月曜日…残業19時半まで。家に着くのは20時過ぎ。夜があっという間でした。
火曜日…残業18時半まで。家に着くのは19時過ぎ。足がだる〜〜い。(-_-;)
水曜日…今日は多少の雨でも自転車で行くことを昨夜から決意。
やっぱり自転車はいいわ〜〜〜〜。身をもって知る。
と、私のことは置いといて・・・
ひと月ほど前のある日。東京在住の山友INOさんから本を薦められた。
はて?表紙のかわいらしい犬の絵に「マンガ?」と聞いたほど。
なんと、小説に登場する両俣小屋管理人「加賀美淑子」が実在する星美知子さんがモデルとなっている。
これにはびっくり!
両俣小屋の星さんと言えば、泣く子も黙る?名物管理人である。
南アルプスのメインルートから外れた場所にある両俣小屋は、登山客よりも多くの釣り客が利用すr山小屋だ。
星さんの飾らない人柄と歯に衣着せない厳しさや包み込むような優しさ。そして食事も美味しい。
何と言っても「酒」好きである。そんな星さんにひかれて山に登らないリピーターが多いという。
私と品丸は、南アルプス縦走の際、とてもお世話になった人だ。
そんな星さんがモデルとあっては買わないわけにはいかない。ポチ。
白根御池小屋のとなりに駐在する山岳救助隊員と救助犬の話である。
もちろん、事件や山岳救助隊というのはフィクションである。
でも、自分で歩いたことのある場所は、読んでいても「あ〜あのあたり」とか
「そうそう、、急登ね」とか非常に臨場感溢れてあっという間に読んでしまった。
中でも両俣小屋やまわりの風景は今でも思い出す。
とはいえ、私の思い出の中の両俣小屋は2019年豪雨の前の景色だ。
INOさんの話によると、まったく面影がないという。
ネットでも見たけど、小屋までの林道がもはや「道」ではなくなっていた。
小説の中の加賀美淑子の言動が、星さんそのものだと思った。(多少盛ってる部分もあるけど)
文字を読んでも星さんの声が聞こえてくる。
きっと、両俣小屋に行って星さんと酒を酌み交わしたことのある人がこの小説を読んだら同じことを思うだろう。
本を薦めてくれたINOさんとその友達のkaraさんとは、両俣小屋で知り合い今でも交流がある。
初めて会った2年後に両俣で一緒に酒を飲む目的のみで出向いたこともある。
星さんが言うには、私達4人は(私・品丸・INOさん・karaさん)は前世は兄弟だったとか(笑)
たしかに、初めて会った気がしなかった。
余談ではあるけど、初めて会ったのにそんな気がしない人とは仲良くなれる気がするし、交流がずっと続く。
両氏は、私が尾瀬の山小屋で働いていた時も泊りにも来てくれた。二人とも釣り師なのにね。
小説の中の事件は、おいおいおい、、、と突っ込みたくなる部分もあるけど、現代の世相を反映された内容で展開が早くて面白かった。
ちょっとネタばらしすると・・・アイドル好きの肥満体のオタクが、好きなアイドルに会うためにランニングや登山を始めるという部分がある。
いやぁ〜〜〜どう考えてもありえないでしょ。
目的のためには、そうすることもあるだろうか?
クライマックス近くにいろんなものと戦う加賀美淑子。圧巻である。
まさしく星さんである。
雨で山に行けない日は、ちょっと山岳小説の世界で山を感じるのもいいかも。