さくさく山日記

ランニング、時々山行記と自然の中で見たこと感じたことを綴ります。その他、日々戯言的なことも・・・

道東の山1

霧の釧路湿原

5月4日 道の駅こいといを後に、いざ釧路湿原へ。
山は歩くけど、なかなか湿原に足が向かない私たち。
とは言え、おととしの夏に尾瀬に行ってからは「湿原いいかも!」という感じになっている。
湿原のいいところは、少々雨が降っていても楽しめるところだよね。
そして、、見たい花があったのだ。

8時15分 これまでで一番早い出足だった。山歩きより早い湿原歩きって・・・^_^;
恩根内ビジターセンターから歩きます。当然、ビジターセンターはまだ開館していない。

入り口

木道へ続く木の階段を下りてしっとり霧に濡れた道を歩く。

みずみずしい

水も滴るなんとか・・・バイケイソウの大きな葉っぱが水滴に覆われていました。

木道

ヤチハンノキの林を歩く。
湿原のハンノキはみなほっそりだ。 足元はヤチボウズ。

遠すぎ〜

あちこちから野鳥の声が聞こえるが、なかなか姿は見せてくれない。
やっと見つけたこの子も、誰だかわからない。

もこもこ

もこもこ もこもこ 

スゲが活発な成長を繰り返してできるヤチボウズ。 10数年で徳利を逆さにしたような立派なヤチボウズができるのです。

尾瀬のよう

尾瀬のように「白い虹」は見えないけど、霧に包まれた湿原っていいよね〜。
特に、ビジターセンターがまだ開いてない時間だったので、団体さんとかいなくて
たいした静かだった。

池塘

水平線が曲がってますけど、それはそれで地球の丸みを知ってほしい?
というのは冗談ですけど、恩根内からは低層湿原→高層湿原→低層湿原と
湿原の変化が見られる。

そろそろあるかな?と目を凝らして探す。 あった!!

ホロムイツツジ

ホロムイツツジ または ヤチツツジ

その名前の通り、湿原に咲くツツジだ。
うわ〜〜〜小さい!! そして・・・遠い(>_<)

ホロムイツツジ2

これが見れただけでも感激だったのです。

ヤチハンノキの芽

ハンノキの芽吹きでしょうか?

まだ蕾

イソツツジはまだまだ蕾でした。

もこもこ2

遥か遠くにぼんやりと木々の影が見える。

山だと霞んでなんだかなぁ〜となるところだけど、湿原はこの方がらしくていいよね。

ワタスゲ

ワタスゲ  白くなったワタスゲしか見たことないけど、ほんとはこんなに地味なのね。

ガンコウラン

ガンコウラン  高山でも見られる植物が湿原にもあるなんて・・・。

高層湿原

しつこいですが、、このモコモコ感が好きですね〜。

どこまでも

どこまでもモコモコなんですよ。 波のようじゃないですか?

波のように

木道が波に揺られてるみたいでしょ。

ここにもサルオガセ

再びハンノキの林に。 幹や枝にはサルオガセが張り付いていた。

昔、日高山中でこれを目にしたとき、「これが付くと木がダメになってしまうんだ」というような
ことを聞いたことがある。
ちょっと調べると、空気のきれいなところにしかできないものらしいと・・・。
空気がきれいなところに繁茂しても、木にとってはよろしくないものなのだろうか?

湿原の風景

尾瀬の三本カラマツ風・・・  一本ハンノキ?

エゾネコノメソウ

鮮やかな黄色い色を発する エゾネコノメソウ

花の周りの包葉が黄色いのが特徴。

エンコウソウ

エゾノリュウキンカの変種 エンコウソウ

小さい上に、どれもこれも遠くて苦労しました・・・(-_-) 

軌道跡

左側が軌道跡の遊歩道 小沢の対岸にエンコウソウや花が咲いている。
ギリギリ小沢に近づくも、、霧が小雨に変わったり。 そして気温が低いので寒い!!

オオバナノエンレイソウ

オオバナノエンレイソウ 

かなり大きいよね。 これもだいぶ望遠にて・・・

ヤチボウズ

ヤチボウズらしいヤチボウズ。

なんかのアニメのキャラクターになかったっけ? 

うねり

うねうね〜〜 自然の造形の面白さです。


ネコヤナギ

木道に落ちてるヤナギの花

エンゴサク

重そうに水滴を纏ったエゾエンゴサク

なんと3時間も湿原を散策。 ビジターセンターに戻って来た時には、
ガイドさん付のツアーの方々が大勢ワイのワイのと木道を歩いておりました。

ふう〜〜〜やっぱり早く来て良かったね。

恩根内を後にして、湿原を横断するルートを走ります。塘路方面へ抜ける道道1060号線。

低層湿原

湿原を高いところから見れる場所だ。
ヤナギがまだ芽吹いたばかり。 やっと春の足音が聞こえたくらいなのかな。

沼だね

低層湿原のすぐ側を車が走る。

大雨降ったら危ない感じだよね。 走ってる途中で12時過ぎた。
と、、途端に雨粒が大きくなる。

時折、カヌーイストやら釣り人やらが水に入ってるけど大丈夫??

川だ

釧路川

ノロッコ号

おまけはノロッコ号

小さな駅舎の塘路駅  若者やら家族連れやら観光客であふれていました。
観光地のようですが、すぐ側には民家があり、作業着姿のお母さんたちが歩いてます。
どうぞ、ゴミとか捨てていかないようにしてもらいたいですね。

雨脚が強まる中、釧路湿原を後にしたのでした。

仁頃山 雪と花と

連休最後の山は、北見市民に愛される仁頃山。
存在は知っていたものの、そうそう北見まで足を伸ばすこともないので
登ろうなんて考えもしていなかった。

チトカニウシ山を下りた時点で、もうひとつ登れる山はないかと考えた。
そういえば、、、北見に仁頃山ってのがあるよ。 豊里ダムのあたりに登山口があるようだ。

なんともリサーチ不足で行きあたりばったりな山旅だ。
道路地図にも「仁頃山」の文字。
たしか〜札幌で言えば藻岩山みたいな山という位置づけじゃなかったかな〜?
じゃあ、行ってみるか! というわけで、温根湯温泉道の駅から車を走らせました。

目の前に見えるのが仁頃山というのはわかったけど、ほんとにこっち?
道が仁頃山から離れて行き始めて不安を抱いたころに、小さな小さな標識を発見。
見落とすわ〜〜〜〜〜。

ダムを横切り、しばらく行くと駐車場があり登山準備をしてる人が数名いた。
私たちも準備をして、あとに続こう。

登山口には入林ボックスがあり、そこに概念図がプリントされた紙が入っている。
ふむふむ、、、東新道→管理車道を通って山頂。 下山は西尾根から奥新道、横新道、管理車道へ。

まったく予備知識のない山に入るっていうのは、どんな山でもワクワクドキドキするね。
(ほんとはこれではイケマセン)

9時5分 出発

登山口

下山してきた地元のおじさまたちが、入山する地元の人に「ほとんど雪ないわ〜。上の車道が雪で滑るわ」と
話をしていた。
ふむ、、いちまつの不安を抱くが、おじさまたちは長靴姿。
無理そうだったら止めるべ。 なんともアバウトな2人なのでした。

わらわらと人が入っていった気がしたが、みんな早いのか?(私たちがのんびり過ぎ)
誰の姿も見えなくなっていた。
道はすでに夏道。 カッパにスパッツじゃ大げさだったかな?

ゆっくりと左手に沢筋を見ながら進む。
間もなく沢から離れて尾根へジグザグ。

芽吹き

木洩れ日に芽吹いたばかりの葉に当たってキラキラ。

春だね〜。

足元には、、、、小さな蕾が見える。

マイヅルソウ 蕾

珍しく品丸から「マイヅルソウの蕾だね」と。

フッキソウ

フッキソウ (ツゲ科)  

わりと低山や畑の縁とかにも咲いてる花だよね。
私はイソギンチャクみたいであまり好きではないけど、
品丸はどうやら気に入ったようだった。 
常緑低木なので、冬でも雪の下に緑色の葉がある。

30分ほどで東尾根コースとの分岐。
ベンチもあるし、ちゃんと分岐ごとに標識があって初心者にやさしい山だね。

萌え

さらに登って行くと、対岸に淡い新緑が・・・。
白いコブシの花と淡い緑色が早春を感じさせる。

だんだん稜線を歩くようになる。

とても気持ちのいい稜線だ。このあたりからすれ違う人が多くなってきた。
みんな北見近辺の人なのかなぁ〜。

アオダモ稜線

アオダモ稜線

まさに両脇にはアオダモの樹。

アオダモはバットの素材になるんだよ。
品丸曰く、別海のアオダモを使ってイチローがバットを作ったとか?って話をしてた。
へぇ〜〜〜。 野球に疎い私は感心するだけ。

稜線のところどころに花が咲き始めた。

エゾエンゴサク

かなり小ぶりな? エゾエンゴサク。 まだまだこれからかしら?

アップダウン

こんな登りもあるよ。
でも、とっても登りやすくて気持ちがいいのだ。

ヒメイチゲ

ヒメイチゲは今が旬。

さらに進むと

ニコロリース

ニコロリースなるものも。

え〜〜〜っと、、もちろん枝にひっかっかってるのがニコロリースだよね?
それとも看板の後ろにある朽ちた樹木すべてでニコロリースを表しているのかしら。

いい感じで登ってきたのに、なんだか下っているような?

左手から人の声が聞こえてきた。
どうやら分岐が近いらしい。

10時30分 管理車道分岐

ここで少し休憩。 ちょっとおやつをつまんだり、水を飲んだり。
日差しがあるので調子こいてたら、体が冷えてきた。
休憩するときに着ないとダメだよね。 基本のキだ。

りっぱな休憩用の椅子があり、その脇に花が咲いていた。

コキンバイ

コキンバイ (バラ科)

この花って、あんがい札幌で見ることないんだよなぁ〜。
黄色い花はお日様が良く似合うよね。

案内図

案内図で現在地確認。。。。

鳥・・・でか!! ふむふむ、、確かにゴジュウカラやシジュウカラ居たね。

管理車道を少し登ると、またすぐ分岐が出てきた。
今度は、横新道との分岐だ。 帰りはこっちから出てくるんだよね。
ふむふむ、、トラバース道だな。 見える範囲では雪なし。

管理車道は、尾根コースと違って雪がまだまだたっぷり残っていた。
おまけにグサグサに腐れて、車道の斜度も手伝ってけっこう滑りやすいし、歩き難い。

いやぁ〜〜ずいぶん急だよ。
ここ車通るの?

春が来たばっかりなのか、フキノトウがあちこちに咲いてました。

フキノトウ 雌花

フキノトウ 雌花

このまま成長すると「トウが立つ」と言われる由縁だね。
ちなみに、雄花は開花するとすぐに枯れちゃうんだけど、
雌花だけはぐんぐん成長して、たんぽぽみたいになって種を飛ばすわけ。
まぁ〜、、自然界も女が生命力あるってことかい。

と、雪道に飽き飽きしてきたころに、大きなダケカンバに「元気な木」の看板。
でも、その後ろに折れてる木があったけど・・・(こういうところを見逃さないのがおばさんだよね)

残雪

あんなに晴れていたのに、なにやら雲行きが怪しくなってきた。

もうすぐ山頂・・・・だよね?

と、、この先再びちょい急で「ほっと・・・・坂」とか出てきちゃって・・・。

背後の雲

ほっとなんてしてらんない!
背後の黒い雲が気になってしょうがない。

品丸! がんばれ! もうすぐだよ!

最後の最後まで雪道をたどり、いよいよ山頂へ。

11時25分 山頂到着。

山頂

お初の山は、やっぱりうれしいね。

三角点

なんと! ここにも一等三角点が! どうよ。

雲が・・・

黒い雲が近づいてきてるのも気になるけど、、まずはランチといきましょう。
久しぶりに、山頂コーヒーだ。
まったり椅子に腰かけて薄らぼんやりした景色を楽しむ。

豊里ダム

眼下には豊里ダム。

山頂には、山座同定できるように用紙があったけど、
こうもぼんやりじゃなんだかよくわかりません。(^^ゞ

境目

ちょうど雲の狭間にいる感じです。

この鉄塔の感じから言うと、手稲山な雰囲気かな?

北見盆地

遠くにはオホーツクが??

初の山で、これだけ見えればいいかな。
さえぎるものがないので、晴れてたらかなり遠くまで見えることでしょう。

30分ほどのんびりして下山の途へ。

まずは雪の残る西尾根へ・・・
東側から登った人もみな西側へ下りて行ってるみたい。
踏み跡しっかりで安心だ。

ところどころ、夏道であろう木の階段が見え隠れする斜面を下る。
雪のあるところよりも、雪のない土付きの草斜面の方がよっぽど滑ってあぶない。

ダケカンバ林

すぐに奥新道との分岐があり、私たちは奥新道へ。

そこは、みごとなダケカンバ林。
白い肌が日差しをあびてまぶしかった。

青空

青空に背伸びするダケカンバたち。

気持ちいいダケカンバ林を下って行くと、再び分岐。
今度は横新道へ。

どうやら一旦、ぐっと下に下りるようだけど・・・
さっきから沢の音が聞こえるけど大丈夫?

そろりそろりと偵察。
ん、、ちょっと急だけと大丈夫。 踏み跡しっかり。今日のものだね。

踏み跡あるものの、踏み跡さんもだいぶ踏み抜きしてるようで難儀難儀。
降り立った窪地には、池がありました。

水恋沼

「水恋沼」 すいれんぬま?
雪解け水がここで溜まって池になってました。
夏場は笹で覆われて見えないのだろうか?

池の縁をすぎ、少し登って山腹をトラバース。

トラバース

こういう雪と氷のトラバースは緊張する。
私も品丸も得意な方ではないので、慎重に・・・。

多少のアップダウンがあり、途中には倒木を超える部分もあったりして
ちょっと楽しい♪
山は少しの緊張とハラハラがあったほうが楽しいのだ。

雪がなくなり、分岐が近づいてきたことを感じる。

管理コース付近

誰にも会わずに通ってきた横新道。

管理車道と中央道との分岐。 12時55分 山頂から1時間だ。 
中央道は鬱蒼とした林の中を歩くのか再び雪道となりそうなのでパス。
当初の予定通りに管理車道コースへ。

すぐに右手に「つつじ岩」の標識が。

どれどれ、、ツツジが満開かい?

つつじ岩

あ〜〜〜ツツジだね〜。

赤い岩頭がちょっと飛び出してるところだった。
細い岩尾根みたいなところなので、行動は慎重に。

ここの管理車道は結構な斜度がある。
積雪期にここを上がるもの結構大変だろうな〜と。

管理者道

雨裂がひどい管理車道。

斜度がきつくて、足に優しくない。

おまけに雨がぱらついてきた。 本降りになるのか?? いや、、止んだ。 この繰り返し。
こうなると早く車に戻りたくて、気持ち急ぎ気味になる。

あ〜それなのに、それなのに、、花が私たちを呼び止める。

シロバナノエンレイソウ

シロバナノエンレイソウ

エゾノイワハタザオ

エゾノイワハタザオ  (アブラナ科)

久しぶりに会ったこの花。 普段写真を撮らない品丸も撮ってたなぁ。

ニリンソウ

ニリンソウ花盛り

赤みさす

赤みを帯びてるものもある。

ちなみに、花びらではなくガクだよ。

ミヤマスミレ

ミヤマスミレ (スミレ科)

花の名前が書いてるある看板があるので、間違えようがない。
うれしいよね〜。

キタミフクジュソウ

もう旬をすぎちゃってたけど、キタミフクジュソウ

見たかったんだ〜〜〜。
何が違うのかって? 葉が毛深いのが特徴だよ。
咲き始めは毛が多くて白っぽく見えるんだって。
それに一つの茎に一つの花しか咲かないんだ。

ちなみに突哨山で撮ったフクジュソウとの葉っぱの差を確認しました。

このころぱらぱらとヤバイ感じの雨が・・・。

こんな雨でも登って来てる人がいてちょっとびっくり。

すれ違った先にあったのは、

エゾノリュウキンカ

エゾノリュウキンカ 別名 ヤチブキ

わ〜〜〜立派だなぁ。

渓流沿いに咲くこの花だけど、渓流とともに写真に収めることはなかなかできないんだよね。

ヤチブキ アップ

ふっくらした花弁が見事でした。

すれ違ったおじさんが大声で「花の写真撮ったかい?」と聞いてくれました。

「撮りました〜〜!!」 と、答える私たち。

13時50分 管理車道口 到着。

標語と鏡

鏡付きの標識あり。

「笑顔で今日も仁頃山」 いいね〜♪

と、、雨が本降りになり出して、慌ててザックカバーやらカッパを着こむ。

あとは、車のところまで戻るだけ。。。

乗る前に、そこそこ雨をぬぐっている間に、雨脚がさらに強くなり大慌て!!
相変わらず車中で着替えをする私たちなのでした。

なんと! カッパの下にはいてたタイツの上を何かが動いている。
ぎゃ〜〜〜〜〜〜!!! ダニだ!!

どこから入ったのだろうか??
ダニに大騒ぎして仁頃山をあとにしたのでした。

無計画に来てしまった山だけど、とても楽しませてもらいました。
みなさん、北見にお越しの際にはどうぞお立ち寄りくださいませ。

雨の西別岳

西別小屋に着いて、明日に備えて・・・?
冗談じゃない。 明日は台風直撃だっつってんのに、待ってられるわけがない。

というか、最初から今日は西別岳と決めていたのです。
2009年7月に、初めてこの山を登った時も天気が悪かった。
しかーーーも!!
雨で登りませんよ〜〜みたいな空気の中、安着祝いのビールを飲んだあとの
午後3時ころになってから登ったのだ。 その時の山行記はこちら→ 2009年西別岳

往復3時間もあれば充分なので、とりあえず雨着を着て、小雨の中出発。 12時34分

しっとりする林の中を進んでいくと、視界が開けて笹斜面となる。
斜面の一番下が 「ウグイス谷」 そこから徐々に斜面がきつくなる。

カッパの中は汗でじっとり。 気温もそれほど低くないので、かなり不快な状態。
あっつぁ〜〜〜〜

お。花だ!

セイヨウノコギリソウ

喜んで撮ったものの、セイヨウノコギリソウ だった。

ここ、西別岳は標高こそ低いものの、高山植物の咲く隠れた花の名山だ。
ところが、気軽に登れることが災いして、盗掘が多いという悩みを抱えている。
その上、勢力の強い外来種やタンポポが増えてきて、自生していた花を脅かすことになっている。
なので、セイヨウタンポポ根絶のお願いをしてるのよ。

チシマワレモコウ

チシマワレモコウ 

雨でしっとりしすぎちゃって、なんだかなぁ〜って感じ。

ヤナギタンポポ

むむむ? ヤナギタンポポ かな。

アザミ

チシマアザミ

葉のトゲトゲ感がなんだか違うような気もするし・・・。

こうやって花に目を奪われては、立ち止まって息を整える。

なぜなら、、ここは「がまん坂」 なのだ。

がまん坂

このあたりから、雨風が強くなり、雨も大粒になってきた。

先行する品丸をしり目に、私のテンションはいまいち上がらないのでした。

視界不良

うっすら稜線らしきものが・・・

もう少し登ると、目の前に見えてるダケカンバの林に入る。
とりあえず、そこまでがんばるか。。。 

ダケカンバの林の中でしばし休憩。 私はたまらずパンを食す。
その間にも、雨脚が強くなる一方だった。

林を抜けると、稜線となり足元に岩場が出てきたりと少し変化がある。

林の中に黄色い花。

マルバタケブキ

マルバタケブキ 

もう、かなりヨレヨレだけどね。

バチバチと雨が当たる中、やっぱり目入ってきてしまった。

チシマセンブリ


完全にボケてるけど、 チシマセンブリ  

わ〜〜〜見たかったんだ〜〜♪

喜んでいる反面、すごい勢いでカメラに雨が当たっているのです。
いやいや、、大丈夫なんだべか?

モイワシャジン


モイワシャジン 

こんな雨にも負けず、しゃんとしてました。

しゃんとしてないのは私の根性だけで、もう、、、山頂はいいかな・・・なんて。

先が見えないので、品丸に「こんな状態ですが、山頂に行きますか?」と聞いてみた。

「もちろん!行きます!」と元気よく返事が返ってきた。

正直、「マジかよ・・・」と思ったのですが、ここまで濡れたなら、あとどんだけ濡れても一緒か。。。
そんなあきらめの気持ちで前に進みます。

ところが、、、

稜線がくっきり

おお〜〜〜〜山頂が見えた!! これだから山はやめられない。

と、この写真を最後に私のカメラはシャッターを切ることができなくなったのでした。
がーーーーーーーん カメラ逝ってしまったのか・・・

これ以上、写真を撮ることもできなのであれば、もう登るしかない!!と少々やけくそ?

山頂写真もなしかぁ〜〜〜なんだかなぁ〜〜〜・・・

そんな私が写ったのがこれ。

前進あるのみ!

※撮影 品丸

時折、諦めきれずカメラを出してみるものの、まったくダメ。
立ち上がってもシャッターが切れない。

雲の隙間から摩周湖が見えた。

品 「摩周湖見えるよ!」
私 「うわ〜〜信じられない。 こんな天気なのに。。。って、また見えちゃったんだ

知ってる? 摩周湖見ちゃうと婚期が遅れるって言い伝え。。
まあ、、この年まで遅れに遅れちゃってるんですから、いまさらどうのってこともないんですけどね。

品 「見えちゃダメだったんだよね。 見なかったことにする?」
私 「そうすっか〜」

写真に撮ろうとカメラを構えてみても・・・

私 「ダメだ〜〜カメラ、シャッター切れないわ」
品 「うっそぉ〜〜。。なぜか、私 カメラ持ってきてるんですど!」

私 「え? カメラ持ってきてたの? いつも持ってこない人が!!」
品 「そうなの。 なぜかザックに入ってた」 ← なんだそりゃ。

ちなみに、私と一緒に歩くときは、カメラを持ってきてるのを見たことがない品。
まさか、今日持ってきてるとは。 どれどれ貸しなさい。

撮りたい時に、その都度借りては撮る。

なので、こんな中途半端な写真も・・・

振り返る

振り返ってすっきり見えたところを撮りたかったのだが、
まごまごしてるうちに、あっという間に白い世界。

いつの間にか雨は止んでいたが、風が一段と強くなる。

横風に飛ばされないように、いよいよ山頂へ。

14時7分 山頂

濡れ鼠

ずぶ濡れな感じ、、、わかりますか?

風は強いものの、前回来たときほどでもない。
ちゃんと普通に立っていられるもの。

お。 摩周湖だけじゃなく摩周岳も見えてきた。

摩周湖


あ〜〜あそこに登ったね〜〜。

摩周湖の周りは雲が浮いてるのに、湖の上だけ雲がない。

オレンジャー

※撮影 品丸

風で腕がロボットのように膨らんでる。

天気が良ければ山頂の少し下ったところにベンチがあるので、そこで休みたいが
この天気なので、すぐ下山。

稜線

みるみる稜線が姿を現した。

根釧平野

根釧平野

平野だね〜〜〜。

摩周岳

摩周岳のてっぺんもくっきり。

視界良好

さっきは中途半端になった景色も、こんな感じだ。

エゾリンドウ

秋を告げる エゾリンドウ

遠くに斜里岳

左奥には斜里岳の姿が・・・

山の間の谷合から雲が湧き上がってくる。

武佐岳とか

どれが武佐岳かな〜〜〜。

登り始めた時には考えられないくらい遠望がききます。

横風強し

鞍部のところは風が吹き抜けるため 姿勢を少し低くしないと歩けません。

雲が迫る

山の影になり風がさえぎられるところ。 リスケ山との分岐。
やっぱり、小屋主さんのリスケさんに敬意を表して、ちゃんと山頂立っておこう。

リスケ山

もう少し先まで行ってみたい気もしますが、この風じゃ危険です。
この時は、風が強いだけで、雨は降っておらず、行きで濡れたカッパの表面が乾いてきました。

雲が湧く

少し陽が差し、ほんとに台風くるの?と言う状況。

山頂見える

振り返っても稜線はすっきくっきり見えるのでした。

このまま、カッパも乾いたままだといいのに・・・という願いもむなしく、再び雨が・・

最後の展望

この天気なのに、なぜか展望よし。

ミヤマアキノキリンソウ

ミヤマアキノキリンソウ

ナガバキタアザミ

ナガバキタアザミ

マルバキンレイカ

マルバキンレイカ

エゾトリカブト

エゾトリカブト ずいぶん、密集して咲いたものだ。

樺の林を抜けると、目の前の空間には虹ができてる。
うっすらだけどね。 虹が見えました。


登りのがまん坂は下りも然り。

黒土の斜面が滑るわ、滑るわ。
足にかなり力を入れて、慎重に降りて行く。

後ろに転べばドロだらけは免れないことであって、
前につんのめれば、事態はさらに悪化することになる。

慎重に、下り、、あとは小屋めがけて下山するのみ。

雨脚はどんどん強くなるわ、急に暗くなるわ、、背後でゴロゴロと雷鳴が聞こえてくるわ・・・

15時19分 ずぶ濡れになりながら 登山口に戻ってきたのでした。

またまた晴天登山叶わず。 いつになったら雨じゃない西別岳に登れるのだろう・・・

摩周岳☆後編5

     摩周岳(カムイヌプリ) 〜後編〜 (857M)

ようやく西別岳分岐に着いた私たち。
あと1・6キロに最後の力をふりしぼる。。。って大げさか。

分岐から左に折れて、ほぼ突き当たりのようなところを今度は右手に少し下る。
再び左手の登山道へ・・・。ここで、クマさんの足跡らしきものが…気のせいか?

雪の尾根が続くかと思えば、まったくの夏道が現れたりと大忙しの登山道だ。
ただ、今までの行程からみると、ようやく登山道といった様子。

登山道らしい道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

登らせていただきます! 雪がなければないで楽なんですけど、中途半端についてるとこれがまた面倒。
おまけに、ここにも奴らの糞が・・・(-_-;)

5.6キロ歩いてきた体には、この急登と暑さは体力を消耗させるだけで、
下手すりゃザックごと後にひっくり返りそうになるところもあった。

時折、左手に休憩ポイントというか、見晴ポイントがある。

目指す山頂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


足元は、深く落ちた火口があり、上には目指す山頂が見える。
う〜ん、、あの裏側を回り込むんだよなぁ。。雪・・・あるよな。

案の定、、雪の急斜面のトラバースがかなり続いた。

急斜面をトラバース

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先行する私の足跡どおりにくる品丸。 歩幅を極力小さくしたけど大丈夫だったかな?

何度かのトラバースを終えて、、ふむ、、このまま真っ直ぐかな?
ちょっと上にあがって雪を逃れようか?? 

そうだ!エゾ鹿になろう!
という、品丸の上機嫌な言葉にまんまと騙されて、うっかり行動したのが間違いの元だった。
と言っても、私も「そうするか!」と合意しちゃったんですよね。

雪を避けて、草つきの斜面を登り・・・と文章で言うには簡単そうだが、
変に滑るし、めっちゃ急だし、、灌木の枝が鬱陶しいし・・・
しばらく行ってはみたものの、、ハイマツの邪魔されて前進不可。

ちらっと姿を現していた夏道を見つけて、今度は強引に下ってみた。

私「ふぅ〜〜〜やっぱこっちのほうが正解だわ。ふくらはぎがどうにかなりそうだったよ。
品丸「やっぱりエゾ鹿にはなれなかったね。」 (← 無理だって!

ま。これを踏まえて、、急がば回れってことですよ。真似しないように。

どっちにしたって最後の最後はしんどかった。あやしい雪壁にぶつかり、
そこら辺の樹にしがみついて登り、、ようやく夏道へ。

振り返ると、、こんな景色が広がっていました。Hoo〜♪

HOO〜〜♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


遠くに斜里岳。 手前が標津岳とか養老牛岳とかかな。

ほっほ〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ちょいとズームして右奥が武佐岳かな?

ひゃ〜〜さすがの展望だね。

品がんば!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の登りをくる品丸。 もう少しだよぉ〜〜〜。

山頂だぜ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


非常にバランスの悪い写真で申し訳ないです。
分岐から寄り道したわりには、1時間弱で山頂へ着いてしまった。11時20分。

いや〜〜〜疲れたね。このひと言に尽きる。

摩周湖ブルー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


疲れたけど、この景色をみたら来てよかったって思うよね。

深い火口

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

火口の下はどうなってるんだろう? 林になってるけど、、下りれるのかな?

とりあえず、飯にするべ。 コーヒー飲んでまったり。
こんなに天気がいいのに、だ〜れも登ってくる人はおりません。
気配すらないです・・・と思ったのですが、なにやら携帯の呼び出し音??

最初私だけが何か、鳥の声とかと勘違いしてるのかと思ったら、なんと品丸も聞こえてると・・・。。
しかも、、行けそうで行けなさそうな、向かいの崖から・・・。

向こうの壁も歩ける?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


そう、、こちら側から聞こえてくるのだ。

品丸 「誰かいますか〜〜??」と叫んでみても応えはなく・・・あっても怖いけど。

2人して「気のせい、気のせい、、疲れてるんだって」と言い切った。

ほとんどなかった風が少し出てきて、それでも暑さをやわらげる程度のもの。
あまりの気持ちよさにずっと居たくなる。

高度感抜群

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

品丸も私も、靴を脱いでザ・リラックス。

西別さんこんにちは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


西別岳・・・裏から見ても存在感あるね。 こっちから摩周岳も長いよなぁ。

品の手は??

 

 

 

 

 

 

 

 


お約束のツーショット 鯉のぼり付き。

50分ほど休憩して、下山へ。 12時10分山頂をあとにした。

急な登りは急な下りとなるわけで、、これがまた登りよりもやっかいで・・・。
雪壁部分は、あらぬところで足が埋まるし。

トラバースは、一度通っているのでなんなくクリア。
登りは固かった雪も、グサグサに腐って歩き難い。

そんなこんなで45分で分岐に戻る。
ん〜〜〜これからまたあの長い道のりが始まると思うとかなりテンション下がり気味。

笹っぱら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ひたすらダラダラと登り下りを繰り返す。 こんな夏道オンリーの場所もある。

そうそう、、行く時も聞いたのだが、何か乾いた音が響いてくる。
最初、鉄道でも走ってる音なのかと思った。 ガタンゴトンというかガタガタガタというか。
静かだから列車の音が響くのかな〜〜なんて思っていましたが、違いました。
音の方向を見ると、摩周岳の火口壁が崩れてる音でした。

落石中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


見えます? 煙があがっているでしょう?
あのあたりの岩が崩落してるんですよ。 行きで2回 帰りで1回。
ほぼ同じような場所が崩落してました。 いや〜〜自然の力って怖いですね。

行く時は山頂という目的があるものの、帰りはなんというか、、ねぇ・・・?
登山は、家に帰るまでが登山と言いますが、、、ねぇ?

面白みにかける登山道ほど、苦痛なものはなく・・・。
行きも帰りも太陽に向き合わなくてはならないこのツラサ。
サングラスに鼻から下はバンダナ巻いて、アヤシイ人になっての下山だ。

何か目的がないと、「温泉?」いやいや、、その前に、、「コーラ飲みたいね!!」

「コーラ!コーラ! コーラ!」と何度もつぶやき 登山口を目指す。

さらば摩周岳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


少し風が強くなって、湖面が揺れるようになったけど、最後まで楽しませてくれた摩周湖と摩周岳に別れを告げたのだ。

さ。 ほんとに、ほんとに、、最後の登りだーーー!!

最後は登りで・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

疲れた体には、なんでもない斜面が果てしなく続く急斜面のように感じてしまう。

お願い・・・最後は下りで登山口に行かせて・・・と切に思うのであった。

15時20分 観光客でそこそこ賑わう第一展望台登山口に戻ったのでした。

速攻で売店にコーラを買いに行ったのはいうまでもない。

その後、自分たちの車の回りに駐車されてないことをいいことに、
濡れたものを広げて乾かす。
もちろん、ささっと着替えもしてしまうのでした。

駐車場の係のおじさんと品丸が談笑してる。
(実は、私が着替えようと脱ぎかけた時に近づいたものだから、話をふって車から遠ざけたのだ。ナイス品丸!)

ダラダラの歩きは疲れるけど、あの景色は見る価値がありますよ。
装備をしっかりして、是非 登ってみてね。

さて、今宵の宿へ移動じゃ!

摩周岳☆前編5

     摩周岳(カムイヌプリ) 〜前編〜  (857M)

5月5日 こどもの日。
約束された晴天に少々テンション上がり気味な私たち。
第一展望台へ行って登山口側に駐車。(ちなみに、登山者用のスペースはちゃんと別にあるようです。係の人が居る時はその指示に従ってくださいね)

準備をしてると係の人の車が到着。駐車料金410円なり。(硫黄山と共通)

カンジキ…どうする?と悩んでみたが、ツボ足で大丈夫そうなので置いていくことにした。
そうそう、、入林届けの欄に…3月末の人のコメントが気になった。
683のコブ付近で、大型の野犬が2頭。注意!と。

      大型の野犬??クマじゃなくて??

品丸と「野犬ってさ〜、クマ以上にやっかいじゃない?つうか、クマだったんじゃないの?」
と、野犬でもクマでも危険には変わりないので、クマ鈴必携です。

晴天の下、7時45分 出発。
ちなみに、この摩周岳・・・標高こそ1000メートル満たない山で、登山口から標高差も300メートルほどだが、
距離にすると片道7.2キロと日帰りの山には結構長くね?ってな感じです。
おまけに、登山口から一旦、ほんのわずかだが下りが続くのだ。

左手に摩周湖を眺めながら、よく整備された登山道をすすむ。
土が出てたり、雪道だったりですが、快適♪

静寂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


登山道から見る摩周湖は、展望台から見るのとはまた違った趣で、何度も足を止めてしまいました。
これで、もう少し雪が残っていたりすると前に進めないだろうなぁ〜。

摩周湖ごしに斜里岳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

摩周湖ごしにみる斜里岳。
ちょっと霞がちだけど、やっぱり格好いいね〜。

振り返ると、早春の林の向こうに雄阿寒岳。

遠くに雄阿寒岳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


全部が真っ白の世界もきっと素敵なんだろうけど、里が春で残雪の山の風景も、
季節が動いてるって感じがして好きだな。

登山道には、背の低い若木がたくさんあるのだけど、ここらの鹿の仕業でしょうね。
思いっきり新芽が食べられていました。 ちょっと無残なくらい。
鹿だって生きていくのに必死なんだから、仕方ないことなのかもしれないのですけどね・・・。

緩い起伏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

登山道は、緩い起伏を繰りかえしながら摩周湖の縁に延々続きます。
歩くたびに角度を変えていく摩周湖を見るばかりで、単調といえば単調?

と、、、言いたいところですが、そうでもないんですよ。
鹿が新芽を食べてる話しをしてみましたが、その付近には必ずといっていいほどコレが・・・

お食事中の方はご遠慮ください・・・。(食べながらブログ見ないか!)

大量の鹿うんこ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玉砂利敷いてるのかと思うほどの鹿の糞なのです。
え?マーブルチョコみたい? チョコチップクッキーのチョコみたい?
これを読んだあなたは、マーブルチョコを食べるたびに鹿糞を思い出すでしょう。

よくもま〜、こんなに均一が大きさのうんこができるものかと感心するくらい。
一回につき30〜40粒ほどのウンコ量でしょうか・・・(って数えるな)
この画像の場所はまだいいほうで、一ヶ所めっちゃ酷いところがありました。

夏道だとちょっと大きく段差のある場所なのかな?
雪道の道幅いっぱいのウンコが落ちていて、足の踏み場に困るほどでした。
いやいや、、踏んだって構わないんですよ。。
ただ、そいういう場所ほど雪が腐っていて、つぼ足だと深く埋まってしまうのです。
ズボンの裾を見す見すウンコだらけにすることは避けたいので、四苦八苦しました。

摩周湖の縁から一旦内側に登山道は入りこみます。
ちょうど登山口から1・8キロの地点。林の囲まれた平坦な場所。
歩き始めて45分ほど経過し、これから登りが続くので休憩で軽く腹ごしらえ。

気を取り直して、いざ・・・。

ダケ樺林

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


極めてゆる〜〜〜〜い登りなんですが、案外身に堪えるものです。
しかも、、この斜面にも鹿糞が・・・。 もぉ〜〜嫌じゃ!

再び、湖の縁に出る。 ふぅ〜鹿糞からの解放。

ほんとの裏摩周?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


これぞほんとに裏摩周? 相変わらず、風もなく大変穏やかな登山日和です。
(日差しが強く、、ちょっとくらい風吹いてもいいかも…などと贅沢な希望)

ピークへ。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに高みへ。 鹿糞もなく快適そのもの。

振り返ってみた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


歩いたのぉ〜〜〜〜〜。 お約束の鯉のぼりを持ってきました。
残念ながら、無風状態なので、鯉のぼりもぐったりしてますが・・・。

おお〜目指すピークになにやら居るぞ! 熊か!!

行く手に鹿3頭

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿の親子と思われます。
画像の左斜面(摩周湖側)から林を上ってきて、あのあたりに佇んでいました。
みんなで、私たちの様子を覗っているようです。

一定の距離があるのか、微動だにしなかった3頭が急に右手の林に逃げ込みました。
その直ぐ後にも、今度は5頭の鹿一家?が現れたのですが、こちらも同じ方向に逃げ込みました。
鹿の通り道なんでしょうね。ということは、、、また鹿糞??

ひーこらぜーこらで、さっきの鹿が居た場所へたどり着く。(鹿糞ほぼなし)

鹿地点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


中央に松が並んで立ってるあたりに私たちが居る頃、鹿が逃げ出しました。
鹿にとっては、なんだかおかしな動きをする二頭?が近づいてきたら警戒するわな。

だらだらと続く歩きでは、眼下に摩周湖ブルーに癒され、徐々に近づく摩周岳を目指してひたすら前に進む。

3・1キロ付近を越えたあたりから。

続く登山道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


いや〜〜〜長いけど・・・。
ようやく西別岳の尾根が見えてくる。 ここから先は、ほぼ夏道。
この夏道もご用心。 乾燥した鹿糞がゴロゴロ。 まぁ土に帰るからいいけど。

摩周湖の奥に藻琴山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


3.9キロの標識あたりから。
摩周湖越しに真っ白な藻琴山が見えた。 摩周湖も相変わらず穏やか。

西別も行っちゃう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


西別岳もだいぶ近づいてきた。
こちら側からだと、手前の稜線を登って行くんだね。

西別岳にも行ってみる? いいかも〜〜。 楽そうじゃない?
な〜んて、この時点はまだそんなことを言う元気もあったのでした。

それにしても暑い・・・。
ずっと太陽さんと向き合って歩かないといけないこの登山道・・・。
日焼け、雪焼けがとっても気になるところです。

シラカバの道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かなり腐りがちな白樺の小道。
今まで以上に埋まる確率が高くなる。しかも、雪の下は水溜り。ちょっとやっかい。

そうこうしてる間に、、私の中では結構唐突に、西別岳との分岐に出た。
10時20分。 摩周岳まであと1・6キロ。

ちなみに、この時点で「西別岳・・やめようぜ」という結論に。(軟弱な2人)

山頂まであと1・6キロ!今まで歩いた分の3分の1じゃん!

ガンバで〜〜〜〜す!!               後編へ続く・・・

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