イヌ付きの植物だからと言って、犬が繋がってる植物のことではありません。
植物の名前には イヌなんとか、、というように 頭にイヌが付く植物が多くあります。
まぁ〜例えば、、イヌイ・イヌカミツレ・イヌガラシ・イヌゴマ・イヌヨモギ・イヌツゲ・イヌエンジュなどなど。
この 「イヌ」というには意味があることを知ってますか?
(な〜んて偉そうに書いてますが、私も図鑑を見て知ったことです)
役に立つ植物の何かに形態上は似ているが、多くは人間生活に直接有用ではないものであることを表しています。
道端に咲いてた花で例えれば、、
そこらへんに咲いてる イヌタデ (タデ科 イヌタデ属)
これは花期がとっても長くって6月から11月ころまで咲いてます。
ちなみに、別名 アカマンマ
これは、花をむしり採って器に盛り 赤飯に見立ててままごとに使ったことからこういう呼び名をしてる地方もあるようです。
もとい、、タデというのは「辛くて口がただれる」という意味があって、
葉に辛味があり、昔は香辛料に使われていたようです。
でも、、イヌタデにはその辛味がありません。 まぁ〜有用じゃないってことでしょうね。
ついでこちら。。。
やたらと蕊が出っ張ってるけど、、イヌホオズキ (ナス科 ナス属)
ホオズキは観賞用か食用として栽培される。
昔、熟れたホオズキの実の皮を口の中で膨らまして音を立てるなんてことをおばあちゃんに教えてもらったような気がします。
あいにく、、不器用なのか一度も音を出すことはできませんでしたが・・・。
余談ですが、、クローバーの花を繋げて花冠も作れない子供でした。
で、こちらのイヌホオズキの実なんですが、、
艶のない黒い色をしております。
おまけに、、、全草に毒があるそうなんだ。 こりゃ〜びっくり!!
ちなみに、ナス科の植物には神経毒を持つものが多いそうですよ。
これじゃ〜役に立ちませんよね。
誰ですか〜? 嫌いな上司にいっぷく盛ろうなんて考えてる人は・・・。
本家本元の犬は、今やペットとしてではなく、盲導犬だったり介護犬だったりと大変人間の役に立ってます。
昔は野良犬ばかりだから、「役に立たない」と思われていたのかな?
人の勝手で「役に立たない」=「イヌ」 という名前をつけられた植物たちも、ちょっと可哀想。
ところが、ちょっと色々検索してみると、この「イヌ」というのは 「犬」ではなく「否(イナ)」の意味があるというものもありますね。
ん〜〜そうね。
イヌタデは タデのようで タデではない。
イヌホオズキは、 ホオズキのようで ホウズキではない。
意味合い的には、こっちの方がピンとくるかもね。
ふふふ、、道端の植物もこうしてみると案外楽しいもんでしょ?
さ〜明日から他の人にプチ自慢してみましょう!