さくさく山日記

ランニング、時々山行記と自然の中で見たこと感じたことを綴ります。その他、日々戯言的なことも・・・

ヘラオオバコ

今時の白石こころーど

マイヅルソウ、ケタチツボスミレ、フデリンドウ・・・と新顔さんの紹介をしてきましたが、ここでちょっとブレイク。

連日のように朝の出勤時間はお天気が良い。
白石こころーどもいよいよ華やかな花のシーズンが終わり、新緑の季節が近づいてきた。
主役が変わっただけで花がないわけではない。

紅白花合戦

少しずつ色が落ち着きだしたヤエザクラと白い花弁を広がるエゾノコリンゴ。

エゾノコリンゴはたくさん植栽されてない。知る限りでも数か所のような気がする。
「白い桜かしら〜?」なんて思ったのはたぶんエゾノコリンゴかと思われる。

八重に囲まれ

青空に緑の葉を広げ白い花弁を写すのはエゾノコリンゴ。

ほんのり赤茶けた葉とピンクの花弁を重ねづけをしてるのはヤエザクラ。

エゾノコリンゴ

樹木の白い花は、なんだか涼やか。


ヘラオオバコ

足元にはヘラオオバコ。

今年はきれいな土星風になってるのが少ないなぁ〜。
黄色く飛び出ているのが雄しべの葯だよ。
円錐の上部は雌しべがひしめく。雌しべが受粉完了してから雄しべが出て来るんだな。
雄しべの出てない他のヘラオオバコに花粉を提供する。


ライラック

大通り公園では三年ぶりのライラック祭りだとか。

いろんな色があって各々名前がちゃんとある。覚えきれないけど(笑)

ライラックは本名はムラサキハシドイ。 リラとも言われたりするね。
私はライラックよりも先に「リラ」で覚えた。
札幌出身の漫画家「岩舘真理子」の作品の中で、美大に通う主人公の親が危篤に陥った時に
楽しい思い出が残るリラの花をもう一度見たい・・・と。
でも季節は冬でどこにも咲いてるわけもなく、主人公が模造紙いっぱいにリラの絵を描いて病室に向かうのだけど、間に合わなかったという内容だったように思う。
草花にまったく興味がなかったが、この「リラ」という名前の木があることだけは覚えていた。
ちなみにライラックは「札幌の木」に指定されている。

イチョウ

イチョウの木も葉がぐんぐん伸びてきた。

今年もたくさん実をつけるかな?

目立つ花ではないけど、こちらも今が見ごろである。

すずやかに

たくさんの葉っぱに囲まれて咲くので、あまり気にする人もいないのかな?

でもよーーーーく見ると・・・

宇宙人いっぱい

ちっちゃい宇宙人がたくさんいる。

ナナカマドだ。

七回火にくべても燃えにくいとか?
いやいや、、そうでもないようですよ。知人で実験した人が居て「そんなことなかった」と話してました。

羽状葉

典型的な奇数羽状複葉である。
先端に一枚あって、その下は対で2枚・・・のはずなんだけど、
写真の右上の葉っぱが先端の葉っぱがない・・・。

複葉は、実際は一枚の葉なのに、まるで何枚もの葉であるかのように小さな葉(小葉)に分かれているつくりをしている葉のことを言う。
なんとなくピンとこないと思うけど、落ち葉となった時に小さい葉をつけたまま落葉してるよ。
トチノキも同じで天狗の団扇みたいに落ちている。その状態でひとつの葉というわけ。
ちなみにホオノキも似たような葉の形だけど、こちらは輪生してるだけなので一枚ずつ落葉する。

森林浴

明るいグリーンで癒され効果抜群。


今日は久しぶりの定時上がりだった。順調に仕事進み過ぎ。
やりすぎると明日やることなくなるらしい(笑)。

少し遠回りしてこころーどを走った(チャリで)のだけど、何やら小さな黒い羽虫がたくさん飛び交っていた。
光が当たると虫がわんさか飛んでるのが見える!
その中につっこむような形になるのだけど、体中にその黒い虫がたくさんついて、、、気持ち悪!!
あの時間に居た人たち、みんな気持ち悪かっただろうなぁ〜。
ちょっと調べると・・・クロバネキノコバエだろうか??
刺したり、噛んだりはしないようだけど・・・

そろそろ虫が出てくる季節ですなぁ。
まあ、山にも行かなきゃ刺される心配もないのですけど、、けど、、けど?

手稲山の花 その3

今日は「白っぽい」花をご紹介。
だんだんマニアックな世界に突入していきますので覚悟してください。

フタリシズカ

藻岩山でも咲いているフタリシズカ  センリョウ科

名前の似ているヒトリシズカと違って、ちょっと大人っぽい印象の花である。
ヒトリシズカもそうだったけど、こちらも集まって咲いてることが多い。
葉っぱが大きくてふわっとした感じ。

ほわ

オニシモツケ バラ科

葉っぱが五裂して大きい。花は淡雪みたいに白くてふわふわしている。
群生することが多い花で、なかなか見応えのある景色になるよ。


オニシモツケ

小さな花の集合体。蕊も花弁も全部白いね。

雨の降った後とかはべちゃ〜っとしているので、なるべく晴れた日に見てみよう!
お花も一番いい状態で見てもらいたいと思ってるよ。

似たような花でピンク色のがあるけど、それはたぶんエゾノシモツケソウ。
葉っぱの形がちょっと違うのさ。
群生した花が一番印象的だったのは礼文島の桃岩展望台からちょっと先に行ったところの斜面。
夕焼けに赤く染まったオニシモツケの花はとてもきれいだった。

カテゴリーの道北の山⇒礼文島・利尻島あたりを覗いてみてね。

ヤマブキショウマ

ヤマブキショウマ  バラ科

葉っぱの形といい、花姿といいヤマブキショウマらしい株です。
せせらぎ休憩場所に咲いてたよ。


マイヅルソウ

マイヅルソウ クサスギカズラ科

登山道わきにたくさん咲いていたなぁ〜。
這う這うの体で歩いている時なんか、花ってすごく癒されるよね〜。


畑みたい

群落。 藻岩山は笹が邪魔してきれいな群落が見れなかったけど、手稲山のはマイヅルソウのみ。
これは見応えがありました。


ゴゼンタチバナ

男性が好きだという割合が多いゴゼンタチバナ ミズキ科

大きな葉っぱが対で2枚。その間に小ぶりの葉っぱが4枚。
6枚の葉っぱのところじゃないと花が咲かない。
4枚の葉っぱが茎につく葉っぱ。
6枚の葉っぱは花茎につく葉っぱ。
ついでに言うと白い花びらみたいなものは萼片だ。
たびたび出てくる萼片(がくへん)って何よ。と思うでしょ?
花の支えみたいなものです。

小さな花のかたまり

少しクリーム色した小さな粒粒・・・これが「花」なんですよ。
解りにくいが、ちゃんと4枚の花弁ももっている。
秋の結実を思い出すと、なるほどと思うはず。
赤い実がいっぱいつくでしょう?

同じような花で樹木のヤマボウシもそうだ。
秋になるとさくらんぼみたいな赤い実ができる。
花は上向きでなかなか見ることができないけど、庭木にもなってたりするのでよーく見てみよう!

ゴゼンタチバナ

花が咲いてる手前に4枚の葉っぱがそろってるね!

なんて知ったようなこと書いてますが、ついさっき知ったばかり!(笑)
人の話を鵜呑みにしちゃ〜いけないってことだね。疑ってみるべし。
加えて図鑑は良く読むことだ。


タニギキョウ

タニギキョウ  キキョウ科

あまり特徴のない花。少し地面が湿っているところに好んで咲くよ。
5枚花弁と柔らかそうなダイヤ型の葉っぱ。
わりと群生したりするので、森の中では見つけやすいかな。

コケモモ

コケモモ ツツジ科

「高山植物」の代表みたいな花が手稲山に咲いている!
光沢のある小さな楕円形の葉っぱ。花よりも「実」の方が有名かな〜。

ちりり〜ん

揺れたらチリリ〜ンって音がなりそうだ。

ヤブニンジン

ヤブニンジン セリ科

真ん中が雄花、まわりに両性花。

か細い

葉っぱがニンジンだね。

細い茎がひゅる〜んと伸びてめっちゃ小さい花が線香花火みたいに咲いている。
花の形がどうとかじゃなくて、この雰囲気だけでヤブニンジンだ。

ヘラオオバコ

道端で良く見かける ヘラオオバコ  オオバコ科

どこでも咲いてるから見るのは手稲山じゃなくてもいい。
とんがりコーンみたいなところに、下から花が咲いていく。
雌しべが受粉してから白い葯をつけた雄しべが水平につき出てくる。

ちょっと小難しい話をすると、雌性先熟という。
雌性期は雌花のみで、自分の花粉と受粉することを防いでいる。
必ず他のオオバコの花粉が飛んできて受粉が出来るというわけ。
雑草かと思いきやちゃんと考えて子孫繁栄をしてるわけだ。

ガラガラ

真上から見るとなんだか宇宙的じゃないですか?
土星のイメージなんだけど・・・誰も共感はしてくれないけどね。

ウマノミツバ

これでも花か? 花です。 ウマノミツバ セリ科

小さな花たち

小さな花が花束みたいに咲いてます。
中心部に両性花でそのまわりを雄花が咲いてるらしい。
ミツバというからには葉っぱが三つに裂けている。

ズタヤクシュ

ズタヤクシュ ユキノシタ科

花と実が混在してる。

水際ってちょっと絵になるよね〜。
暑さも忘れる? いやいや、暑いけどね。

青と緑

この濃い緑とちょっと霞んだ青空が暑さを感じさせるよね。

あれよあれよという間に、2021年の上半期も終わり下半期へ突入。
7月が始まりました。
北海道の夏山はあっという間。
さあ!遊びに行こう!

膝のかさぶたが・・・むず痒いです・・・
青タンもようやく薄くなってきました。

また明日〜



可愛い身近な花たち

雑草というには可愛すぎる。

だけど、外来種には変わりないんだな。

ヒメフウロ

花の形は、山で見るチシマフウロなんかとそっくり。

大きさはぐっとミニサイズ。

ヒメフウロ  別名 シオヤキソウ  フウロソウ科

姫風露の「姫」というのは、植物によくありがちな「小さい」ということを表している。

ちなみに花の径は1.5センチほど。

お顔拝見

顔に似合わず、茎やら蕚が毛深いです。

意外とワイルドなのかもね。 生まれはユーラシア。

ひとつの茎に二つずつ花をつける。

上の写真はひとつはまだ蕾。

葉っぱ

葉が3出葉で羽状。

明るい場所というよりも、少し日の当たらないところが好きなのか?

ちょっと日陰では、小さくてもとっても華のある花である。

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ オオバコ科

先端が雌しべ  雌しべが受粉すると雄しべが出てくる。 

白いのが葯 ということはこれが雄しべ。

写真のはちょっと雄しべが少な目だけど、花糸が伸びて土星の輪のようになる。

もちろんこれも原産地はヨーロッパ。

葉っぱがヘラ形である。 名は体を表す・・ヘラオオバコ。

アカオニタビラコ

アカオニタビラコ キク科

花は舌状花のみ。

可愛げに

キンポウゲの仲間かな?

いえいえ、、葉っぱを見ると一目瞭然である。

オッタチカタバミ

ハート型の葉っぱがふたつに折れています。

カタバミの仲間だということがわかります。

茎に毛がたくさんあることから、、、、

オッタチカタバミ と思われる。

こんなかわいい顔して、、北アメリカ原産だそうだ。

あれこれと色んな花が一気に咲き始めてきたように思う。

花たちもコロナで少し開花自粛だったのだろうか?


そんなわけないか〜〜〜。

仕事がら雑草を目にすることが多々あります。

地下茎

何だかは不明であるが、これぞ地下茎ってやつ?

地上に出てる部分は少しでも、掘ってみると、横に張り巡らされたもおが強さを知ることができます。

ながーい

小さなイモみたいな球根があり、そこから芽を伸ばしているのだろうけど。。。

左は、まだ半分新芽が土に埋もれていたけど、コテで球根まで掘り下げてみることに。

なんと! 新芽と球根までの長さが15センチはありました。

何が咲くのかな?

どちらさんもこれだけ根深いとなかなか駆除というわけにはいきません。

なんだか、外来種ってたくましいなぁ〜。


雑草という名の

雑草というと何を思い出しますか?
庭にボーボーと生えてきたぺんぺん草とか、道端に生えてるよくわからない草とか。
自分の目的に必要のない草を雑草と言いがちですね。

「雑草という草はないんですよ。どの草にも名前があってそれぞれ自分の好きな場所を選んで
生を営んでいるんです。人間の一方的な考えでこれを切って掃除してはいけませんよ」と
かの昭和天皇のお言葉です。

たしかに。

名前を知らなくてはすべて雑草・・・。
じゃあ〜名前を知ればいいんでないかい?

heraoo

ほらほら 道端に必ずと言っていいほど咲いてるでしょ。

ヘラオオバコ (オオバコ科)

白く飛び出ているのは「葯(やく)」 
これは4本セットになってる雄しべ。 雌蕊ができたあとに出てくる。

heraoobako

茎に近いところから咲きあがってどんどん上に移動していくのだそうだ。

風に揺れてる姿を見ると、スカートの裾をヒラヒラさせて踊ってるように見える。

原産地はヨーロッパなので、外来種。 日本全土でみられる、 日本制覇してるよ。
幕末に何かに拍子に入り込んじゃったのかしらね。
しかーーーも!ちょっと調べてみたら外来生物法とかで要注意外来生物なんだとか。
ありゃりゃ。(^_^;)

とは言え、自分の庭以外のものは許可なく刈ったり、抜いたりはできませんよ。

ヒメスカンポ

これもよく見かける雑草?

ヒメスイバ (タデ科)

スイバよりも全体的にいくぶん小ぶりなので「ヒメ」がついてます。

こちらもヨーロッパ原産の外来種。こちらは明治初期に帰化したのだとか。

ちなみに、帰化植物とはなんぞやと・・・
外来種のうち野外に定着したものを帰化種というそうな。

じゃあ外来種って?
海外から日本国内に持ち込まれた種に使われることが多いようです。

ヒメスイバ

群をなして咲いてると、これはこれできれいだったりする。

ヒメスイバ 花

ほ〜ら こんなに小さくてかわいい花を咲かせるんですよ。

タデ科の植物には、日本固有種みたいなものもあって難しいですね。


昭和天皇の言葉の意味として、
「どんな草にも名前や役割はあり、人間の都合で邪険に扱うような呼び方をすべきではない」
ということを言っているのだとか。

ふむ。。 なかなか深い言葉と感じるけどどうでしょうか。

人間社会にでも同じようなことが言えるわけで、
個人の都合、組織の都合で邪険に扱うような呼び方はすべきではない。
「バイトさ〜ん」 「パートさん」「ハケンさん」・・・
「バイト」という名前でもなければ「パート」という名前でもない。もちろん「ハケン」という名前でもない。
名前を知ることは、相手を知ることの第一歩だと思う。

すべてはそれからなんだけどね。
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