山は歩くけど、なかなか湿原に足が向かない私たち。
とは言え、おととしの夏に尾瀬に行ってからは「湿原いいかも!」という感じになっている。
湿原のいいところは、少々雨が降っていても楽しめるところだよね。
そして、、見たい花があったのだ。
8時15分 これまでで一番早い出足だった。山歩きより早い湿原歩きって・・・^_^;
恩根内ビジターセンターから歩きます。当然、ビジターセンターはまだ開館していない。
木道へ続く木の階段を下りてしっとり霧に濡れた道を歩く。
水も滴るなんとか・・・バイケイソウの大きな葉っぱが水滴に覆われていました。
ヤチハンノキの林を歩く。
湿原のハンノキはみなほっそりだ。 足元はヤチボウズ。
あちこちから野鳥の声が聞こえるが、なかなか姿は見せてくれない。
やっと見つけたこの子も、誰だかわからない。
もこもこ もこもこ
スゲが活発な成長を繰り返してできるヤチボウズ。 10数年で徳利を逆さにしたような立派なヤチボウズができるのです。
尾瀬のように「白い虹」は見えないけど、霧に包まれた湿原っていいよね〜。
特に、ビジターセンターがまだ開いてない時間だったので、団体さんとかいなくて
たいした静かだった。
水平線が曲がってますけど、それはそれで地球の丸みを知ってほしい?
というのは冗談ですけど、恩根内からは低層湿原→高層湿原→低層湿原と
湿原の変化が見られる。
そろそろあるかな?と目を凝らして探す。 あった!!
ホロムイツツジ または ヤチツツジ
その名前の通り、湿原に咲くツツジだ。
うわ〜〜〜小さい!! そして・・・遠い(>_<)
これが見れただけでも感激だったのです。
ハンノキの芽吹きでしょうか?
イソツツジはまだまだ蕾でした。
遥か遠くにぼんやりと木々の影が見える。
山だと霞んでなんだかなぁ〜となるところだけど、湿原はこの方がらしくていいよね。
ワタスゲ 白くなったワタスゲしか見たことないけど、ほんとはこんなに地味なのね。
ガンコウラン 高山でも見られる植物が湿原にもあるなんて・・・。
しつこいですが、、このモコモコ感が好きですね〜。
どこまでもモコモコなんですよ。 波のようじゃないですか?
木道が波に揺られてるみたいでしょ。
再びハンノキの林に。 幹や枝にはサルオガセが張り付いていた。
昔、日高山中でこれを目にしたとき、「これが付くと木がダメになってしまうんだ」というような
ことを聞いたことがある。
ちょっと調べると、空気のきれいなところにしかできないものらしいと・・・。
空気がきれいなところに繁茂しても、木にとってはよろしくないものなのだろうか?
尾瀬の三本カラマツ風・・・ 一本ハンノキ?
鮮やかな黄色い色を発する エゾネコノメソウ
花の周りの包葉が黄色いのが特徴。
エゾノリュウキンカの変種 エンコウソウ
小さい上に、どれもこれも遠くて苦労しました・・・(-_-)
左側が軌道跡の遊歩道 小沢の対岸にエンコウソウや花が咲いている。
ギリギリ小沢に近づくも、、霧が小雨に変わったり。 そして気温が低いので寒い!!
オオバナノエンレイソウ
かなり大きいよね。 これもだいぶ望遠にて・・・
ヤチボウズらしいヤチボウズ。
なんかのアニメのキャラクターになかったっけ?
うねうね〜〜 自然の造形の面白さです。
木道に落ちてるヤナギの花
重そうに水滴を纏ったエゾエンゴサク
なんと3時間も湿原を散策。 ビジターセンターに戻って来た時には、
ガイドさん付のツアーの方々が大勢ワイのワイのと木道を歩いておりました。
ふう〜〜〜やっぱり早く来て良かったね。
恩根内を後にして、湿原を横断するルートを走ります。塘路方面へ抜ける道道1060号線。
湿原を高いところから見れる場所だ。
ヤナギがまだ芽吹いたばかり。 やっと春の足音が聞こえたくらいなのかな。
低層湿原のすぐ側を車が走る。
大雨降ったら危ない感じだよね。 走ってる途中で12時過ぎた。
と、、途端に雨粒が大きくなる。
時折、カヌーイストやら釣り人やらが水に入ってるけど大丈夫??
釧路川
おまけはノロッコ号
小さな駅舎の塘路駅 若者やら家族連れやら観光客であふれていました。
観光地のようですが、すぐ側には民家があり、作業着姿のお母さんたちが歩いてます。
どうぞ、ゴミとか捨てていかないようにしてもらいたいですね。
雨脚が強まる中、釧路湿原を後にしたのでした。