざ出発。9時。

そうそう、、北見ナンバーの車が一台停まっていた。
誰か先行して登っているようです。

林道を行く

今回は、最初から林道を利用しよう。
入り口付近が所々土が見えてるだけで、あとは終始雪道だ。
程よく固くしまっていて、アイゼンなしでも大丈夫。
まずは鉄塔目指してトラバース気味に歩いて行きます。

林道のどん詰まり近くは、左手に落ちる斜度が結構あって、慎重に歩く。
こんなところで足を滑らせても、あっという間に笹薮に落ちて行ってしまう。

時間に余裕があるので、歩く速度もゆっくりだ。
山登りって最初が肝心で、最初っから飛ばすと後がしんどくなってバテルことになる。
ここの核心部は、最後の最後なのだからして・・・。

40分ほどかけて林道終点まで。

目指す山頂

目指す山はまだ遠い。

しばらくはダケカンバやエゾ松に囲まれた広い尾根を進む。
以前は所々ピンクテープが着いてたような気がしたが、今回見たのは2か所のみ。

先行者の足跡なのか、数日前のものなのか? うっすら踏み跡あり。

手前のピークを登る前に少し休憩。
ん〜〜巻いて山頂直下に行きたいが、遠望した時に雪庇らしきものが見えたので
大きく巻かずに肩を目指していくことにする。

今までがゆる〜い平行移動に近かったのに比べて、徐々に高度を増す。
足場はアイゼンがいるほどでもないけど、時々、雪面の中が固くてキックステップをして登る。

登るにつれてまわりの景色が見えてくる。
これがいいんだよね〜〜〜。

風はほぼなく穏やか。 日差しが強く、二人ともサングラスをしてこなかったことを後悔する。

急登

振り返ると表大雪の山並みが・・・

見上げると、太陽に日暈がかかっていた。

日暈

上空に水蒸気が多いってことだよね。
悪天の兆候?? こりゃ〜今年も途中撤退か?

それにしても、先行者の姿が見えない。
ん〜〜〜どんだけ早く入ったのかな。

11時 台地の肩に到着。

天塩岳

天塩岳 おお〜〜雪崩のあとかな?

大雪山

遠くに表大雪の山並み。

品丸も写真撮りまくる。 

少し風が出てきた。お願い!今度ばかりは登らせて!!

もう少し

山頂は右のポコ。

う〜〜ん、、あのハイマツは右を巻くべきか??
その下には雪崩れた後も見れるけど・・・。 とりあえず近くまで行ってみないとわからんね。

台地から登り始めてまもなく、上部に人影が見えた。
ハイマツの横から人が出てきた!! ん? スキーヤーだ! お二人様だね。

しゅるる〜〜と滑り降りていく。
立ち止まって見ている私たちに、「こんにちは〜」と滑りながら挨拶してくれた。

スキーヤー

こちらはお二人目の方。 

気持ちよさそうにすいすいと、あっという間に台地の肩まで降りてしまいました。

さ〜私たちも頑張ろう。

最初のハイマツまでは、足元がかなり固くて慎重に慎重に。

さて、、右か左か?
スキーヤーが降りてきた左手に回り込もうとしたが、踏み抜きとハイマツが思った以上に出ていて無理。
結局戻ってハイマツの右手を縁ギリギリで進むことにする。

登りは必至だからいいけど、下りはかなり慎重にしないとさよーならーだな。

さらに急登

1400メートルほどの山だけど、案外高度感あるっしょ? 品丸 慎重にな!

彩雲

上空には彩雲が見える。

2人で「おおおおお〜〜オーロラ見えてるよ」 と興奮。


もう少しだぞ

山頂部のハイマツは左に回り込んで、半周したとろこに藪が薄くなったところがあり、
そこからハゲ頭の山頂に至ることができる。

山頂

字が薄くて見えなくなっている標識と一等三角点。

「一等と書いてある方南向き」 どこかで聞いたことのあるフレーズを口にした。
ふふん。 三角点マニアの誰かさんにはうらやましい限りだろう。

11時55分 念願の山頂到着。 リベンジ果たしたぞーー!!

少し遅れて着いた品丸と登頂を喜ぶ。 えがったえがった♪

ハイマツに囲まれて

ハイマツに囲まれた山頂から帰し道。

表大雪

比麻良山〜ニセイカウシュッペ山 右端は北鎮岳 比布岳

天塩〜渚滑

天塩岳方向

白滝天狗〜有明

スキー場は北大雪スキー場  白滝天狗岳〜有明山

白滝天狗も登ったよね〜。登ったことのある山を望むのは気持ちのいいものだ。

武利〜武華

武利岳 武華山 方面

少しもやっとしてるけど、おおむね視界は良好です。

こんだけ見えたら御の字でしょ。

晴れてるとは言え、どうなるかわからない日暈をみたものだから
15分ほど山頂にておやつをつまむ程度で後にした。

彩雲と表大雪

彩雲がかかる大雪山。

ほんの少ししか時間が経ってないのに、あっという間に雪が柔らかくなって、
下りの方が難儀しました。

急斜面は慎重に、、台地は気持ちよく、、樹間の斜面も気を付けて、、
スキーヤーのシュプールが私たちの踏み跡を消すようについてます。

降りてしまえば、あっという間で、、危険地帯を過ぎてから昼食にしよう。
どこが危険なんだ? おばさん2人にはどこも危険なんだわ。

林道のどん詰まりまで、ほぼ一気に下りてきてそこで昼食。 13時30分

あーあー1時間ちょっとで降りてきちゃった。 

コーヒー飲んで、パンやらソーセージやらおやつやら、、(食べ過ぎか?)

登頂の満足と、昼食の満腹と。

再び林道を歩き無事下山しました。

入山口からチトカニウシ山を振り返り、
天気が持ちこたえたことに感謝し、登れた喜びに満足したのであった。

北見峠から

下山してのチトカニウシ山はぼんやりしていたので、偵察時の写真を。
夕暮れ近づく日差しがさして、とてもやさしく写りました。

5年ぶりのリベンジ山行。 大成功のうちに終わったのでした。

花咲く里山 突哨山

5月4日 十勝岳をあっさり諦めた私たちは、翌日の行程も考えて
久しぶりの突哨山へ行くことにした。

ゴールデンウイーク中に天気が微妙な時とかは、この山は最高にいい。

さてさて、、花の開花はどうだろう?
駐車場の脇には「冷やしラーメン始めました」みたいに「カタクリ開花中」と看板が出てる。
期待できそうだね。

空模様は如何せん、、日差しがない。 おまけに雨が降るかも・・・みたいな不安定な天気だ。
雨が降ってもいい格好、、つまりはカッパ上下なんですけど^_^;
それ以外は、水だけ持って入山。 足元はもちろん登山靴です。

国道脇から入山して、カタクリ広場口へ一度降りて、新しいコースからまた元来たコースを戻りました。
カタクリ広場口には、簡易のトイレがありました。 助かりますね。

カタクリ満開

日差しがないのでイマイチですが、林の奥までピンクの絨毯が広がってます。

沿道は花畑

遊歩道の両脇に花畑。

エンゴサク 濃いブルー

エゾエンゴサク (ケシ科) 濃いブルー系

この花は、変異の非常に多い花で、花の色だったり、葉っぱの形が違う。
上の写真のエンゴサクは濃いブルーで葉っぱは全体的に丸い。

エンゴサク 赤系

こちらは赤系 ちょっと小ぶり。

エンゴサク淡ブルー系

これは、淡いブルー系 葉っぱも少し先が尖る

エンゴサク白系

数は少ないけど、陶器のような白いエンゴサクもある。
白いエンゴサクはほぼ毎年同じ場所に咲くみたい。
藻岩山でも見るけど、だいたい同じ場所に咲いてます。

葉っぱのかなり細いものもあるらしいのだけど、まだ見たことがない。

エンゴサク畑

エンゴサクとカタクリが混じって咲いてます。

春の花の代表と言えば、、

フクジュソウ

フクジュソウ (キンポウゲ科)

お日様をいっぱい浴びるためにパラボラアンテナのような形になっている。

エンレイソウ

エンレイソウ (ユリ科)

この花もいろいろ変化の多い花だよね。

これから赤くなる?

これから赤くなるのか?このまま青いままなのか?

花びらのように見えてる3枚のガク片(外花被片)。
通常の花びらを支えてるようにくっついてる緑のものだから、
この色でも間違いはないのかな。

赤い雄しべが6本 真ん中にある先っちょが3つに分かれてる黄色いのが子房。

シロバナノエンレイソウ

シロバナノエンレイソウ

見てわかるように花びらが白い。 最初の2枚との違いは花びらとガク片があること。

オオバナノエンレイソウ

オオバナノエンレイソウ

シロバナとの違いは、花の向き。 白花は横〜下向き オオバナは上向き
子房の先が赤くなるのがオオバナ。

と、、ここまで書いておいてなんですが、いまいちはっきりしませ〜ん。(^^ゞ

着地点

ヤナギの花穂があちこちに落ちているのですが、これはカタクリの葉っぱの上に上手に着地。

でかいカタツムリ

こんなでかいカタツムリもいる。 

目が、、目が、、、見てるぅ〜〜〜〜〜!!

スジグロシロチョウ

全体的に黄色く見えるけど、スジグロシロチョウかな?

春の畑

ピップ側ののどかな風景。
白くもやっているけど、遠くには大雪山が見えるのだ。

ブルーの絨毯

林床が青い エンゴサクの絨毯

カタクリの後ろ姿

かわいいカタクリ4兄弟。

ちなみに、同じような写真を前回来た時も撮ってます。 たぶん同じ個体。

蕾の群落

蕾の群落。 開いたらこれまた見事だ。

山の中には沢があり、湿ったところもある。そんなところに咲く花もある。

ザゼンソウ

ザゼンソウ (サトイモ科)

人の見える方向には背中を向けて咲いてる。

ネコノメソウ

ネコノメソウ (ユキノシタ科)

よく地を這ってるように咲いてるので、気にも留められないけど
かわいいんだよ。

力強さ

植物の力強さを表すもの。

枯葉を突き破って芽が出たはいいけど、葉は広がることができるのか?

ヒメイチゲ

ヒメイチゲ (キンポウゲ科)

下向きで花の顔が見えなかったけど、かわいかったので。

キクザキイチゲ

キクザキイチゲ (キンポウゲ科)

別名キクザキイチリンソウ

ニリンソウ

ニリンソウ (キンポウゲ科)

ひとつの茎から二つ花が咲いてます。

まだまだ咲き始めだったので、蕾が多かった。

カタクリ畑

カタクリ絨毯。

ペリカンみたい

ちょっと開いてみました。

ペリカンみたいでかわいい。

葉が・・・

葉に縁取りが・・・。

日差し

ようやく日が差してきた。

日差し2

エンゴサクの中に、カタクリ、エンレイソウが混在。

カタクリの横顔

カタクリ (ユリ科)

花被片をぐっと外に反らして、うつむきがちに咲く。
可憐なイメージだけど、凛とした強さも感じる花。

蟻好みの付属体が種子あり、それを蟻が運んで植生地を広げる。

鱗茎にでんぷんを含み、食用にされた。 あの片栗粉はここからくるのです。
現在は、ジャガイモから作られてる。

春の突哨山は、のんびり花見を楽しめる里山なのです。

3時間半ほどのんびり楽しませてもらいました。

ニセカウの花〜25


ニセカウの花 第二弾は 黄色、白、緑色の花たち

トウゲブキ

トウゲブキ (キク科)

ちょっと地味目なトウゲブキも光が当たるとキラキラだね。

アキノキリンソウ

ミヤマアキノキリンソウ

この花を見ると秋が近いのかな〜って感じるんですけど。
まだまだ7月中旬だし。

キバナコマノツメ

キバナコマノツメ  (スミレ科)

ワンちゃんとすれ違った崖斜面にひっそり咲いてました。

ミヤマキンバイ

ミヤマキンバイ (バラ科)

かなり終わってる花もありましたが、なんとか元気そうなのを・・・

チシマノキンバイソウ

チシマノキンバイソウ (キンポウゲ科)

ミヤマキンポウゲ

ミヤマキンポウゲ? 自信ないなぁ〜〜。

スミレ系もそうだけど、この手の花は同定が難しい。

ハイオトギリ

ハイオトギリ (オトギリソウ科)

こちらも結構終わってる花が多かったなぁ。

オトギリソウの群落

花は数株だけど、これだけいっぺんに咲いたら見事だろうなぁ〜。

案外まとまってきれいに咲いてる時ってお目にかかれてないかな。

ミゾホオズキ

ミゾホオズキ (ゴマノハグサ科)

樹林帯で朝露に濡れながら咲いてました。

ホソバイワベンケイ

ホソバイワベンケイ (ベンケイソウ科)

うっかりするとやり過ごしてしまいそうなくらい草に混じって咲いてます。

エゾウサギギク

エゾウサギギク

高山に咲く小さなヒマワリって感じかな。 かわいくて大好き♪

ウコンウツギ

ウコンウツギ (スイカズラ科)

花の中の赤い色…確か、受粉が完了すると赤くなるんじゃなかったかな?
黄色はまだですよ〜ってミツバチに教えてるんだとか。

この話って、だいぶ前のテレビ番組で、女優の本庄まなみさんが赤岳に登った時に、ガイド役として同行してた北大の工藤岳先生が説明してたんですよね。

今、ちらっと調べたら、受粉をしても花を落とさないのは、花全体にボリュームをつけて
マルハナバチに気づいてもらう戦略らしいです。
寄ってきたハチ君は、受粉されてない黄色い花に集まるのだとか。
最後の花が受粉したところで、花を落とすようです。 すごいよね〜。

サマニヨモギ

サマニヨモギ (キク科)

まともに撮ろうとしても絶対上手に撮れないので、頭上から失礼!

うまいこと上を向いてた花がありました。

地味だけど群落をなすと見事だよ。


エゾノレイジンソウ

エゾノレイジンソウ (キンポウゲ科)

まだ全然咲いてなくて、繭みたいだ。

ミヤマホツツジ

ミヤマホツツジ (ツツジ科)

本来赤色系の花に入れたいところなんだけど、あまりに白いのでこっちへ。
蕊がゾウの鼻みたいにクリンとしてるのが特徴だよ。

下山時に何気に休んだところに咲いてました。
休まなかったら気が付かなかった。

チングルマ

チングルマ (バラ科)

高山植物の名前で、コマクサと同じくらい有名になっちゃってるね。
花もいいけど、花穂も味があっていいですよね。

キンバイとチングルマ

キンバイとチングルマ

アオノツガザクラ

アオノツガザクラ (ツツジ科)

エゾノツガザクラとの交配種があり、少しずつどこかしら本来の形とは違うような。

クモマユキノシタ

クモマユキノシタ (ユキノシタ科) と タカネイ(黒い方) かな。

どっちも中途半端ですいません。
風の通り道に咲いてることが多いので、なかなかピタリとピントが合いません。

イワウメ

イワウメ (イワウメ科)

わ〜〜バラ科の花だと思ってた。
たった一輪だけ残ってました。 ありがとう。

ウメバチソウ

ウメバチソウ (ユキノシタ科)

雄しべが10本。 そのうち花弁に対応する5本は仮雄しべで
糸状に12〜22本に裂けて黄色い線体がつくのだとか。

仮雄しべって・・・これも戦略か?

エゾノハクサンイチゲ

エゾノハクサンイチゲ (キンポウゲ科)

花はチングルマに似てるけど、葉っぱがキンポウゲ科らしくギザギザだね。
咲いてたすぐ後ろはまだ残雪が残ってました。

イソツツジ

イソツツジ

ちょっと遠めに…葉が細くて内側に巻き込まれてますよ。
山に咲いてるのに「イソ 磯」がつくなんて面白いよね。

エゾシモツケ

マルバシモツケ かな? 
変種であるエゾノマルバシモツケは、葉っぱにしわが多いそうなんだけど、、
並べて比べたことがないからわからんわ。

モミジカラマツ

モミジカラマツ

葉がモミジみたいなカラマツソウ

カラマツソウ

カラマツソウ

葉っぱがちがうよ。

暑い夏に涼しげです。

アカモノ

アカモノ (ツツジ科)

バカモノじゃないよ。
草むらに隠れるように咲いてました。

ミツバオウレン

ミツバオウレン (キンポウゲ科)

低地から高山まで幅広く咲いてることが多いけど、意外と目に留まらない花。
なんだか不遇ね。

ツバメオモト

ツバメオモト (ユリ科)

まさかこの時期にこの山で見るとは思わなかった。
というか、これまでに数度しか見たことがなかったな。
見るのはいつも青い果実ができたころ。
それを見て、あ〜〜春には咲いてるんだなぁと思うだけだったし。

ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナ

あまり見すぎると飽きちゃうよねぇ〜〜。

ミヤマチドリ

ミヤマチドリ (ラン科)

ハゴロモグサ

ハゴロモグサ ? アラシグサかな?

葉の形が微妙だなぁ〜〜。

クルマユリ

クルマユリ

藻岩山で見ることがなくなって残念に思っていたけど、ここで会えてうれしかった。
登るときにまだ花が開いてなかった花も、下山することにはすっかりクルリンと巻が入ってました。

私が知るだけで、50種もの花が咲いている。
ほんとうに花を知る人なら、もっと探せたんだろうなぁ〜。
それにしても、こんなに花が咲く山とは思ってもみませんでした。

 ちなみに、ニセカウは秋の紅葉もとってもきれいですよ。

ニセカウの花〜15


だいぶ遅くなりましたが、ニセイカウシュッペ山に咲いてた花 第一弾。

赤〜赤紫 青〜青紫 色の花

タカネシオガマ

タカネシオガマ  (ゴマノハグサ科)

高山植物には珍しい一年草。
毎年、種ができ、春には発芽し生長し花を咲かせて枯れる。
ということは、来年はもっと数が増えてるかな?

下のヨツバシオガマとの違いは、それほど背が高くないこと。
全体的に毛深いこと。 花の上部分の鳥の頭みたいなところが尖ってないこと。

ヨツバシオガマ

ヨツバシオガマ

ちょっとボケちゃいましたが、こちらのほうが人の目に触れることが多いのでは。

これらの花は横から見るよりもちょっと視点を変えて上から覗いてみてね。

シオガマの頭

葉も花も規則正しく輪状になってます。

「天塩岳の花」にも載せてますが、植物の造形美ってすごいですよね。

シオガマギク

シオガマギク

花がくりっとねじれてついてる感じです。ブーメラン風かな?
葉っぱが上記ふたつと大きく違います。


ハクサンチドリ

ハクサンチドリ (ラン科)

藻岩山は少し標高の低い山に咲いてるノビネチドリとは葉っぱの形や大きさが違います。
ノビネ…は葉が大きく縁がギザギザで大きく波打ってます。
それに比べてハクサンチドリはヘラみたいにつるんとしてます。

ウズラバハクサンチドリ

ウズラバハクサンチドリ

葉に赤黒い斑点がついてます。病気ではないんですよ。
ウズラの卵の殻の模様に似てるので ウズラ バ(葉) ハクサンチドリ。

花の名前って「名は体を表す」 まさにそれなんですよ。

イワブクロ

イワブクロ (タルマイソウ)

ガクの毛深さは見事です。
別名の通り、支笏湖畔にある樽前山にたくさん咲いてますよ。

エゾコザクラ

エゾコザクラ (サクラソウ科)

「可憐」って言葉がぴったりな花だといつも思います。
ニセカウで見れると思わなかったなので、かなり驚きました。
しかも、結構稜線上に咲いてた気がします。

エゾツツジ

エゾツツジ (ツツジ科)

生育環境により背の高さが5センチから30センチまで。
比較的うつむきがちに咲いてるので花の顔を撮るのは難しい花だな。

エゾツガザクラ

コエゾツガザクラ (ツツジ科)

エゾノツガザクラはもっとほっそりしたおちょぼ口。。
すこしふっくらしたのはコエゾ・・・です。

コケモモ

コケモモ (ツツジ科)

かなり色白な感じですが、本来薄ピンク系。
場所によっては早くも実をつけてるところもありました。
まだまだ青いですけどね。

リンネソウ

リンネソウ (スイカズラ科)

こんなにたくさん咲いてるのにピントが合わないなんて!!(泣)

しゃがみっぱなしで撮ってると、立ちくらみを起こします。
ふら〜〜っとしたときは、場所によっては危険なんです。

チシマゼキショウ

チシマゼキショウ (ユリ科)

本来、色分けをするなら白系かな。
ちょっとあずき色みたいな感じが印象的だったので・・・。

この花も見つけにくいけど、ひとつ見つかると側にたくさん咲いてたりする。

チシマヒョウタンボク

チシマヒョウタンボク (スイカズラ科)

花の形が、昆虫のような形。(そう思ってるのは私だけ?)
蕊がちょうど手足のように見える。

濃い赤色が特徴です。

ハクセンナズナ

ハクセンナズナ (アブラナ科)

たくさん山に入っても、この花を見かけるのは数年に一度だ。
煙突掃除をする時のブラシみたいな花だよ。

もしかして、、煙突掃除するってことを知らない人の方が多いのかな〜?

エゾヒメクワガタ

エゾヒメクワガタ (ゴマノハグサ科)

花の大きさのわりに雄しべが触覚のようにぴょんと飛び出てる。
そこがクワガタのはさみに見立てたのかな?

エゾ(北海道) ヒメ(小さいという意味) クワガタ(花の形から?)

ミヤマリンドウ

ミヤマリンドウ (リンドウ科)

この個体はちょっと色薄めだけど、、(おまけにピント合ってないし)
宝石みたいな色をしてるものが多いよね。
小さいわりにその色が非常に目を引き目立ちます。

イワギキョウ

イワギキョウ (キキョウ科)

まさに岩場に咲くイワギキョウ。

花の名前には、咲いてる環境をしめすものもある。

チシマギキョウ

チシマギキョウ (キキョウ科)

イワギキョウとの違いは毛深さ。
チシマギキョウの方が、断然毛深いです。

花の毛深さは、高山でいかに効率よく水分を摂るか、、ということらしいです。

ウスユキトウヒレン

ウスユキトウヒレン (タカネキタアザミ) (キク科)

図鑑によっては、赤系の花の分類をされてるところが多いけど、
どう見たって、ムラサキ系だよなぁ〜?
タカネキタアザミの方が、わかりやすい名前かな。

タカネ(高山) キタ(北海道) アザミ

ふむ。

チシマフウロ

チシマフウロ (フウロソウ科)

こんな群落を見たのは初めて。
しかも稜線上のけっこう狭い場所でした。

チシマフウロ

一番いいときだったのかな♪

エゾシモツケとミヤマカラスアゲハ

花は白だけど、蝶はブルー。(花はエゾシモツケかな)
ミヤマカラスアゲハかな。

小ぶりな蝶と違って飛び方がとっても優雅。
大きな羽に風をうけてふわ〜〜っと軽々飛んで行きます。
見とれてしまいますよ。

次は黄色、白、緑系の花です。 ふぅ〜〜
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