さくさく山日記

ランニング、時々山行記と自然の中で見たこと感じたことを綴ります。その他、日々戯言的なことも・・・

道央の山2011

アケボノシュスラン5

花の名前を調べるため図鑑をめくっていると、ついつい気になってしまう花が出てくることがある。
特に、「緑やクリーム色の花」の項目にそれが多い。

エゾノチャルメルソウ、チシマゼキショウ、ツクモグサ等々・・・
その名前も面白いけど、形状もなんとも独特でいつの間にか目に焼きついてしまってる花。
そのひとつがこの花でした。

高山帯に5月とか6月に咲く花や、固有種などは、その時期その場所に狙って行かないと見れないのでそれなりの心の準備があるけど、
普通に「山地の樹林下」とかで生えてる花は、それほど気合も入ってないせいか、それを見つけたときは宝物を見つけたように嬉しくなってしまう。

ふっと目に飛び込んできた花。
一瞬「ん?」と思いながらも一、二歩通り過ぎてしまい、、「もしかして…」とまた戻って確認した花でした。

この一、二歩の間に記憶のページがパラパラとめくられて、「もしかして…」となるわけです。

アケボノシュスラン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アケボノシュスラン (ラン科)   漢字表記は 「曙繻子蘭」

名前の由来は、葉っぱの様子が織物の繻子に似てるから。 とある。

繻子ってなんぞや?

Kotobankによると・・・引用

 朱子とも書く。織物の三原組織の一つ(織物組織)で,この織り方による織物の総称。英語では絹製のものをサテンsatin,綿の場合はサティーンsateenと呼ぶ。経(たて)糸または緯(よこ)糸が表面に長く浮いて,一方向に渡っているように見え,浮いている方向により経繻子(表繻子),緯繻子(裏繻子)という。

引用終わり

ほぉ〜。 さしずめ、経繻子なのかな?

残念ながら、花はまだぎゅっと固く閉じたままだった。

ほんのりピンク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは、少し花がピンクがかってる個体。

花の蕾が鳥の嘴みたいで、開くとヒナが親鳥に餌をねだってるように見えるのだとか。
あ〜開花したときも見たかったですね。

周りをよく見ると、一株 二株ではなく 結構な数の個体が咲いてました。

花の季節の終わりを告げる花なんだそうです。

たしかに…。もうこれから咲く花もないですもんね。
なんだか、寂しいですねぇ〜。

このところの札幌は雨が降ることが多い。
まさに、ひと雨ごとに秋が近づいてる感じがします。

夏の疲れも出やすい時期です。風邪などひかないように・・・・。

実のる砥石山4

秋は実りの季節…といってもまだちょっと早いですけど。

森の実りの代表と言ったら、やっぱりキノコじゃないですか?

たまごちゃ〜ん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさにむきタマゴみたいな タマゴタケ (テングタケ科)

成長しました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成長するとこんな感じ。  フリルっぽりミニスカート(つば)はいてます。

見た目は真っ赤で毒々しいけど、優秀な食菌。 食べられます。

ということで、、食べてみました。。

 

・・・・・・・・・・・・ウソです。
図鑑によると、吸い物とか鍋物にいいらしいのですが、この手のものは
怖くて手が出ません。
もし、「道の駅」とかで「朝もぎタマゴタケ」とかって売ってたら買ってみるかも。。

タイミングが良かったのでしょうか。 結構目にしましたよ。

ずんぐりむっくり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ずんぐりむっくりの、、ニオイベニハツ? (ベニタケ科) 
だとしたらこれも食べれるようです。
素人の同定ですので、あてにはなりませんので、、ご勘弁を。<(_ _)>

チョキチョキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニカワホウキタケ (アカキクラゲ科)

この枝分かれがもっと細かくたくさんしてるのは毒キノコのコガネホウキタケになります。

図鑑で見るとなるほど、、と思うけどフィールドで単体で見たらわかんないかもななぁ〜。

キノコは他にもたくさんありましたが、きっと同定不可となりそうなので目ぼしいものだけです。

キノコも実るけど、花の実もできる時期です。

フッキソウの実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春に白い花を咲かせるツゲ科の植物 フッキソウ(富貴草)の果実。

マイズルソウの実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白い可憐な花を咲かせるマイヅルソウ(ユリ科)の果実。 完熟ですね。

そのほか、撮り損ねましたがトチバニンジン、アカミノルイヨウショウマ、
オオカメノキ、ヤブハギ、ズダヤクシュが実をつけてました。
どんな実かは、ブログ内検索すると出てきますので、参考にしてみてください。
だいたい藻岩山の項にあります。

砥石山5

いつもの時間、目覚めるとカーテンの隙間から青空が見える。
おお〜〜これは! 久しぶりの青空!

山に行かなくては・・・と、そそくさと準備。(行き先はまだ決まってない)

ラジオからは、「今日の札幌、すっきりとした青空が広がってます。秋の青空ですね。ですが、最高気温は30℃を予想してます。 秋晴れの真夏日 なんですね。」と。

思わず、この30℃というのに反応してしまった。暑そう・・・行くのどうしよう・・・。
え〜〜私、結構、簡単に行くかどうか迷ってしまいます。

家にいても、お隣の新築中のトンカントンカンうるさいしなぁ〜。。。
とりあえず、出ようっと♪ 出たはいいけど、まだどこに行くとも考えてありません。
時間的に、やっぱ藻岩山かなぁ〜。 たまには三角山にしようか・・・。でも30℃だし・・・。

とりあえず、時間がかかってもいいようにそれなりの食料を購入。
ポカリの1.5リットルとラブラブサンドだっけ?(1人で食べるからちっともラブラブじゃないんですけどね)
 ツナ、タマゴ、チキンの3種。
朝ごはんも食べてないのでおにぎり一個。(地下鉄待ってる間に食す。)

地下鉄駅で、行き切符を購入しなければ・・・。
そういえば、一日地下鉄乗り放題(700円)と 一日地下鉄、バス、市電が乗り放題(1000円・・・ちなみにバス、市電は指定区間のみ)があったはず。
ちょっと心の片隅にあった場所を聞いてみると指定区間に入ってるという。
決めた! 今日のお山はここだ!

というわけで、久しぶりの砥石山に行ってみました。 (前置き長!)
山頂まで行けるかな? このところ入山してみるものの、山頂までたどり着いたためしがないのだ。
まぁ〜〜ひとえに、、入山する時間が遅すぎるというか、、なんというか、、。

今日だってけっして早くはない。 山水団地行きのバスに乗ったのが11時5分だ。
「北の沢会館前」の停留所を降りてから、1キロほど歩いて登山口。
たかだか1キロなんだけど、結構長く感じる。
そして、登山口に近いところにある民家のワンコたちは、必ずと言っていいほど大騒ぎ。
ところが、、、おや? いつもはもっと激しく吠えるんだけど、今日は大人しい。
一番気性の荒いワンコがひとつふたつ吠えただけで、あとは何度も私を見てはクンクンと周辺のニオイをかいでるだけ。

ワタシ??ナンか臭うんだべかぁ〜〜??

犬の行動はよくわからん。。時々、散歩中のワンコが私の方を見てるんだけど、
あきらかに私ではなく、私の右肩上部を見て吠えることがあるんだよね〜。
ナンか見えてるんですかぁ〜〜?? 今日もそんな感じですか?

登山口手前は、これまでの雨でドロドロだった。
さすが平日。 誰も入ってなさそうな様子です。 駐車場に車なし。

            砥 石 山  (826M)

11:48 ザックに鈴をつけてお出かけ。 虫が纏わりついてウザイ・・・。

ちなみに、藻岩山では鈴を付けて歩きませんけど、近隣で熊の目撃情報があるので、峠を挟んだこちら側の山では必ず付けます。

八垂別の滝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもは水量が少なくて ハッタリ別の滝 と言われてる 八垂別の滝
さすがに長雨のせいで水量たっぷりだ。

小沢沿いの登山道を緩やかに歩く。 ほとんどアップダウンもなく水平移動。
何度か木製の橋を越えるのだけど、朽ちかけていてちょっとスリリング。

この時期の低山は、目だった花もなく私としてはつまらないんだけど、
その分、さくさくと進めるんだな。
林道が横切る少し手前で、小沢が決壊して登山道に流れ込んでいた。

沢状の登山道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あーあーあー、、。
ここはまだいいほうで、この奥の方が大変でした。
土が粘土質じゃないのが救いでしたね。

雨を含んで湿った地面では、私が歩く目の前で、蛇がスルっと藪へ消え、
カエルがピョンピョン藪に消え、トカゲがチョロチョロ藪に消えていく。
驚かしてゴメンね〜と思う反面、君達の動きに私も驚いているよ。

なんとなく、少し登ってる・・・と思うころに、尾根のとりつきへ着く。
ここからT4分岐まではジグザグの急登だ。
取り付き部分に手書きのみすぼらしい標識がありました。
誰がつけたかわかりませんが、中途半端でちょっとイラっとしてしまった。

普段なら、土が乾いていてズルズルするところだけど、今日は適度に湿っていて歩きやすい。
歩きやすくても急登には変わりなく、、、ふぅ〜〜〜

分岐

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


12:36 T4分岐 到着。 あら、、案外早く着いた。花なし効果だね。

ちょっとだけ水分補給して、先に進む。

尾根道になった途端、結構風が吹いてることに気がついた。
あれほどうるさく付きまとってた虫たちが居なくなった。 ラッキー

分岐から一度グッと下る。 いつも思うのだけど、これだけ下されるのなら
分岐まで上がらないで、途中からトラバースしながら繋げないのだろうか?
まあ、、そんなこと言って新たな道が出来ちゃっても困りますね・・・。

一旦下ってもまたすぐに登りだ。 いよいよ本格的に登りという感じ。

シラカバ林

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋には黄色いトンネルが出来る白樺の林。

もう何年前の秋だろう・・・10月の末。その時も登り始めた時間が12時半。
秋はつるべ落としといくらい、あっという間に日が暮れてしまう。
その時の記録を見ると、1時間50分で登って、1時間20分で下山してます。
でも、このシラカバの黄葉がとってもきれいで、日暮れとの追いかけっこだったわりには、鮮明にその光景を覚えている。
下山するころには誰にも会わず、黄葉を独り占めした気分だった。
そういえば、あれから見てないなぁ〜。 遠くの山に行くばっかりで・・・。

少し登ったところで、次からの急登に備えてエネルギー補給。
虫も飛んでなくて広くて気持ちいい。 それにしてもだ〜れにも会いません。
このまま誰にも会わずに終わるのだろうか?

10分ほど休憩して、再び登りに挑む!
ほどなく、どこからともなく鈴の音。 ん?? 上から降りてきた人の鈴だった。
初老の男性。 軽くあいさつのみ。

40分ほどで急登を登りきり、小さな分岐が出てくる。
三角山山頂とトラバース道(70メートル)の分岐だ。
ほんの50メートルの登りなので、登って行くことにする。

くっきりすっきり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


13:20 三角山山頂 見ての通り、めちゃくちゃ風強いです。
かいた汗がすーーーとひいて、寒くなるくらい。

支笏湖畔の山々が一望です。 こんなにすっきり見たの久しぶりだ〜。
それより、「秋晴れ」の空はどこに行ったんだ? この分だと30℃いってない感じ。

ここで、腰を下ろしてしまうと山頂に行くのが面倒になりそうなので、景色見ただけでスルー。

三角山山頂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


山頂は10人も座ればいっぱいになるような狭さだよ。

三角山山頂からルートに戻る。 70メートルの下り。
登る50メートルよりもかなり急です。 帰りに寄ったほうが良かったかな?
帰りは疲れて、この70メートルも登るの嫌かもね。

山腹のトラバースからグンと下ると、

笹っぱらのコル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笹っぱらのコルだ。 1人で来ると、いつもここが不気味で嫌でしたね。
今では私の背丈を越えるほどの笹に成長してしまった。

これを越えると、急登のジグが始まる。
春の残雪期には一番いやらしい場所だ。

ふっと左手を見ると、今まで見えなかった景色が見えた。

右奥に藻岩山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


手前左が今登って来た三角山  右奥には藻岩山が見える。

ジグの途中で、1人の女性と遭遇。
山慣れしたいでたちで、日に焼けた顔が素敵な女性でした。軽く挨拶程度。

再び尾根に登りきると、2度ほどニセピークに騙され、山頂直下の目いっぱいの下り。
そして再び登りつきると、山頂だ。

山頂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

13:48 山頂  右奥には手稲山 おお、休憩込みで2時間。 まずまずだね。

札幌の名峰ずらり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


樹間から目の前が定山渓神威岳 右手が烏帽子岳

神威岳に左奥が 定山渓天狗岳  右奥が 余市岳 札幌の名峰がずらり。

山スキーの山がならぶ

 

 

 

 

 

 

 

 

 


右から無意根山 ぽちっと飛び出てるのが中岳  左が喜茂別岳

二等三角点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二等三角点が鎮座。 三角点の角の字が 肉だね。 点も旧字だ。

トンボ羽休め

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風が強いせいか、トンボたちも羽休め。

何?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


カメラを向けたら、じっと動かなくなってしまった。何虫でしょう?
先ほど私の周りをウロウロしていたコガネムシとは大違いだ。
あまりにも動くので、コガネムシの画像はなしです。

写真に撮っておいたら、小金でも入るべか?(こんな気持ちじゃダメか…)

25分ほど、コーヒー飲んだり、パンを食べたりでまったり過ごす。
立ち上がると風が強いものの、しゃがんでしまうとまったく風の影響なしです。

14:13 下山開始。

登りでは案外気がつかなかった展望があった。

石狩湾だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


石狩湾だよ。 見えるんだね〜。

エゾトリカブト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つる性の植物のように、他の枝に絡み付いて咲いているエゾトリカブト。

ここで再び、中年の男性1人。ガッシガッシとパワーで登っていく様子です。
ストックが冬用だったのが気になりました。

登りで撮り損ねた花を再びチャレンジ! ご満悦 ♪ 花は次回で・・・

登りの三角山への分岐ですが、、、。復路は、登らずに巻いていくことにしました。
正直・・・巻いていくくらいなら、山頂に登ったほうがよさげでした。
でも、巻き道には巻き道の良さが・・・。花が・・・

15:19 T4分岐まで戻ってきました。
はて・・・どっちに戻ろうか。 ん〜〜〜沢の近くは虫が多そうだからやめた!

小林コースの尾根道を降りることに。 出口まで3キロ。

単調な尾根道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただただ、、アップダウンの連続する単調な登山道だ。

春夏なら花も咲いている場所だけど、今はキノコがあるだけだ。

もぉ〜〜これ、最後の登り返しでしょ? といいたくなるくらいの坂道を登りきると
一気に下界の音が聞こえてくる。
小林峠を走るトラックの音。 工事現場の重機の音。
そこを過ぎると、あとはダラダラ下るだけ。 ほんとにダラダラですから。
最後は急な階段を下り切って、ハイ。終了。

小林峠口

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


16:03 下山終了。

なになに・・・6月7日に熊の糞かぁ〜。
この看板さ〜、、違う登山口にも設置して欲しいなぁ〜。
下山してから、こんな情報あってもねぇ。

あとは気を引き締めて車道脇を歩き、バス停まで。順調順調。
山中よりも、この車道歩きが一番緊張するよ。
カーブの連続で、しかも大型ダンプがひっきりなしにかなりのスピードで通り過ぎて行く。

なんだか余裕でバス停へ。
16時23分のバスに乗り、地下鉄乗り換えて帰宅となりました。 おしまい。

明日はちょこっとだけ花を載せます。

手稲山の花 8月5

手稲山ではこんな花が咲いてました。

ゲンノショウコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ゲンノショウコ (フウロソウ科)  白花タイプ。

薬草として知られていて、葉や茎を煎じて飲むと下痢止め効果がすぐに現れるとか。
それで「現証拠」 なんですって。

色違い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色違いで赤花タイプ。

よく見ると、茎に毛が生えてます。 この毛が横向きじゃなく下向きに生えて、葉っぱの切れ込みが鋭いと イチゲフウロ。 てっぺんに咲く花がひとつっきり。

ネジバナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネジバナ  (ラン科)   

「名は体を現す」の代表みたいな花ですよね。ネジネジネジネジ…スパイラル…。
なんだってこんな面倒な咲き方するんでしょう。

この花、どこにでも咲いてそうで、意外と見ること少ないんですよね。

エゾトリカブト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エゾトリカブト  (キンポウゲ科)

トリカブト属の中でも最強の毒性を持つ花です。
嫌いな上司に一服盛りたくなっちゃいますよね。

カワラボウフウ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同定が難しいセリ科の花。 カワラボウフウかな?

良く見ると、花…可愛いんですよね♪

ズダヤクシュの実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズダヤクシュの実

ズダヤクシュの花は、ちょっと前の空沼岳の花の記事を参考にしてください。
花が咲いてたとおりに実が出来てます。

サラシナショウマ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サラシナショウマ (キンポウゲ科)

若芽は茹でて水でさらすと食べられるよ。 「晒菜升麻」
若芽を見て、サラシナショウマの芽だってわかるかどうかが問題ですけど。

ツルニンジン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ツルニンジン  (キキョウ科)

なんだか子供のおもちゃみたいな形してます。
おお〜〜異臭がするんだって。。嗅いでくればよかった。

ヤマハハコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマハハコ (キク科) 

ヤマハハ(山母)であって ママハハ(継母)ではありませんよ。

なんと、山の母子があれば、河原の母子(カワラハハコ)もいたり蝦夷の父子(エゾノチチコグサ)もいるようですな。
いつか、河原の母にも父子にも会ってみたいものだ。

マイヅルソウ 実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイヅルソウの実  ちょうど熟成途中です。

もっと真っ赤になって、そのまま越冬してたりしますよね。

ナナカマド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナナカマド  (バラ科)

右横にいる虫が気になって、ピントはずれの写真になってしまった。
まだまだだな…アタシ。

イチヤクソウの実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イチヤクソウの実  

すごくないですか? 山頂付近の車道脇に、えっらいたくさんのイチヤクソウ、、
しかもヒトツバイチヤクソウの群落を見つけました。
一斉に咲いたら見事だったろうなぁ〜と思わせるくらいの群落。

このイチヤクソウも、これだけクローズアップしてますが、ちょっとした群落になってます。
ん〜〜、、来年来て見るか???

キンミズヒキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キンミズヒキ (バラ科) 金水引

金箔(きんぱく)色の水引や元結(もとゆい)のことを「金水引」といい、
この花の形がこの「金水引」に似ているところから命名されたらしいです。

なんだかお目出度い花だね。

エゾノキリンソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エゾノキリンソウ (ベンケイソウ科)

花として残ってるのは数が少なく、ほとんどが冬の準備にかかってました。

ヤナギラン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤナギラン  (アカバナ科)

ランと名前がついてるわりにはアカバナ科。
茎が伸びすぎちゃって、まっすぐに立てない模様。 ひねたヤナギランだ。

今回、一番の収穫はこの花です。

モイワシャジン2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モイワシャジン (キキョウ科)   白花タイプです。

花の色は、青紫色から白色まであります。

チシマギキョウやイワギキョウもそうですが、花は鐘状で先端が5つに裂けてる。
5枚の花びらではないんですよ。

モイワシャジン1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、藻岩山で発見されたのでモイワシャジンの名がついてます。

シャジンは、漢方薬のひとつツリガネニンジンの根で鎮咳、去痰剤です。

ガレ場のルートから外れた場所に咲いてました。

そろそろ花の季節も終わりですね。
紅葉が待ち遠しい反面、少し寂しい気持ちになりますね。

連休最後は手稲山5

4連休ももらっておいて、ひとつも山に登らないなんて・・・
なんだかバチが当たりそうな気がして行ってきました。。。なんてウソ。
たっぷり休養とって夏バテも解消したことですし、お天気もよろしくこれは山日和でしょ!

ところが、今朝はすっかり寝坊してしまった。
地下鉄からバスの乗り継ぎも、ほんの数分前に出たばっかり。30分待ち。
登山口近くの平和の滝に着いたのは9時55分だった。
登山口近くというのも、最終バス停からさらに1・5キロ奥に登山口がある。
しかもアスファルトの上り坂だ。 あっづーーーーい

だいぶ気温は下がったとはいえ、今日の日差しは夏の太陽だった。

        手 稲 山(ていねやま)  (1023.7M)

10時10分 ようやく登山口。ふぅ〜。
ちなみにこの手稲山の登山道は「登山道」ではなく「自然歩道」なのだ。
入山手前にある案内板にも「健脚者向け」とは書いてあるが…行程を考えると
「自然歩道」のくくりでいいのかなぁ〜?と疑問に感じてしまう。

歩き始めは、自然歩道というだけあって道は幅広くとっても歩きやすい。

時々咲いてる花に足を止めてパチリ。(今日はそれでもありがちな花はパスしたつもりだ。)

10時25分 登山口から1キロ地点。
ちなみに、手稲山は登山口から山頂まで片道5キロ。バス停まで1.5キロ足すと
13キロも歩くことになる。 ふぅ〜。こりゃたまらんぞ。

発寒川

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自然歩道の左手には発寒川。 ここは沢登りの入門でも使われる場所らしい。
途中、川岸まで下りれる道がついている。 鳥獣保護区の看板のある場所だ。
登りはいいけど、下山時はふっとそっちの道に行ってしまいそうになった。

オオカメノキ 熟成中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自然歩道が少し細くなって少しアップダウンが出てきたころに、発寒川が二股に分かれ、右股方向に下りるとちょっとした広場になっている。

11時 ここで小休止。 あづいいいいいぃぃぃぃぃぃ・・・

ちょっとしたベンチがあり、目の前にバケツで流した程度の水しか流れてない滝があった。
あれ?これ布敷の滝(ふしきのたき)だったっけ? 記憶を辿るが判然としない。
なんとなく違うような気がする。。
虫が寄ってきそうで、5分休憩して尾根にとりつく。

ここの尾根道もずいぶんと太くなったなぁ〜。そんな印象だ。
尾根道を歩いて思い出した! やっぱりさっきの滝は布敷の滝じゃない!

と、思ってるところへ目の前にきれいな滑滝が現れた。

布敷の滝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11時15分 布敷の滝 2.5キロ地点。 ようやく半分かよ・・・。

こう暑いと滝に打たれたくなりますよねぇ〜。

布敷の滝を過ぎ、軽くジグを切りながら登ると、岩ゴロゴロの道に変わる。

樹林帯の岩ゴロ道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

樹林帯の中は風も通らずムンとする。

10分ほど歩いて、どうにもお腹が空いてたまらんので休憩だ。
考えてみたら、朝寝坊して家では何も食べてない。 バス待ちの間にミニクロワッサンを数個食べただけだった。

ん〜〜あの程度だと2時間しか持たないか。。。
残っていたミニクロワッサンを食べる。だいたい私は3時間おきに腹が減るのだ。ただ、花に夢中になってると腹が減ったことも忘れてることが多い。

この場所は伏流水が流れているので、足元からボコボコザーザーを水の流れる音がする。
伏流水が一部地上に出ていて湧き水になってる箇所があるけど、もちろんそのままでは飲めない。
手を付けるとめっちゃ冷たくて気持ちいい。

ここでも5分ほどで休憩終了。

再び登り始めると、なにやら前から聞き覚えのある声。
ん〜〜それにしてもよくしゃべる男だなぁ〜。。。と、ふっと見るとお互い「あら・・」
「ご無沙汰してます」のあいさつだ。
ツアー登山で登ってたころに、よくご一緒したT氏だった。
私の前を歩いてたご夫婦とも知り合いでしゃべくっていたのだ。

少し立ち話。
もう定年退職されて、現在65歳になったとか。
自分の年は棚に上げて「えーーーーーもうそんなになったんですか?」と私。
すぐさま「人のことは言えませんけどね」 (笑)

65歳の弁
「この間さ〜石狩のシュナイダーコース行ったんだけど、前は飛ぶように登ってたと思ってたけど、飛べなかったわ。 そのあと音更山もやったら遠くてさ〜。もう昔みたいな体力はないわ」

それでも、沢登り行ってるんだから・・・。
そして来週北アルプス縦走してくるって。全泊小屋泊まりだそうだ。
テント持つほど体力残ってないからね。と言ってたけど、、。うらやましぃ〜。
そんな話をして別れたけど、このあと藻岩山ぐらいなら軽く登れそうな勢いで降りていきました。

いやぁ〜〜おっさんがんばってるなぁ〜。
こういうおじさん見ると励みになるよね。

元気をもらったんだか、吸い取られたんだか、、
岩ゴロの道がそろそろ終わるなぁ〜と思った頃、次の試練が待ち構えているのだ。
11時50分

気の早いナナカマド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おお〜〜なんと気の早いナナカマドが紅葉しちゃってるよ。 山の秋はせっかちだね。

このナナカマドを左から過ぎると・・・

おお〜ロックガーデン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


hoo〜♪ 札幌のロックガーデン! (今思いつきました

比較的赤ペンキもはっきりしてるし、岩も滑る岩ではない。
ただ・・・南向きの斜面なので、モロに背中というか、、首筋に日が当たる。

正直言って、、この手のロックガーデンが嫌いだ。
だから、この山になかなか行きたくならないのだ。
トムラウシ縦走につきもののロックガーデンのことを考えると行く前からうんざりしてくるのだ。
そうなると、、ここに通わないとダメかなぁ〜

ちなみに、無雪期でこの前に登ったのは2006年7月9日 その前は1999年8月4日だ。

こんなに間隔を空けてるせいなのか、記憶が曖昧になってるせいか、岩の1個1個が小さくなったような気がしたけど、、気のせいか?

うんしょ、よいしょっと登りながら花を見つけては、寄り道。

だいぶ登ったところで後を振り返ると・・・

松が眼下に見える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

樹林帯の松があんな下に見える。 だいぶ登ったっしょ〜。

こんもり烏帽子岳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


こんもりとした烏帽子岳が目の前だ。

まだまだ続くよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガレ場が二股に分かれるところが出てきて、ここは右手へ。
真っ直ぐに登っても同じ道には出る。

まだまだ延々続きますよ〜。

降りてくる人も多くなって、ペンキのあるところからはずれて端に寄ってあげてるのに、
なぜこっちに寄ってくるんだ!!んもう。

12時25分 ようやくガレ場が終了。 ほぼ平坦な笹とカンバに囲まれたところを緩く登っていく。

なんだか、、、足がだる〜〜〜い。かなり惰性でダラダラ登る。
一段高い台地への急登を登るつめると、展望が開けた。

藻岩山方面

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


藻岩山方向

手前 定山渓天狗岳 奥に無意根山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


無意根山と右手前の妙な形をしたのは定山渓天狗岳

それよりも、上空の黒い雲の方が気になるし・・・。

余市岳方向

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


奥に見えてるのが余市岳かな?

な〜んか嫌な雲だけど、、大丈夫?

ここで山頂にしても良かったんだけど、なんだか今日は意地になって山頂を目指す。
自然歩道を歩き進むと、最後は目の前に車道が現れる。
ん〜〜山頂に行く道が車道っていうのが解せないけど致し方あるまい。

だらだらと15分ほどで山頂に着いた。

山頂 一等三角点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一等三角点 だよ。 大事に保護されてるね〜。

それよりも山頂の様子が以前とはまるで違っていた。
いや、、山頂の入り口付近にこんな狛犬なんか居たっけ?
おまけに、ご立派な手稲神社奥宮だかってものが出来ちゃって・・・。

思わず近くで休憩してたおっさんに「いつからこんななったんですか?」と聞いてみた。
おっさん「いや〜ボクも久しぶりに来てびっくりしたんですよ」と。

奥宮もあと10年 20年もすれば味が出てくるのかなぁ〜?
山頂にはあまり人工物を設置してほしくないなぁ〜というのが正直な気持ち。

とりあえず飯。 腹減った〜〜〜

どんぐりのカツサンドとコーヒー。 山で飲むコーヒーは美味しいねぇ〜。

山上の高層ビル群

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


手稲山はスキー場でもあるが、各テレビ局のアンテナが立ち並ぶ。
かなり興醒めでしょ?

このアンテナ群を見ないで済むならケルンのある、先ほどの場所の方がよかったかな〜なんて思ったりもするわけです。

時折、アンテナ群の方にガスがかかり、そのたび休憩してる山頂もひんやりした空気が漂う。
日差しが暑いから一瞬なんだけ気持ちいい。 そよぐ風はもう秋風だ。

正面奥に羊蹄山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さっきまで雲で見えなかったが、天狗岳に右手奥にうっすら羊蹄山の姿。
もう少しはっきり見えないかなぁ〜〜と思ったけど無理でしたね。

まったり2杯目のコーヒーを飲み、そろそろ下山の準備でもするか。

と、少し横で休憩してたおじさんが目に入った。
カンヅメを一生懸命開けている。 大き目のミカンのカンヅメだよ。

へぇ〜〜カンヅメごと持ってきちゃうんだ。。。シロップ飲み干すのか?
かなり甘いよ。。でも、疲れてるからちょうどいいのかな〜〜??

なんて準備しながら凝視してました。

すると、おっさん開缶したと思ったら、立ち上がって草むらにシロップ捨てやがった!

思わず、え?? そのおじさんの後側にいたおじさんもその行為を見てたらしく、
私と目と目で「見た? 見たよね? ちょっとぉ〜〜」みたいな相槌。。

シロップ捨てるんなら、家でタッパに入れて来いや! とは言いませんでしたけど…

さっきまでとっても気持ちよくいられたのに、このおっさんの愚行を見たばっかりに気持ち良さが半減。がっかりしちゃった。
たまに居るんだよね・・・。
ラーメンの汁捨てちゃう人とか、ビール飲みきれないで捨てちゃう人とか…ダメだから。

同じ場所で休憩してることさえイラっとして、そそくさとその場を離れた。
13時30分

なんだか足がダル重。 登りのガレ場も嫌いだけど下りはもっと嫌い。
ダブルストックを上手に使いこなし、ちゃっちゃと降りていく人を見るたびに
「すごーーーーい」と感動してしまうのだ。 私は絶対無理。 転げ落ちるね。
ゆっくり慎重に降りる。 登りも下りも同じ時間かかってしまった。

自然歩道というだけあって、スニーカー履きの若者がポツリポツリ登ってくる。
それからトレランの人も・・・。こんな岩場走らないでよ〜と思うのは私だけ?

ガレ場の下から布敷の滝の間も、足が出な〜い。

鬱蒼とした樹林帯にも時折かぁ〜〜っと日が差すとこんなにも緑が輝く。

カンバあり、広葉樹あり、、、紅葉…きれいかもね。

樹林帯

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういえば、途中札幌市の職員の方が登って来てました。
先頭を登って来たのは若い人で、山登りしてるなって感じの人。
次も若干若いですが、結構「ゼーゼー」モード。
次二人おじさんは「いやいや、、ちょっとで登れますよ〜なんて言われたけど、こりゃ参ったわ」とかなりお疲れの模様でした。
仕事とはいえ、ご苦労様です。

登山口まであと1キロのところに着いた。時刻は15時50分。
ちょと待てよ・・・登山口まで1キロってことは、、バス停まで2.5キロ。
ん〜〜バス時間何時だったっけ?

少し急いで16時8分に登山口に着いた。
歩きながら携帯で、バス時刻を確かめる。 ゲ!! 16時19分!!
あと11分しかなーーーーい。

知らなきゃ知らないで、普通に歩いてたんでしょうけど、時間を知ってしまったら最後。
どうしてもこのバスに乗らなきゃ・・・ぐらいの気持ちになってしまい。
1.5キロ 走りました。(小走り。だって足痛いんだもん)

下り坂のアスファルトの道を、登山靴でザック背負ってはさすがにきつかったです。
それでも頑張った甲斐あって15分にはバス停に着き、19分のバスに乗って帰宅とあいなりました。ふぅ。

あんなにダルダルで登って降りてだったけど、家に帰れば気持ちのいい疲労感。
やっぱ山はいいねえ〜♪

手稲山で見つけた花は明日アップします。


ちなみに、、手稲山には残雪期に品丸と登ってます。

相変わらずの珍道中ですが、そっちも見て見たい人はこちらから

http://blog.livedoor.jp/sakura224bari/archives/22076615.html (前編)

http://blog.livedoor.jp/sakura224bari/archives/22195551.html (後編)

※文中の「凛太」は、現在の「品丸」と同一人物です。

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