さくさく山日記

ランニング、時々山行記と自然の中で見たこと感じたことを綴ります。その他、日々戯言的なことも・・・

南アルプス番外編2

風の渓

週明けより雨天のため、片道約40分の徒歩通勤。
月曜日…残業19時半まで。家に着くのは20時過ぎ。夜があっという間でした。
火曜日…残業18時半まで。家に着くのは19時過ぎ。足がだる〜〜い。(-_-;)
水曜日…今日は多少の雨でも自転車で行くことを昨夜から決意。
やっぱり自転車はいいわ〜〜〜〜。身をもって知る。

と、私のことは置いといて・・・

ひと月ほど前のある日。東京在住の山友INOさんから本を薦められた。
はて?表紙のかわいらしい犬の絵に「マンガ?」と聞いたほど。

なんと、小説に登場する両俣小屋管理人「加賀美淑子」が実在する星美知子さんがモデルとなっている。

これにはびっくり!
両俣小屋の星さんと言えば、泣く子も黙る?名物管理人である。
南アルプスのメインルートから外れた場所にある両俣小屋は、登山客よりも多くの釣り客が利用すr山小屋だ。
星さんの飾らない人柄と歯に衣着せない厳しさや包み込むような優しさ。そして食事も美味しい。
何と言っても「酒」好きである。そんな星さんにひかれて山に登らないリピーターが多いという。
私と品丸は、南アルプス縦走の際、とてもお世話になった人だ。
そんな星さんがモデルとあっては買わないわけにはいかない。ポチ。


風の渓

白根御池小屋のとなりに駐在する山岳救助隊員と救助犬の話である。
もちろん、事件や山岳救助隊というのはフィクションである。

でも、自分で歩いたことのある場所は、読んでいても「あ〜あのあたり」とか
「そうそう、、急登ね」とか非常に臨場感溢れてあっという間に読んでしまった。

中でも両俣小屋やまわりの風景は今でも思い出す。
とはいえ、私の思い出の中の両俣小屋は2019年豪雨の前の景色だ。
INOさんの話によると、まったく面影がないという。
ネットでも見たけど、小屋までの林道がもはや「道」ではなくなっていた。

小説の中の加賀美淑子の言動が、星さんそのものだと思った。(多少盛ってる部分もあるけど)
文字を読んでも星さんの声が聞こえてくる。
きっと、両俣小屋に行って星さんと酒を酌み交わしたことのある人がこの小説を読んだら同じことを思うだろう。

本を薦めてくれたINOさんとその友達のkaraさんとは、両俣小屋で知り合い今でも交流がある。
初めて会った2年後に両俣で一緒に酒を飲む目的のみで出向いたこともある。
星さんが言うには、私達4人は(私・品丸・INOさん・karaさん)は前世は兄弟だったとか(笑)
たしかに、初めて会った気がしなかった。

余談ではあるけど、初めて会ったのにそんな気がしない人とは仲良くなれる気がするし、交流がずっと続く。
両氏は、私が尾瀬の山小屋で働いていた時も泊りにも来てくれた。二人とも釣り師なのにね。

小説の中の事件は、おいおいおい、、、と突っ込みたくなる部分もあるけど、現代の世相を反映された内容で展開が早くて面白かった。
ちょっとネタばらしすると・・・アイドル好きの肥満体のオタクが、好きなアイドルに会うためにランニングや登山を始めるという部分がある。
いやぁ〜〜〜どう考えてもありえないでしょ。
目的のためには、そうすることもあるだろうか?

クライマックス近くにいろんなものと戦う加賀美淑子。圧巻である。
まさしく星さんである。

雨で山に行けない日は、ちょっと山岳小説の世界で山を感じるのもいいかも。


林道に咲く花

所用で先に山を下りてしまったとうちゃん。
私はひとり寂しく?のんびり花探しをしながら林道をブラブラしてたのでした。

ヤナギラン

ちょうど見ごろを迎えたヤナギラン 

ミヤマシャジン

対岸の岩場に咲いていたミヤマシャジン

セリバシオガマ

樹林下に咲くセリバシオガマ

タケシマラン

赤い実が連なる オオバタケシマラン   かな?

エゾスズラン

地域で呼び名が違うのかアオスズラン  (エゾスズラン)

ヤマネコノメソウ?

ヤマネコノメソウ かしら?

クロクモソウ

クロクモソウ

クロヒカゲ

クロヒカゲ (蝶)

モミジガサ

モミジガサ かと・・・

カワラハハコ

カワラハハコ   ヤマハハコと葉が違うかと・・・

モンシロチョウ

モンシロチョウかな?

トリカブト

トリカブト・・・ホソバトリカブトとかかな?

オトギリソウ

オトギリソウ・・・イワオトギリとかかしら?

ミヤマウズラ

たぶん・・・ミヤマウズラ

のんびり林道を歩いていると「高山」という意識はなく、
里に咲いてる花のような気持ちで見てしまいます。

名前は北海道の図鑑を見ながらなので、正確ではないものあるかと。。。

時折、笛を吹いたり鈴を鳴らしたりとクマ対策は万全にしておりました。
ちょっとだけもう一回クマの姿を見たい気もしましたけどね。^_^;

             (8月4日 撮影)                                               
                                               

仙塩尾根 独標へ

青空に誘われてちょいと見晴らしのいい場所へ。
三峰岳までの予定だったが、出発時間が遅すぎて独標に変更した。

秋のしっとりした空気の中でしか歩いたことのなかった私にとって、夏のむんむん暑い仙塩尾根は
かなりの苦行に感じてしまった。

樹林帯なので直射日光は避けられるものの、風がまったくと言っていいほど通らず、
暑いのなんの・・・。

s-DSCN1983

最後の岩場を登れば、展望が開ける独標だ。

s-DSCN1986

あのとんがりが三峰岳かい?

s-DSCN1995 (2)

甲斐駒ケ岳の山頂だけが雲のすきまから見えている。

まるで仙人のようだ。 南アルプスの貴公子もお年を召したようでした。

s-DSCN1996

仙丈ケ岳だ!

いやはや、、、よくぞ歩いたもんだ。  思わず品丸にメールをしてしまうのでした。

s-DSCN2000

こんなところに標識が・・・ あったか?

s-DSCN2001

北岳の向こう側からモクモクと雲が湧いてくる。
このところ毎日ゴロゴロと言っているので、天気が崩れないことを祈るしかない。

s-DSCN2005

夏空だね〜〜〜〜〜〜。

とうちゃんも単独でここを歩いたことがあるので、二人でそれぞれ思いにふけっていた。

山はやっぱり天気がいいのが一番だよね〜(*^_^*)

s-DSCN2011

セリバシオガマ?

s-DSCN2014

コフタバラン

s-DSCN2016

ひざし

s-DSCN2018 (2)

貴公子らしい甲斐駒ケ岳

s-DSCN2023

マルバイチヤクソウ

s-DSCN2028

ギンリョウソウ

帰路はのんびり私の撮影タイム・・・。

みたことありそうでなさそうな花が咲いていたり、、、と相変わらずののんびり歩きなのでした。

今日は汗をかいたので、川原で水浴。 なまら冷たくて、、風邪ひきそうでした^_^;

              (8月1日撮影)                          
                                                 

山に入りて何思う

乾ききらない靴下を再び乾燥機にかけて、その間に出発準備。
9時発のバスは大入り満員。足りなくて2号車も出ていた。
乗り継ぎバスまで時間があるので、北沢峠にてテントやらフライやら濡れた装備を干すことに。

それにしてもすっごい人だ。
夏休みとあって学生山岳部らしい団体が多い。

バスに乗り出合へ。
道産子には馴染めないジリジリした暑さの中、林道を歩いていると後ろから星さんの車が来て
ピックアップされた。 ラッキー♪ 
あっという間に小屋に着。 ちなみに私たちはこの日はテント。

s-DSCN1961


今年から新しい小屋番さんが居るのかと思いきや、諸事情で不在とのこと。ありゃりゃ。。
常連のYさんが手伝っていたし、この日は姪御さんのYさんがちょうど来ていた。
両俣は、星さんの人柄と美味しい料理で人が集まってくる場所だから、
釣りのお客さんにも登山のお客さんにも常連さんがいっぱいだ。

おや?見慣れないネコちゃん。

s-DSCN2049

おお〜〜〜〜こっち睨んでるよ^_^; いずれ両俣の看板猫になるのかな?

そして、時折歓迎されない闖入者も。

s-DSCN2058

逃げ去るツキノワグマのお尻 (>_<)

今年はやたらとクマの出没が多く、私も間近に見てビビったビビった。
釣り人たちは左俣で遭遇して、慌てて熊鈴を押さえてしまったとのこと。
自分の存在を知らせちゃいけない気がして、そっと後ずさりしたんだとか・・・・。
笑い話になっていたけど、実際にクマを見るとその気持ちわかる気がした。

夏休みの週末とあってテントも小屋もほぼいっぱい。
手伝うはずのつもりが、要領が得ないというか気が利かず、邪魔ばかりしてしまったようだ。
いやはや、、ほんとに申し訳なかったです。<(_ _)>
星さんの血圧がどどーーーーんと上がったのは間違いないでしょう。

自分の弱点やら欠点を指摘されるというはムッとするやら、凹むやら・・・。
それでもはっきり言ってくれる人なんて、そうそう居ないんですよね。

努力で克服できるものか、違う方向性を考えたほうがいいのか?

花は何も答えてはくれないのでした。

s-DSCN1928

サワギク

s-DSCN1935

ホタルブクロ

s-DSCN1950

ヤマオダマキ

s-DSCN1930

優雅に飛来したアサギマダラ

s-DSCN1967

タカネビランジ

     (7月31日〜8月2日 撮影)                                                 

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