さくさく山日記

ランニング、時々山行記と自然の中で見たこと感じたことを綴ります。その他、日々戯言的なことも・・・

大雪山2010年

黒岳の紅葉5

テント泊縦走3日目     2010年9月14日

パタパタとフライがはためく音で目覚めたのがたぶん、、、3時頃かな。
雨が降ったら嫌だな〜〜と思いながら寝袋の中で過ごす。

ほどなく人の声…そうか、、御来光を見るために石室から人が出てきたのだ。
どれ、、私たちも起きるか。 4時20分 起床。
桂月岳の登山道を見ると、よく富士登山で見られるようなヘッデンの灯りが
登っていくのが見える。

御来光を待ってる間は寒いので、がっちり着こんで出発。

夢だった富士山からの御来光を見た品丸は言う。
「富士山からの御来光よりも、2人で北岳から見た御来光以上に感動するものがない」と・・・・。
ウレシイこと言ってくれるじゃん。

まあね…構想6年、、苦節3年越しの御来光だったからね。(南ア2007参照)

桂月岳の山頂には、多くの人が今や遅しと朝日が昇ってくるのを待っていた。

5時ちょっと前。。。明るくなってきた。 おおぉ〜〜〜(どよめき)

夜明け前

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ほのかに東の空を赤く染める。
層雲峡には雲海…。この雲海の下に国道やら温泉街があると思うとなんだか不思議。
だって、、単なる谷合いじゃないんだもん。
御来光も好きだけど、私はこの層雲峡にかかる雲海も好きだな。

明けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雲がかかってにぶ〜〜〜い色だけど、このボンヤリ感がまたいい感じ。
眼下の雲海は、ゆっくりと流れていく。
尾根にぶつかったところなんかは、滝のような流れに見える。

萌え〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


薄くかかっていた雲から太陽が出た。

その間、赤岳方面では、雲がひっきりなしに湧いたり消えたり。
どこかのおじさんが「天井雲ができるときは、天気が崩れるんだ…」と。ほぉ〜。

太陽が昇りきってしまうと、次々と山を下りていく。
品丸と私は、しばし静かになった山を楽しむ。

お鉢が朝焼け

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


お鉢がほんのり赤くそまり・・・

品丸に朝陽

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


品丸にも朝日があたる。

どうしよう、、、また ウッケ〜〜〜る とかつぶやいてたら。

影黒岳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


稜雲岳の裾には、影黒岳。 ぼんやり台形に見える影がそうだよ。たぶん。

雲の平に朝陽

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


雲の平もだいぶ明るくなってきたようだ。

桂月岳を下りて、石室の皆は朝ごはんの準備だ。
私たちは急ぐ用もないので、雲の平を少し散策。

この広々とした大地に当る朝日は、草紅葉をよりいっそうきれいに見せてくれる。
昼間の太陽とは違った明るさと暖かさを、朝の光は持ってると思う。

浮かれた2人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


紅葉にちょっと浮かれ気味な2人の影。 朝飯前なのにテンション高!

穂の輝き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


チングルマの穂に当る朝日。 なんとも言えない癒し感。

輝く草原

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ポコポコの大地や〜。

烏帽子岳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏にはバイケイソウが咲く場所。ん〜〜お気に入りの景色だ。

ウラシマvsチングルマvsナナカマド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウラシマツツジの赤 チングルマの赤 ナナカマドのオレンジ・・・

温かな色

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


風にゆれるヤマアワ? 秋だよね〜。

自然のきらめき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ほんの少し歩くだけでまた違った風景に会える。 

雲の平を充分に楽しんでテント場へ戻る。

そのころには、「朝日」ではなく単なる「太陽」になっていた。

さて、、テント撤収。この風のおかげでフライの水滴も飛ばされてるのか
昨日のように拭くほどではなかった。
本体を撤収してる間にフライを乾かして、、パッキンも昨日よりは素早く済んだ。

今日の朝食は、残ってる食料すべてだ。
あ。。。今思い出した。 そういや北海岳での昼食はコーヒー我慢したんだった。
朝コーヒーを飲みたくて、白湯を飲んだんだった。

市根井氏がわざわざ挨拶に来てくれた。
これから白雲へ荷物をデポしに行くと言い残し、石室を後にしていった。
天気悪くなりそうなので、一度下山するようなことも言ってたけど…
どうぞまた素敵な一瞬を撮ってきてくださいませ。

のんびりと7時55分 石室を後にした。

この時間になると、早朝から登り始めた人とチラホラとすれ違う。

ポン黒から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


品丸と何度も何度も振り返り、ちょっと早い紅葉を目に焼き付ける。

考えたら私、今年は春、夏、秋と3シーズン来たことになるんだ〜。
やっぱり来年は、高根ヶ原方面かのぉ〜。 どう?品丸?

登るにつれて、春、夏と見た草花の秋の姿を目にする。
遅咲きのイワギキョウやメアカンキンバイも…。

熟女なウラシマツツジ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これまで見たウラシマツツジとは明らかに違う熟女なウラシマさんたち。

チシマツガザクラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当たり年と言われるほどに咲き乱れていたチシマツガザクラ

大勢の人で賑わう黒岳山頂に着いたのは8時40分だった。

白雲岳〜北海岳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


白雲岳〜北海岳

眼下の紅葉の色づきもきれいです。

奥に愛別岳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深い黒岳沢の向こう側には、愛別岳。 品丸はここもリベンジしないとダメか?

あのカップルさん、、登ったのかな?
彼氏は登ったことなかったようで、、気乗りしてなさそうだったけど…。

烏帽子岳 赤岳方向

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


赤岳〜烏帽子岳

そういや、、とある団体さんが山頂のいた。
お客さんが「昨日登った赤岳はどれですか?」という質問に、ガイドさん?添乗員さんが「ここからは見えないんですよ」とひと言。

品丸と「え???? 見えてるし…」 展望看板と見合わせながら「これだよね」と確認。

集合写真を撮ったのを見ると、、アノ事故で有名になった会社のツアーでした。
なんだかなぁ〜〜〜。

のんびりまったり過ごすこと35分。 どれどれ、、下山するか。

降り口はちょっと急。
荷物も重いので、慎重にね。ずり落ちられても、助けられないですから…

マネキ岩

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


マネキ岩を見下ろすと、木々が色づき初めていた。

ニセカウ〜平山方面

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


黒岳の登山道の紅葉はどちらかというと黄色に染まる。
ウコンウツギの黄色がキレイなんだよね。

途中、小屋のスタッフの方に追い越される。
「ずいぶん早く出たのに、まだここに居たんですか?」だって。
いいやん! どんだけゆっくり歩いたって。

ハイオトギリの紅葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハイオトギリの葉っぱが真っ赤に紅葉。

しぶ〜〜い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


光の加減にもよるけど、今年はちょっと残暑のせいでお疲れ気味の紅葉なんだろうか?
常日頃見てる人に言わせると、、今年の紅葉はイマイチなんだとか。
品丸に言わせりゃ、ちゃんと見えてるんだから、それだけで充分。

そりゃそうだ。

このあたりで、またまたどこかで見た顔と遭遇。

「あらあら、、ご無沙汰してました」 と挨拶。
こちらも石室で良く会った人だ。 ん〜〜〜〜〜、、、名前忘れた

谷の色づき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


いい色だね〜。

大雪山の情報を出してるブログによると、今はもっと鮮やかな色合いになってるとか。

秋色だ〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋色 秋色。 

どんどん標高を下げるにつれてなのか、、なにやら暑さがじんわ〜〜り身に沁みてくる。。

下界は夏日だって言うじゃない…。

モンキチョウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モンキチョウ

リフトのアナウンスの声が聞こえてきた。 もうすぐだよ!
腰に堪える下山はちと苦手な品丸。あのゴロゴロ岩も苦手なんだよね。

10時40分 七合目到着。 ふぅ〜〜疲れた〜〜〜

下山の届けを書いて、リフトのチケットを購入。
ぼーっとしていたのか、おつりをもらい忘れるところだった。

それにしても、ここの売店のおばちゃんたちはいつ来ても元気だよね〜。
疲れふっとんでいいけどね。

旅の終わり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


しばし休憩?

ザックの大きさのせいか、痩せてみえますね〜〜。

リフトを下り、高松台にちらっと寄り道。

私 「ここから黒岳が見えるんよ」 品丸 「おおお〜〜良く見たら急だよね」

ロープウエイに乗り込むと、またまた石室スタッフのくまさんと遭遇。
洗濯物が入ってるであろうでっかいザック。 パッキンしきれてなくね?

「また遊びに来て下さい」と笑顔で見送られた。 「また来ま〜〜す」

11時35分 層雲峡着。

3日間、じっと待っててくれた車に「今帰ったぜ。無事にだったかな?」と声をかける。(車上荒らしに遭ってないかの確認)

重いザックから解放された私たちは、温泉へと向かうのでした。

〜エピローグ〜

時間が早いので、お風呂は貸切状態。3日分の垢を落としてすっきりさっぱり。
のんびり入って、階下にあるイタ飯屋さんへ。
ちなみに、、このイタ飯屋さん・・・
今年、2度来た時はいつも臨時休業で食べられなかった。
イタリアン好きの品丸には、是非食べてもらいたかったので開いてて良かった♪

品丸、、メニューを見ながら「今度は下山してここで食事して、どっかに一泊だね」

おおーーーーい。下山後の予定から逆算で日程組まないとダメですかぁ??

嵐を呼ぶ女と異名を持つ品丸ではあったが、、今回の晴れ続きで撤廃?

特に、職場の山仲間には「天気が悪いのは私のせいじゃないから!」
はっきり言うそうだ。んだんだ。

品丸の中では 大雪山=暴風雨 というのがお決まりパターン。
まあ、、大雪山に限らず比較的「白い山行」が多いのだけど・・・
(白い山行=ガスって展望なしの山行)

正直言って、計画を立てた私でさえ、品丸との大雪山はちょっと鬼門でした。

終わってみれば、紅葉にはちょっと早かったかもしれないけど、これだけ晴天下で静かな山を楽しめたことを、品丸も喜んでくれたので計画した私としても嬉しかったな。

下山後は札幌まで私を送り、その足で函館まで帰る品丸のパワーに敬服せざるおえません。

ちなみに、下山後のテントやらなんやらの後始末…。一日がかりでした。
すぐに休みもらっておいて良かった〜〜。

山は、気が置けない友と行くのが一番楽しいね

それにしても、テント場でのお酒、、美味かったなぁ〜〜〜

北海平から黒岳へ5

テント泊縦走2日目(2)     2010年9月13日

9時45分 白雲分岐を後にした。

分岐からすぐは、ゴロゴロしたちょっと歩き難い道。
その先は、夏遅くまで雪渓が残っていて、ガスっていたりすると迷いやすい場所だ。
きっと北海岳から来ても、分岐から行ってもいやらしい場所だと思う。
今はしっかり夏道が見えてるのでいちおう安心。

ガンコウランの実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

登山道の脇にはガンコウランの実が出来ていた。
ちょっと失敬…甘酸っぱくて美味しい。 ん〜〜でも生食というよりはジャムとか?
花はちっちゃいくせに、実はずいぶん大きいのね。

緑の絨毯

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅葉してる大地の中に輝くような緑。 スギゴケかな?

万年雪の雪渓を横切り、広々とした北海平を歩く。

花の時期は、エゾオヤマノエンドウやらイワウメやら花盛りの場所だ。
あ〜〜そんな時期に、また歩いてみたいな。

すれ違う登山者が、大きなザックを見て一様に「トムラウシからですか?」と聞いてくる。
品丸と「とんでもない!白雲からです」と答える。

ん〜〜〜この荷物だとトムラウシから来た様に見えるんだね。
それとも、そんなにくたびれて見えるのだろうか?

オレンジ色がきれい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ナナカマドのオレンジ色がとってもきれい。
赤味はウラシマツツジか、チングルマの葉っぱだね。

左手にずっと見えていたトムラウシが雲に隠れ始め、旭岳にも雲が・・・。
遮るもののないこの場所では、ちょっと曇りぐらいの方が歩きやすいかも。

何が咲いてたの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふわふわの綿毛になったのは、ウスユキトウヒレンかな?

空

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ゆる〜い登りの上に、薄蒼い秋空が広がる。
昨日よりは少し強い風だけど、これがまたなんとも心地いい。

真っ赤な草紅葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

草紅葉…好きだな〜。

秋になると、シマリスたちも冬に向けて大忙しだ。
チョロチョロと登山道を横切っていったりハイマツの中からひょいと顔を出してみたり・・・。

良く見るとほっペが膨らんでる。

シマリス君

 

 

 

 

 

 

 

 

 


驚いて硬直してしまったのかも。 ごめんね。驚かして・・・。

やっぱり、藻岩山なんかで見るシマリスに比べたら細身で小柄だよね〜。

えぐれた登山道をひとのぼりして北海岳の山頂だ。

11時07分 北海岳山頂。

お鉢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お鉢丸見えです。 品丸〜〜お鉢だよ〜〜。

ウケテルのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウッけ〜〜〜〜〜る!!  (またか!

白雲のテント場でも、白雲岳山頂からでも、この北海岳の山頂からでも
この大展望を見てると、下界でのイライラも悩みも、どーーーでも良くなっちゃう。

な〜んだって、あんなちっぽけなことでウダウダ悩んだり、イライラするんだろうってね。

すこし風が冷たいので、フリースを着る。

お昼にしよう。パン、チーズ、ソーセージ、、もちろんコーヒー。
私はそのほかにコーンフレークを持参。 軽くていいよ。コレ。

休憩してると旭岳の方から一組のカップルが到着。
彼は大きめのザック。彼女は日帰り装備??(日帰り装備以下か風)

品丸と横目に見ながら「いいねぇ〜〜。この装備ならルンルンでこれちゃうね」
彼氏のザックから2人分の食料が出てくる。 うっは〜〜彼氏、頑張るねぇ〜。

”やっかみ”ともとれるようなことをブツブツ言いながら休憩する女2人なのであった。

11時35分 さて、気を取り直し黒岳へ。

北海岳からの下りはちょっと滑る。気をつけてね。
ぐんぐん下る。

今回の縦走…黒岳からの入山も考えたが、下山後すぐ風呂に入りたい。
北海岳の登りが嫌。 ふたつの理由から銀泉台からの入山にしたのだ。

眼下には色づき始めた大地。

紅葉してるよ〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


前回お鉢周りしたときに気になってた崩れたところは、さらに崩れていた。

ん〜〜来年とかどうなるのかな?

ふっと、、右手を見ると、、なにやら丸いものが・・・

落し物

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毛だね・・・。 これってさ〜〜シマリスの尻尾じゃない?

品丸 「脱皮したのか?」 私 「まさか!!」

もしかして、、しっぽ以外は食われちゃった?? きゃぁ〜〜〜〜

想像だけで大騒ぎする2人なのでした。 でも、、ほんとにそうなんじゃない?

コケモモ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美味しそうなコケモモがたわわに実る。
ちょっと失敬・・・・。すっぱ! これ食べ過ぎるとお腹壊すんだよね。

ジムカデ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤い帽子をかぶっているのはジムカデ

花も上手に撮れなかったが、、実もこれが限界だ。
いや、、、撮ったんだけど見事に葉っぱにピントが合ってた。
実の方がでかいくせに、なんでこの大事な時に葉っぱかねぇ〜。

前回、雪に埋もれていた場所もすっかり雪解けし、、、すっかり花も終わっている。
品丸には、花の時期に咲く名前を伝授。(覚えてないと思うけど・・・)

ワタスゲ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北海沢の向こう側にワタスゲかな。 あの白いフワフワはそうだよね。

チングルマの葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チングルマの葉っぱの紅葉。

黄色から赤へ… 艶艶輝いてとってもきれいだ。

心穏やかに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



赤石川手前の小さな草原。 いいね〜、、日本の原風景みたいで。

赤石川の渡渉は、前回の水量を経験してる私にとっては、もう〜〜笑っちゃうくらいの水量だ。
うってかわって、渡渉嫌いの品丸は慎重だ。

最初はサクサク渡るものの、やっぱり最後に行き詰ってしまったようだ。

「どーーすんのぉ〜〜〜??」 

「その石にジャンプか、沢に足つけな。スパッツしたから大丈夫だって。」

ビビリながらなんとか渡渉終了。
北海岳で会ったカップルも、彼はさくっと渡っていたが彼女は品丸と同じ場所でビビっていたようだ。

あと、ひとのぼりで石室だよ〜ん。
目的地までが最後に登り・・・・まるでゴールデンウイークの摩周岳のようじゃないか。

がんば〜〜!!

黄色×赤

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さ〜この景色が見えたらもうすぐ。
ハイマツのトンネルをくぐるとそこは石室。 早くも大勢の人の声が聞こえる。

13時15分 石室到着。

あ、前回居た”くまさん”と”スナフキンさん”(勝手に命名してます)だ。

こんにちは〜。また着ました。今日はテントで!

受付をしてテント場へ。

初めてじっくりテント場を見たけど、ずいぶんとナナメってるのね。
ちょうど平らな場所にはすでに二張りのテント。

このあたりかね…と比較的広くて平らな場所へ設営。
今度は2度目なので、昨日よりも手際いいはずだったのだが、、
ここの地面、硬くてペグが入ってかねぇ〜〜  石でカンカン日曜大工状態でした。

ようやく我が家を設営してまったりしてると、なにやら1人の紳士が声をかけてきた。

ん? あらら、、市根井氏ではないですか! ご無沙汰してます。
秋、この時期黒岳に来ると必ずと言っていいほど会いますね。
しばし紅葉談義に花を咲かせる。

少し早いけど、晩ご飯にしようか。

と、、その前に晩酌だ!

晩餐

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日は500ミリリットルのビールを2人で1本。
今日は各々飲みたいものを。

ちなみにこの日、石室のビールは売り切れでした。
明後日にならないと入荷しないんですって〜。 飲みすぎなんじゃないですかぁ〜??

ビールが得意ではないので、休日前とかよくコレ飲むんですけど…
まぁ、、1人で家で飲むときは、はっきり言ってストレス発散のためなんですね
(ちなみに今の会社で働くようになってからこういう習慣がつきました

でも、、でも、、同じ酒でも今日の味は格別に 美味い!!

残っていたつまみを食べつくす。

食事は、さとうのご飯(五目御飯)とレトルト中華を半分こ。味噌汁。

まったりしてると、お隣の席に男性5人のグループ。
なにやら方言が聞こえてくる。 栃木か福島あたり??
お声を掛けると茨城だそうだ。 男性曰く「なまってましたか?」って。ええまあ…

話を聞いてると、ワインやらマカロニを茹でるやら、、豪華じゃのう〜。
ご飯を温めた私たちのお湯を差し上げると、お礼にとカナッペを一皿。

ツナ&オリーブ オリーブオイルの2種類をゴチソウしてもらった。
美味しい〜〜〜 メニューに増やします。と言っていたからプロ集団??

明るいうちからほんのり酔っ払って、、私はテントで一眠り。

目覚めたら夕暮れせまっていた。

どれ、、夕焼けでも写してくるよ・・・と雲の平まで。

ほの明るい空に三日月が浮んでいた。

テントサイトや石室前の人声が遠くに聞こえるだけで、誰もいない。
春も夏も、この場所に立っていろんな思いを捨ててきたけど…
夏に捨て切れなかった思いも、今度はちゃんと捨てられそうだ。

捨てるって言葉がよくないかな・・・。

浄化?気持ちの整理、、そんな感じかな。

月と夕焼け

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



刻一刻と姿を変える雲と夕焼け。

何の変化もないような日常でも、知らぬ間に変わり続けているんだよね。
自分も人も・・・いや、、同じ毎日なんてないはず。
違いに気がつくのかどうなのかだけだよね。

明日は明日の風が吹く……か。

再びテントに戻り、19時には眠りに落ちていた・・・

夢広がる白雲岳5

テント泊縦走2日目(1)   2010年9月13日

山の朝は早い。
いや、、早すぎるだろ・・・。
昨日遅くに着いた撮影隊が、今朝は御来光を撮るためにどこに行くのか、朝っぱらから大声でしゃべりまくってたのが午前3時くらい。

うっせぇ〜〜〜、、、むにゃむにゃむにゃ。。。。

いよいよ普通に周りも起き出した午前5時 起床。

夜明け

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緑岳〜小泉岳の稜線の向こう側から太陽が登ってくる。

きっとあの稜線で写真撮ったら、眼下には雲海が広がってキレイなんだろうなぁ〜と想像をめぐらせる。

避難小屋の前でも何名かがカメラを携えて、日の出を待っていた。

陽光

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遥かなるトムラウシ山や高根ヶ原に朝日があたり、静寂に包まれた山がより一層静かになった。

こういう自然の美しさを目の前にすると、人は言葉を失ってしまう。

品丸もテントの中からこの光景を見ていたようだ。

テンバの朝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どれ、、早速テントの撤収でもするか。
まずは、、、フライの水滴をタオルで拭く。
絞れるほど濡れたタオルは、それはそれは冷たくて…手、、ちぎれるぅ〜〜〜。。

日が高くなるにつれてテン場の端っこの方に日が当る。
フライをそこまで持っていって湿気取りだ。 すっかり乾くまでにはいかないけどまあまあいい感じで乾いたかな。

朝食は、サトウのご飯に鶏ダシわかめスープをぶっかけてお茶漬け風。
これがまたとっても美味かったんだな。

手際よく?テント撤収に成功。
よく、雨の山行記録なんて読んでると、このテント撤収やら設営やら雨の中でよくやるよと感心してたけど、、私には絶対無理!みなさま尊敬いたします。

7時15分 テント場をあとにする。 今日も快晴だ。

ミヤマサワアザミ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水場の側に咲くエゾノサワアザミ。 逆毛立ってるみたいだね。

ずるっといきそうな足場に気をつけながら、、朝一の急登をじっくり登る。
何度も何度も振り返る。

名残おしい風景

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


いつの間にか、テン場も避難小屋もあんなに小さくなっていた。

今度はトムラウシだね。。。。

分岐までの間は、ちょっとしたお花畑だ。
もちろん、今の時期は何も咲いてない。遅咲きのミヤマリンドウが咲いてたり…
あ。見つけた。

ムカゴトラノオ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムカゴトラノオ (タデ科)

エゾノハクサンイチゲの花後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エゾノハクサンイチゲの花後 (キンポウゲ科)

葉っぱを入れて撮りたかったけど、あまりにピントが合わなくて断念。

そういえば、釧路のまっつあんとぐっさんと知り合ったのは白雲避難小屋だ。
それは、ぐっさんがハクサンイチゲの名前を聞いたことから始まったことだった。

そして、、初めて会った二人に、とても心癒されたことを覚えている。
特別な言葉は交わさなくても、心が温まるってことあるんだよね。そんな出会いだったな。

そんなことを思い出しながら、ゆっくり歩き分岐へ到着。 8時10分。

重いザックを下ろし、少し休憩していざ白雲岳へ。
背中がかる〜〜〜〜〜い スキップでいけそうです。(実際はしませんけど…)

キラキラウラシマツツジ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キラキラとまぶしい「紅葉しちゃいました!」的なウラシマツツジ。 初々しいね。

イワギキョウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遅咲きのイワギキョウ (キキョウ科)

ツガザクラも紅葉?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ツガザクラも紅葉してました。

お鉢の向こう側

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


振り返れば今日これから歩く道が見えてる。
その向こうには北鎮岳、比布岳、安足間岳…絶景だね。

黒岳方面

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


稜雲岳、桂月岳 黒岳…遮るものがありません。

さてさて、こちらは最後の岩場登り。 品丸、、慎重にねぇ〜

などと、人の心配をしてる場合ではなかったのだ。
一瞬クラっとバランスが崩れて、おっとっと、、、なんとか持ち直したものの、、
もしザックを背負っていたらそのまま滑落…そんな瞬間だった。
いやぁ〜〜焦った

白雲登ります!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足。。。開きすぎじゃないかい?

8時50分 白雲岳山頂

先行して歩いていた男性がのんびり風景を眺めていた。

白雲岳より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


夏は残雪でゼブラ模様になるところ。(後旭岳〜旭岳〜熊ヶ岳〜間宮岳)

今はほんのり秋の色で縞々もようだ。

いつかは大縦走・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遥かトムラウシ山 きれいな三角錐の下ホロカメットク山 オプタテシケ山〜十勝岳

いつかは大縦走してみたいね。トムラウシが呼んでるよ。

先行してた男性が「北海道の山の4分の一が見えてるみたいだね…」と。
天気が良すぎて遠くの山が写真だと霞んで写るけど、肉眼でははっきり。

ほんとに、、見えすぎる!ってくらいの展望でした。

しばし男性と山談義。
自分の登った山を自慢するわけでもなく、、ただただ山が好きなんだな〜って感じが好感持てましたね。

何気に居たダイセツタカネフキバッタ。
私が「羽のないバッタなんですよ」と言うと、「へぇ〜」と言いながら写真をパチリ。

先に下山する時も「もっとゆっくりしていきたいけど、これから札幌まで帰らないといけないから・・・」とポツリ。

今日のこの天気のこの山に、自分の山行の自慢をベラベラするおっさんじゃなかったことを非常にうれしく思うのであった。

30分弱のんびりして私たちも白雲岳をあとにした。

秋を堪能

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クレーターの縁は草紅葉が広がり…秋の風も日差しの暑さを和らげてくれる。

ダイセツタカネフキバッタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山頂にも居た ダイセツタカネフキバッタ。 跳躍力は抜群だよ。

これから登る1人の方に「分岐にあった重いザックはあなたたちのかい?」って。

「そうで〜す」  え?重いザックって…持ってみたんかい!

仲良く日向ぼっこ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


9時40分 分岐に戻る。

ウチの子たち、大人しく寝てたかしら?
う〜〜ん、、ちょっとずれてるところをみると、おじさん持ってみたんだね。

ザックのてっぺんにあるのは、テントを拭いたタオルです。

品丸の赤いザックは「女」ってわかるけど、私のザックはもしかしたら「男」と思っていたかもね。

ふぅ〜また重いザック背負って次の目的地まで行くか〜!!

紅葉始まる赤岳5

    テント泊縦走 1日目 2010年9月12日

<プロローグ>

今回の目的は、「紅葉にはちと早い大雪山を楽しむ」というもの。

マイカー規制が始まり、シャトルバスを乗り継いでの入山だ。

問題なのは時間的なこと・・・。

テント場着時間を設定して、、逆算していくと…札幌3時半には出発しないと間に合わないんですけど。
ってことはですよ・・・起床2時半くらい?? 起きれんの?

職場の人たちには「寝なきゃいいんじゃない?」ぐらいのこと言われてしまうし、
このところの忙しさを考えると、自分の中でも若干の不安がありました。

そんな不安もどこへやら。
人間好きなことをしようとするときって、起きれるもんなんですよね。

無事2時45分に起床。バタバタと最後のパッキンをすませて3時33分出発

濃い霧が立ち込める高速を一路旭川へ。

夜明けとともに外が明るくなり、霧も場所によって濃かったり薄かったり。

車窓から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時折、幻想的な風景に出会いながら高速を飛ばします。

飛ばしすぎたわけでもなかったのに、、なぜか出口を見落として和寒まで行ってしまった。
無料なんで、一回出てからゆ〜た〜ん。
今度は慎重に出口チェック。

品丸と出かけるときは、この程度のことは想定内。
一度なんか、旭川行きたいのに札樽道に入ったこともあるんだから。

そうそう、、層雲峡温泉に入るすぐ手前に、地味な看板のセブンイレブンが出来てました。
おお〜〜セイコマしかないと思っていたから、これは車の人には便利ですね。
ここで、朝食とトイレをすませて駐車場へ。

ここで品丸から重大な告白が・・・

「晩ご飯にするハンバーグ忘れてきた・・・」  マジ?!
いや、、大丈夫。 主食はちゃんとあるから。。。ね。ハンバーグ食べたかったな・・・

6時半に層雲峡へ着きました。
ちょっと駐車場でもめて…ちなみに、縦走して後日下りる人たちは第二駐車場だそうです。

7時    層雲峡→レイクサイト行き シャトルバス 400円
7時半  レイクサイト→銀泉台行き シャトルバス 400円

ガタガタと揺られ、どこからともなく車内を充満させる土ぼこりにさらされて銀泉台へ。ゴホゴホ・・・

      銀泉台〜赤岳〜白雲避難小屋(テン場)

8時10分 入山届けを書いて、再びトイレへ。天気はこれ以上ないくらいの晴天。

林道をほどなく歩くと、本当の登山口が現れる。
パトロールの人が、テント場の水場に昨日熊が現れたとの情報をくれた。
8時半 本格的に登りま〜す。

久しぶりの大型ザック。ぐぐっと肩にも腰にも重さが応えます。

花は咲いてないものの、気になるものはやっぱり撮っちゃうわけで、、(失敗が多かった)
ゆっくりゆっくり登ります。

斜面はほのかに紅葉が始まっています。

ほのかに紅葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


この色も、ブログ書いてるころにはさらに色が濃くなってるんだろうな〜。

9時10分 第一花園  見えすぎちゃって困るくらいの展望。

見え見え〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

右奥にはピリベツとかクマネシリ岳かな?

ニセカウ 屏風岳 ウペペサンケ ニペソツ 石狩連峰…見えるね〜。

10分ほど休憩して出発。 

タカネトウチソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋を代表する タカネトウチソウ 

終わってしまった花が多かったが遅咲きもまだ咲いてました。

ハイオトギリソウの実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

可愛い尖がり帽子の実をつけているのは ハイオトギリ

登るにつれて、もう花はないかと思いきや、まだまだ頑張ってる花もありました。

ミヤマリンドウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思いっきり花びら全開のミヤマリンドウ

エゾヒメクワガタ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

品丸が初めて見たという エゾヒメクワガタ

シラネニンジン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この手の花は同定が難しいので避けていたのですが、、シラネニンジン(たぶん)

ヨツバシオガマ花後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨツバシオガマの花後 ブドウみたいになるんだね。

9時40分 第二花園 10時 奥の平 と順調に登ります。

それにしても日差しが強い〜〜〜!! 結構ジリジリと暑さが堪えます。

途中、ナキウサギも見ちゃったりして。
写真を撮って見ましたが、、え〜〜掲載するほどの画像でもないので割愛。

登る先を見ると、いい感じで紅葉が進んでます。

色とりどり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


神の田圃もこんな具合

神の田圃 紅葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静かだね〜。水面にナナカマドのオレンジ色が映ってる。

品丸は、水底にあるポコポコが気持ち悪い・・・と言っていた。
な〜んでそこに目が行くかな〜

10時30分 コマクサ平に到着

ここで、女性二人をガイドしてた方とあらためて挨拶を交わした。

あらら? どこかで、、そうそう、、黒岳の石室でお会いしましたね。
2年ほど前でしたか・・・。 ご無沙汰してました。(ってか名前も知らないし・・・
いや、、山の知り合いはこの程度がちょうどいいのかもしれない。

ちなみに、このガイドさんが連れてた女性の1人は、山スカートでした。
ん〜〜〜〜、、女性には悪いけど、やっぱりその年齢で山スカートはいかがなものか。

咲き終わったコマクサを眺めながら、ちょっと下り坂のウラシマツツジの紅葉を見見ながら進みます。

草紅葉 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一面の赤い絨毯。 奥には東岳。
ウラシマツツジは下り坂だけど、こちらはまさに旬?

クロマメノキ 紅葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロマメノキ。 黒紫色の実をつけて丸い葉っぱは赤く紅葉。

コマクサ平を過ぎて、第三雪渓の登りがきつかった。
ゴロゴロの石よりも雪渓歩きの方が楽チンだよな〜。

遅咲き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気を紛らすように花に目を移す。 ヨツバシオガマ 遅咲きだね〜。

ちなみに、、ローアングルの写真も花の写真もザック下ろしてません。
だって、一度下ろしちゃうと二度と背負いたくなくなりそうなんだもん。

最後の登りに向けてしばし栄養補給。
お昼ごはんは赤岳の山頂だ。 ん〜〜〜それにしても腹減ったぞぉ〜。

彩り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青空にオレンジ色や黄色が映える。

さて、、最後の第四雪渓の登り。これを登ると山頂はすぐだよ! 品丸ガンバ!

ミヤマアキノキリンソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

輝くように咲いていたアキノキリンソウ

ナナカマド 紅葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


時々振り返ってみる。 秋だね〜紅葉も空も風も・・・

ん〜品丸しんどそうだなぁ〜。 もう少しだよ。

しぶ〜い色合い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見下ろすと渋い色合いの紅葉が広がっていた。
白っぽく見えるのはチングルマの穂だね。

山頂の台地にあがるともう山頂は目の前だ。
たくさんの人が思い思いに休憩してるのが見える。

もうちょっとだよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


平坦になってようやく足取りが軽くなった品丸。

12時ジャスト。 赤岳 到着。 ちょっと遅れて品丸も到着。

どうよ。この景色。 

遠くに旭岳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奥に旭岳と後旭岳 右が北海岳

白雲岳がちょっこし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


右に白雲岳

北鎮〜陵雲〜烏帽子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


北鎮岳〜稜雲岳〜烏帽子岳

品丸、この景色を目の前に なななんと!

           ウッ・ケ〜〜〜〜る!!

どないやねん。その感想は!

過去2度登ったことある品丸は、どちらも暴風雨の時に登ってるので
山頂に居ても景色を見たことがなかったのだ。
ちなみに、、品丸の山行は白い山行が多い(ガスって景色見えない状態)
このあたりも”嵐を呼ぶ女”の異名を持つ理由のひとつだ。

壮大な景色は、品丸の想像以上だったようだ。「こんななってたんだ〜」だって。

さ、さ、さ、、ご飯にしよう!

お湯を沸かす時間を省くため、出掛けにポットにお湯を入れてきた。
コーヒーとパン、チーズ、ソーセージ。おやつ諸々。

私はふと「たしか三角点があるはず」と思い立って、探しに行くことに・・・。
ここで大きなミスをした。
三角点=なんとなく端っこ こういうイメージだけで全然違う先端を目指してしまったのだ。(ちゃんと地形図確認しろっつうの!)

三角点マークは東側にあるのに西側のピークに向かってしまった。
山頂からちょっと尖がった先っちょの方。 当然あるわけなく。
ここで初めて地形図をみて、ここじゃないことに気がつく。 あはは〜〜(^^ゞ

私がその先端に行ったのを見た人が、その後から後から出向いてましたね。
あ、ゴメンネ。何もないですから。

赤岳の裏側

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


はい。赤岳の裏側はこんな感じです。 突端に行った帰りがけに写しました。

山頂〜

 

 

 

 

 

 

 

控えめに山頂写真。 ここって逆光になって「赤岳」が見えないんだよね〜。

45分間、充分に休憩取っていざ出発。

赤岳からは急登もなく、気持ちのいい歩きだ。
このあたりは、花の時期はすごいんだよ〜とプチガイド付き。

これはクモマユキノシタ これはチシマクモマグサ このあたりはチョウノスケソウ…

そして突然品丸は質問してくる。 この黄色い葉っぱは?

むむむむ、、、オヌシ突っ込むな〜 タカネヤナギかな。(超てきとー

草紅葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


チングルマの葉っぱの紅葉がとってもきれいでした。

ウラシマツツジの紅葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは紅葉なりたてのウラシマツツジ。 ん〜〜初々しいねぇ〜。

2人で「やっぱり若いっていいねぇ〜」(色んな意味で)

さわやか〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


緑岳岳方面の稜線。 茶枯れた草の感じも好きだな♪

雲が湧いてきて日が翳ってくる。 ちょうど暑さもピークになってたのでかえって涼しい。

13時25分 白雲分岐

さて、どうする? 白雲岳行く? なんか雲湧いてるよ。往復1時間半ぐらい…
品丸も最初は行く気満々でしたが、ここにきて疲れてきたのか
あっさり「今日はこのままテン場に行こう。 起きてる時間が長すぎるわ」と。

ズルズルする足元に気をつけながら下って行きます。

白雲小屋と遠くにトムラウシ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


小屋が見えて遠くにトムラウシ。

この景色見たら、トムラウシに行ってみたくなるよね。
短縮コースもいいけど、やっぱり縦走の醍醐味も楽しみたいもんね。

疲れた体にムチ打つ最後の下り。 あと少し、、あと少し、、。

13時55分 テント場 到着。 お疲れさん!

まずはテントの設営だ。
場所を決めて、、このテン場で暴風雨を経験してる品丸が場所決定。

ちなみに、今日のこの日のために、数日前に自宅でテントを設営してみたのだ。
設営しながら、なんだ?この紐?? ひとつひとつ確認しながら練習したのです。

その甲斐あってか15分ほどで設営終了。(え?かかり過ぎ?)

今夜の宿

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



今夜の宿です。 新築でっせ。

テントの中を整えて、着替えて、受付(1人300円)を済ませ、、やれやれ。。

4時前には晩酌の始まりだ。

食前酒

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

品丸のお母さんが持たせてくれたキュウリとシソみそ(お手製)。
ポットの蓋でチビチビ飲むビールは格別に美味しかった。

ちなみに夕食は、サトウのご飯+レトルト中華丼 あさげ味噌汁+ラーメンの具(乾燥野菜)

ほんとはこれに煮込みハンバーグがあるはずだった。

直接飲む水はお互い2リットルずつ持参。
水場の水は、あくまでも煮炊きすることに使用。なので、このメニューなのだ。

晩餐も終わり日没が近づく中、ガイドさんが小屋前のベンチで1人景色を見ながら煙草を吸ってました。
息抜きタイムでしょね。 明日は高原温泉へ下りるとのこと。

日没

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほんの〜り焼けた夕焼け。

8時くらいにはもう夢の中・・・。明日もいい天気でありますように。

ムニャムニャ・・・

大雪山お鉢巡り☆其六5

大勢の人が賑わう石室のベンチ。

出掛けに沢の状態を教えてくれた石室のスタッフさんに状況説明。

北鎮分岐の雪渓と赤石沢の渡渉の件…

「大変楽しゅうございましたよ」と。

そういえば、ポットにお湯をつめて持っていったのに、コーヒー飲んでのんびりすることもなく歩いちゃった。
下山する前に、ちょっと腹ごしらえしよう。
ベンチで、残った行動食とコーヒーでいっぷく。 ほぉ〜美味しい♪

         大雪山 お鉢巡り (黒岳一泊)〜その六〜

12:00 石室を出発。 

サブザックから再びでかいザックへ。

重い…

水だって食料だって減ってるはずなのに、なぜか重い。何か入れた?

キバナシャクナゲ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


名残惜しささえ感じるこの風景。 ちょっと少なめなキバナシャクナゲの群落。
遠く見えるのは、さっきまで居た北海岳だ。

沢状態だった道も今日はだいぶ乾いている。
1人の男性が、じっと岩場を見つめている。

「ナキウサギ待ちですか?」 「あ、はい。声はするんですけどね…」 「耐久戦ですね(笑)」

と、、そうこうしてるうちに鈴をジャラジャラ鳴らしたグループが降りてきた。
こりゃ〜ナキウサギも出てこないわ。

お鉢にお別れ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


黒岳の周りは日が差して明るいけど、確実に雲が広がってきてますね。

チシマキンレイカ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チシマキンレイカ (オミナエシ科)

ちょっとまだ早かったのかな?

コヒオドシ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コヒオドシウスユキトウヒレン

とっても美味しかったのか、離れては戻り、離れては戻りしてました。

ん〜〜蝶だってわかってるからいいけど、見た目は「蛾」だよね

エゾツツジ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめて咲いてた箇所もあったのですが、寝そべって撮影してるおじさんとそれを見守る奥さんがなかなか離れてくれないので、別個体で…。

エゾツツジ (ツツジ科)

後姿でごめんね〜。 こうやってみると、うなじ美人だね。 蕾も可愛い♪

サマニヨモギ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サマニヨモギ (キク科)

はじめ茎や葉に長い毛があるけど開花と同時になくなっちゃうんだって。
反対に開花しても短い毛が密生したままのは、シロサマニヨモギ。

毛が・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毛が少し残ってますね。 葉っぱにも毛がたくさん残ってました。開花途中?

エゾハハコヨモギは全体的に絹毛があって白っぽく見える。大きさもちょっと小ぶり。

というのは、、帰ってきてから図鑑を見てわかったこと。
ん〜〜〜〜白っぽいのあったかなぁ〜?? 見逃した?

キアゲハ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キアゲハイワブクロ 

小さい頃、モンシロチョウとモンキチョウ(ほんとは違う名前かな?)は普通にあちこちに飛んでいて、このアゲハチョウを見たときは興奮したよね〜。

大きくて綺麗で優雅で…大人の蝶だよね。 いやいや、、夜の蝶じゃなくって…

もう立ったり座ったりして写真撮るのに嫌気がさしてきたころに山頂へ戻ってきた。

12時35分 これから天気崩れるっていうのに、、すっごい人だった。

どこまで行くのか、どうみても日帰り装備らしい人も石室の方へと歩いて行ってましたよ。

私はというと、、これから下山してお風呂入ってバス乗り継いで、、ん〜〜急ぐか。
休憩も取らずに即下山。

チシマフウロ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チシマフウロ…色が白っぽいのはトカチフウロって言うらしいんだけど。どうなんでしょ?

チシマノキンバイソウ群落

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チシマノキンバイソウの群落。

ほらほら、、、ガスってきてるじゃないですか。

登ってくるみんな大丈夫? 完璧に雨降るよ。
1人のおじさんが、這うようにして登ってくる。
「ためして〇ッテンで、疲れない登り方って言ってたけど、疲れるよなぁ〜」と。

あ〜〜その番組、私も見たみた。 演歌歌って登るといいんでしょ?
っていうか〜〜、、おじさんペース早いって。その岩は回り込むんだよ。

ウコンウツギの谷

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ウコンウツギの谷。 

光の向きのおかげか、登った時よりもウコンウツギが写ってますね。

エゾノレイジンソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エゾノレイジンソウ (キンポウゲ科) 

トリカブトの仲間だけど、変わった花だよね。

モミジカラマツ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モミジカラマツ (キンポウゲ科)

葉っぱがモミジ葉でしょ? 

霧の中でも目立つ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チシマノキンバイソウヤマブキショウマ

ミヤマキンポウゲ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


霧の水分を受けてしっとり濡れたミヤマキンポウゲ。

チシマノキンバイソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

堂堂たる風格チシマノキンバイソウ

ほか、アラシグサも撮ってみたのですが見事にピンボケでした。

リフトの音が聞こえてくると同時に、なにやらポツポツと肌に当るものが…。
うわ〜〜いよいよか!

13時30分 七合目 リフト乗り場到着。

下山時刻を記入。
見たら、昨日の日付で下山するように書いてて、書き直されてました。
石室一泊って書いてるくせに同日下山はないよね〜。スイマセン。

ザックカバーをつけ、カッパの上だけ着てリフトに乗る。
ちなみに、低速リフトなので、夏でもロープウエイ駅舎まで行く間に体が寒くなりますので気をつけましょう。

「黒岳の湯」に入り、またまたパスタは食べ損ね、、
15時40分 雨のあがった層雲峡を去ったのでありました。

花いっぱいのお鉢巡り…来年の楽しみがまた出来ました。

皆さんも是非、無理のない行程で花めぐりお鉢巡り楽しんでくださいね。 ☆完☆

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