支湧別岳 (しゆうべつだけ) 1687.7M 後編
呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ〜ン。
お〜〜なんだ〜〜こりゃ〜〜
大きい画像でどうぞ!
トウゲブキ チシマノキンバイソウ チシマフウロ ハクサンボウフウ(?)
それはそれは、見事な咲きっぷりなのです。
今までが急登の樹林歩きプラス笹原でちょっと味気なかった分だけ
とっても驚きました。
ガスっていても、これは見ごたえがあります。
なかなかこちらを向いて咲いてくれてないチシマフウロ。
数は少なかったけど ハイオトギリも咲いてました。
こんなにかわいい花だけど、悲しい伝説から生まれた名前なんだよね。
お花畑は、あとでゆっくり探索するとして、まずは山頂を目指す。
お花畑から直ぐ先に尖ったピークがある。 手前に咲いてたエゾカンゾウ。
足元は、ここまで来てもフカフカの腐葉土だ。 ちょい急登を登りきる。
なんとも真新しい山頂標識。 12時45分 登頂!やったぁ〜〜。
味が出てくるまでには、どのくらいの時間がかかるだろう?
それにしても、三角点に縛り付けるのはいかがなものかと・・・。
に、してもだ・・・周囲はガスでな〜〜んも見えません。
まあ、前に登った2山が晴れてたので、たまにはこんな山もいいか。
途中で休憩したときよりも風がなくなまぬる〜い感じです。
山頂の回りは、コケモモが多くみられました。ついでに言うと蟻が多い。
山頂から奥に見えるピークは、まっすぐに踏み跡が付いており、亜ちら様は
行ったようです。途中からはハイマツ漕ぎみたいでしたよ。
周囲のハイマツの中で、ホシガラス(定かではない)が騒いでいた。
時折、ひょいっと姿を出しては再びハイマツの海に潜る。
日曜日というのに、登山者は他に居ない。イヤァ〜静かな山頂だわさ。
13時30分 下山にかかる。 なんせ下山も同じくらい時間かかりそうだし。
山頂直下に咲いてた 元気の良いゴゼンタチバナ。 葉っぱが立派だね。
お花畑に近づく。 さてさて、ゆっくり物色だ。
どちらも同じような花だけど、違いますよ。
左は ハクサンチドリ 右は ウズラバハクサンチドリ
葉っぱがウズラの卵のようにドット模様になってます。
この花、最初見たとき葉っぱが病気になってるのかと思ってました。
そんな勘違いもあり、いち早く名前を覚えた花のひとつです。
再びお花畑。ん〜〜何度見ても見事だよ。
しかも、ちょうど旬だったようで色がとってもきれいでした。
ほら、トウゲブキってなんとなく枯れてるの?という咲き具合の時が多くないですか?
数は多くなかったけど シオガマギクも咲いてました。
アオノツガザクラ。 蕾がひよこみたいでしょ?
頭上から失礼。 チョウチンをしっかり支えてるようですね。
このあたりは、アオノツガザクラばかりで普通のエゾツガザクラがなかった。
左) ミヤマホツツジ 花畑とは反対側に咲いてます。
右) ん〜〜これはナイスなショットでした。 ミヤマイ。 え?何それって?
ちょっとした高山に行くと結構咲いてるのですが、目立たない花なんだな。
でもよ〜く見るときれいな花だよ。 今度探して見てね。
お花畑に別れを告げ、再び樹林帯へ。
登りも急だけど、下りも急なんだわ。登り以上に根の張り出しには注意が必要。
救いは、フカフカの足元だけかな。
オダマキの咲いてた岩場に近づくと、なにやら小動物の気配が。
シマリスだ! 身軽にひょいひょいと 走って行く。 羨ましいほどの身軽さ。
岩場に着くと、なにやらもがいているようだ。
あら。お尻だけで失礼。
お〜〜なんだか必至になってるようだけど、、何してんの??
亜ちら様曰く、蟻を食べてるのでは?
乾いた珊瑚のような苔?をわさわさ掘り返しては、口元を動かしてるようだった。
再び、急降下の始まり。朝よりはマツヤニも治まってるようだが注意は必要。
一度、見通しのよい場所にて休憩。松の大木のてっぺんが見えるのがいいね。
今頃になって青空が見えてきた。 少し肌寒いくらいの風が吹いていた。
急坂の感じを出すために、あれこれと写真を撮るも納得いかない。
左) 高度差感じる? 右) 苔の中に小さなキノコ。みずみずしい。
まさに右の写真を撮ったすぐ横だった。 あまりにも突然。
亜ちら様に 「このあたりの苔きれいだよ〜」などと説明してた時のこと、、
ズル! あ! バシ! ゲ! いったぁーーーーーーーい!(>_<)
あれほど気をつけていたのに、斜めってる根っこに足を乗せていたのだ。
ふっとバランスを崩して、横滑り。 太もも外側をしこたま打ち付ける。
なんたって、自分の全体重が太もも外側に乗った形だもんね。
周りの樹に手を掛けてたから落ちなくて済んだけど、、、ビックリよ。
あだだだだ・・・・太ももに力が入らない。。 悲劇は続く。
土から顔を出してたほんの少しの岩の上でスリップ。 ずる〜〜どでん。 あぅ!
ちょど岩が出っ張ってた。 今度はお尻を強打。 ううううううう、、、痛いよぉ〜
今現在この歳になって、蒙古斑が出来ております。
打ちひしがれながらも、花への熱意は消えず?
思いっきりボケてるじゃん。キソチドリかアオチドリだと思います。
しゃがむと立ち上がる時の太もも痛いこと・・・トホホ。
ギンリョウソウ。 よく見ると魚みたいだね。
足に優しい尾根が終わり、再び蕗の海へ。
それにしても凄いわ〜〜。
帰りは、正規の登山道を下る。どこに繋がるのかな??
沢の側まで下りきると、右手にも踏み跡があるけど行くのは左手。
さらに左側に道があり、きっとそれが標識のあるところに着くのだと思います。
私たちはそのまま直進。最初に渡渉した場所よりも、上流側に出ました。
よく見ると、ピンクテープも付いてるじゃんか!
上流側が二股になっており、入林ボックスのちょっと手前から対岸のテープが見えます。
この時期、蕗に覆われてるので、間違わないように注意しましょう。
16時40分 下山終了。
展望は残念だったけど、急登の先にあった花畑は見事でした。
もちろん足に優しい苔の道も楽しいよ。
静かな山を楽しみたい方、北大雪 お薦めです!